NO.4(作成:2001年8月24日)
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
平田 | Drek Zen | ||||
K.L.Choy | Thomas NG | 林 | 前田 | ||
HANA | Peter Yeung |
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(ホームテーブル) (オークション) Eの1Dオープンに対して、HANAはテイクアウトダブルを掛けた。 バルで、Nがパストハンドという事を考えると限界のダブルだが、これはアクションせざるを得ない。 Nがアンバランスな8点での、パートスコアの良い競り合いの機会を失うのは大きい。 さすがに、4423形で同じアナーなら、マッチポイントのノンバルでなければダブルはしない。 Wの1Sレスポンスに対するNのダブルはペナルティダブル。 4枚以上のSで、立派な6+ポイント見当。 Eの冷静な3Dのジャンプリビッドでコントラクトは決まりだったが、Eは3Nリビッドも考えたに違いない。 Dスポットは弱いが、8勝近くあり、レスポンスしたパートナーに2トリック期待するのはおかしな事ではないから。 (プレイ) 目に付くHスーツのAKからのリードを避けたのは、Nのハンドを4243の8点と想定して。 トランプの長いだろうパートナーにラフさせる事は、喜ばしいディフェンスとは言えない。 Sリードには生産性が無いのは、オークションから明らか。 たとえ、ダミイのSが寂しいものであっても、ディクレアラーをパンプするディフェンスのハンドでもない。 目標は、H2S1C2D0、H2S1D1C1の5個を目指して、Cトリックを作りに行くC10(J10のシークエンスは10から=ルジノフ(RUSINOW))を選択した。 芳しいCリードでなかったが、せめてHトリックをリカバーしようと、EのHJにHA、H9にローで抵抗したら、ディクレアラーのミスゲスで、NのH10が勝つことに。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Wの微妙なオーバーコールが、NSを4Hまで押し上げることに。 HANAならば、Wのハンドでは、さほど建設的で無い理由から、パスを選択する。 C良いフィットしたところで、単純に喜べない。 なぜなら、オポーネントも良いフィットが、SかDにあるという事になるわけだから。 Eの頃合いの良い4Cプリエンプティブレイズでまわってきて、Nは悩ましかったろう。 パス、ダブル、4Dが候補だったに違いない。 選択したダブルは、PABFの開始試合での奮い立つ気持ちをぶつけたものと感じた。 Nの再びのダブルに対し、HANAの選択はペナルティパスか4H。 EWの信用する10枚フィットのCを仮定すると、Nのハンドは、5431、4531、4441、5341。 トータルトリックは、19トリック見当と見る。 純粋にはペナルティパスが少し厚いのだろう。 だが、誤差による4Cダブルメイドの結果は、開始の試合でもあり、チームの士気への影響が大きいので絶対避けたい気持ちがあり、4Hのビッドを選択した。 (プレイ) CKに対するEのC2はカウント(奇数枚)、との説明。 S3−2、H3−2で、楽してメイクしたいと初心者のように願って、HA、HQでドロートランプに取りかかるが、2巡目にEがショウアウト。 S3−2で、SAK、S負けてエスタブリッシュしても、ドロートランプの後にNに渡るエントリが無いので、S活用するプランは駄目になってしまった。 残されたチャンスはDスーツ。 WのK10、Q10ダブルトンを期待して、SからD5をリードする。 WはDKで勝ち、D10をリード! 「いた!」という驚きと喜びで、ちょっと手が震えそうなくらいだった。 EはDQをカバーせずに粘ってくる。 Dフィネスの形だが、ドロートランプの後に、NからDリードしてフィネスする為のNに渡るエントリが無い。 でも、実はもうメイク模様だ。 なぜなら、Wのハンドをカウンティングすると、W:2425が本命。 Sスーツは、Eが3枚持っていそう。 ということは、、、。 そう、ドロートランプし終えた5枚の状態で、EはS3枚D2枚を守る為に、Cを捨てざるを得ない状態になる。 そこでEに、Sでスローインすれば、Dテナスにリードして貰えるのだ。 ストリップスクイズと一般に呼ばれている。 残りの5枚の状態を想像するのが実戦では分かりやすい。 Dスーツの幸運な配置を、しっかり手中にすることが出来て、心の中で小さなガッツポーズ! (ビジターテーブル) 「ハシム林の感想」Sの1NはウィークNT(12−14)。 Nのメジャーサインオフは普通の判断だ。 |
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(ホームテーブル) (オークション) 1Dオープンも考えるSのハンドだが、NSバルのディーラー、Dのミドルカードも弱いので、さすがのHANAもパスを選択。 4番手の1Sオープンに対し、2Dオーバーコールがありそうだが、弱い3枚Sは大きなキズ。 Nもパスした状態で、ここでの2Dオーバーコールは危険極まりない。 2Dを入れて得するシナリオを捜すのに骨が折れるといえよう。 明らかなパスを選択したら、Wもあっさりパスのカード。 そしてNも。 (プレイ) 1Sで売り渡したNは、普通3、4枚Sを持っているはず。 NがD3枚持ってたら、自分達に9枚フィットのDがあり、1Sのディフェンスなんか考えたくない。 そこで、希望的にNのハンドを、3415の10点、と想定し、オープニングリードを考える。 自分の弱い3枚トランプを活用したいので、Cシングルトンリードを選択。 HANAのシングルトンリードの選択率は、一般よりかなり低い、と思っている。 シングルトンリードする時は、まわりの条件が十二分揃っている必要があるからだ。 堂々と長いリードで戦えそうならそちらを選択する。 シングルトンは安っぽくリードしてはいけないものなのだ。 まあ、いうなれば、起死回生の一発狙い、といった勝負リードと考えている。 SのC3のリードに対し、NはC10をプレイ(サードハンドハイ)したが、これは疑問。 なぜなら、C3を分析すると、5枚目とは思えない。 3枚のサードベストがありえそうだが、SがQJ3からのリードで無い限り、NはC10をプレイする理由は無いからだ。 C2でカモン(Dノンカモン)しておくのが適切。 SAで勝ったNからDのリターンが来た。 7個取るには、どう見てもCラフは必須。 N:(Axx KQxx x xxxxx)を期待してディフェンスを想定。 DAQとキャッシュして明らかにし、Hアンダーリードし、Cラフ、Hで渡ってまたラフの手順がよかろうと、DQも取ろうとするが、失敗。 先にHアンダーリードが正しい手順といえる。 Nが(Axx KQx 10x xxxxx)でもダウンさせられるからだ。 NS協力の末のDJ8エスタブリッシュなのに、ディクレアラーは知らずに、Hゲスを外しに来たのは、緊張のせいと見て取れた。 (ビジターテーブル) 「ハシム林の感想」ハシムも、たまには1の代のオープンをパスすることがある、ということだ。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Nの1Nオープンに対して、Sのハンドは、あっさりテキサス4Dか、2Dジャコビーから2H、4Dリビッドのスプリンターリビッド模様のスラムトライか? DにHCPの全く無い虫の良いハンドを先ず想定してみる。 N(AQx Axx xxxx AQx)では、D1個負け、HQ発見すればのギリギリのスラム。 CQ、SQの部分は、ダブルトンでカバー出来たり、サイドスーツエスタブリッシュでカバー出来ることもあるが、楽観的に考えられる3枚目とは言えない。 N(Ax Qxx Axxxx AJx)ならとても良いスラムといえるが、あまりに完璧すぎる。 殆どパーフェクトに向かい合ってる時だけのスラム、と評価すると、スラムトライに動いてはいけない。 なぜなら、パートナーのスラムに関しての冒険心の豊かさを知っているからだ。 それと、所詮、1Nオープナーに向かって、3コントロールでのスラムトライは、コントロール不足を補う何かがもう少し必要なものだ。 |
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