NO.3(更新:2001年8月19日)
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
平田 | Drek Zen | ||||
K.L.Choy | Thomas NG | 林 | 前田 | ||
HANA | Peter Yeung |
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(ホームテーブル) (オークション) Eの2Cオーバーコールに対して、SのHANAは大人しいパスを選択した。 4枚Hあり、6HCPあるので、ネガティブダブルも候補だ。 4枚Cを持っているということは、パートナーのCは短いことが予測される。 こちらがダブルをしたら、パートナーは8枚フィット程度で相当頑張ってしまいたくなるだろう。 それには不足な強さだから、パスがベターと考えた。 もし、Nがリオープンダブルならば、2Hをビッドする予定。 Hの2Hでのリオープンは理論的、とみなされる。 ボイドでのリオープンダブルは、パートナーにペナルティパスされた時、余分なHの枚数とCボイドの誤差によって、しばしば不幸な結果を招く、と、トータルトリックのコーヘンさんは強く主張している。 ボイドでダブルするのが好きなHANAとしては、低い2の代以下でのリオープンダブルはして良いことにしている。 十分用心が必要なのは、3の代以上の2度目以降のダブルだ。 Nの2Hリオープンに対して、Sの3Hレイズは義務的で、パスは良くない、と考えてレイズした。 「疑わしきは、4枚サポートあればレイズ」の格言に従って。 Nは、Sが4枚Hと5枚Cあるような10点くらいもあるかと、4Hのゲームビッド。 Eのダブルは、心理作戦、投機的、感情的なものとみえる。 (プレイ) 1ダウンはやむなし。 (ビジターテーブル) EWで、5Cダブルメイドは見事! 思っていなかった得点ボードとなった。 「ハシム林の感想」:Wのハンドでレイズすべきか、どうかは疑問が残るものの、前田さんは、かなり強いハンドでもオーバーコールよりもダブルを選ぶことも多く、これぐらいをレイズしておかないとゲームルーズも多そう。 このハンドは、次のブレティンで、前田さんが詳しく書いているだろう。 |
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(ホームテーブル) (オークション) 実は、HANAのPABF開始のボードがこれ。 静かなスタート。 Eの強い2Dウィークジャンプオーバーコールだが、EWのパストハンドのオークションだから納得できる。HANAなら絶対1Dオーバーコール(立派な手で、Sでのプレイの可能性もある)だが、これは香港スタイルなのだろう。 参照)#5のW。Nは3枚Dを持っているので、リオープンすべき理由は特に無い。 (プレイ) オープニングリードが重要であった。 C109のシークエンスを示しながらリード(ルジノフでC9)するか、長さを示しながらのサードベスト(C6)をするか? Nがリオープンをしなかったことから、Nのハンドを、4333、4234と想定できる。 だが、C9かC6かどちらにするか決め手とはならない。 結局、指運でC6を選択。 偶然、ダミイのCQJを上手く捕まえることが出来てCで3勝、1ダウンさせる事が出来て、ちょっとほっとするスタート。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Eのリオープンパスは微妙か。 4枚Cあるからパスは有力。 でも、Wが2443くらいのオープンハンドをしていることもあるから、リオープン1N(11−14HCP)した方が良いこともある。 (プレイ) Wは当然トランプリードが普通と思われるが、やや安全気味なDリードを選択してきた。 Sをちょこちょこ触って、成り行きでプレイして、S1、H1、D2、CAと1回ラフさせて貰い、1ダウンですんだ。 |
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(ホームテーブル) (オークション) オポーネントは、ノンバル1Nオープンを11−13HCPで使っているので、Wのハンドは1Cオープンとなる。 2CのインバーティドマイナーレイズにWの2Nリビッドは、14−16HCP、バランスの紹介。 (プレイ) Nは、Sの長いスーツを狙ってリードするハンド。 NTのリードでは、目先の自分の長いスーツを機械的にリードするのでは無しに、「自分達の長いスーツ」を想像してリードすることが大事だ。 特に、弱いバランスしたハンドをしている時には。 まさしく、このNのハンドはそれに当たる。 良くて4−4、4−3フィット程度のSスーツのリードではダウンさせられる気分にはならない。 HかDリードが期待が持てるといえよう。 敢えてDリードをNは選んできたが、普通はHリードするハンド。 良い日には、SにHのAJの5枚Hだけでダウンさせられるからだ。 Dリードは、いろいろ条件が必要である。 Dリードを3回目にAで取ったディクレアラーは、Cスーツを走りはじめた。 Wが14HCPちゃんと持っているならば、Nに期待出来るのは、SA、SK、HKのうち1枚だけ。 SAを期待しても、C5D1H2で8個あり、ディクレアラーもS負けに行く一手だから、ダウンは望めそうにない。。。。 「落ち目が見えない」という気持ちと、「ある事情」があって、HANAの頭の中のカウンティングが変になり、ディスカードがデタラメになり、NにSディスカードさせてしまう事になった。 先ず、HQディスカードでHアナーシークエンスを教え、S8→S2→S10で、Sノンカモン(リバース)しながらカウント送れば、NはしっかりS守ったはず。 5メイドされて、ちょっと気恥ずかしい気持ちになったのを覚えている。 |
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《トトロのPABFこぼればなしコーナー》 #12ボードで、HANAのカウンティングが変になった「ある事情」とは? 実は使用されているカードが、いつもと違うインデックス(隅に付いているマークと数字等のこと)字体だったから。 日本のカードのインデックスは、わずかに左から1ミリ見えたら、どのカードか分かるようになっている。 ところが、今回使用されているカードの10の1の字体が、縦線一本でなく、上下に短い横棒が付いている。 アルファベットの大文字のIのように。 そのため、少しずらしたインデックスの10は、Kに思えてしまうのだ。 この#12では、知らぬ間に、「自分にSKがあるから・・・」と、カウンティングしているのに気が付いて、大混乱した。 しばらくしてなんとか慣れたけど。 他のメンバーはその事に気がついた? |
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