NO.2(作成:2001年10月11日)
バーミューダボール出場権獲得KOステージ
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
前田 | Li Xin | ||||
Zhou Qinghong | Liu Haitao | HANA | 平田 | ||
林 | Sun Shaolin |
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(ビジターテーブル) (プレイ) 残念ながら、Cリードは不幸なリード。 SJ、H3、D2も立派な候補だが、バランスしてそうなパートナーの4枚あるスーツがどれであるかの決め手は無い。 5枚Hあれば2Hオーバーコールしたかもしれない、5枚Cあれば2Cオーバーコールしたかもしれない、4H&4Cあればテイクアウトダブルを掛けたかもしれない、などの僅かな理由から全体を想像するしかない。 そして、HCPで優っているとは言えない自分達が7個取るためには、持っているHCPが有効に働く配置でなければならないから、、、などを希望的に考慮してリードを決定することになる。 さしずめ、ダミイ(S)がビッドしたSスーツを上手く挟める形ならば、非常に調子の良いディフェンスのスタートがきれるので、このようなホールディングとオークションでは、ダミイがビッドしたスーツをリードする筋がある。 |
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(ビジターテーブル) (オークション) Eのハンドをオープンするかどうか。 きっと、20年以上前ならば、多くの人がパスを支持したのだろう。 Aの無いハンド、4333形、EWバル、などを考慮した判断といえる。 HANAが持っていたらどうしたか? 弱気の虫が囁くことがしばしばあるのだが、怖がらず1Cオープンを選択する気持ちでいたい。 こんな微妙なハンドでのHANAの指針は;「オープンハンドらしきものは、オープンせよ」 このEのハンドは、2コントロールで、アナーも役立ちそうな位置にある。 Aが無い事は大きなマイナス要因だが、真っ当な12HCPを持ってパスは出来るだけ避けたい。 なぜなら、オープンして1Nリビッドのミニマムと表現するのと、パスをして後にフォローすることで強さを示すのを比較して、どちらが自分のハンドをよりパートナーに伝えられるか、と考えてである。 Nの1Hオーバーコールが入り、Eの2Nインビテイションに対して、Wはついでに3Nレイズした。 「2Nのコントラクトをプレイしてはいけない」 2Nをパスしてもいいのは、3の代で安全なスーツコントラクトがなさそうなオークションで、かつ、2Nもあまりチャンスが無さそうな時。 2Nくらい出来そう、と思う時には、バルのIMP戦では、3Nまでレイズするのが得策である。 (プレイ) H10のリードに、NがHAで上がらなかったのは上手いディフェンス。 EWの3Nは、見かけ以上に簡単ではない。 エントリの問題も抱えているし、CA、DAに負ける手順も大いに考えねばならない。 明るい材料は、NSのディフェンダーが、5個を取るのも結構大変に見えること。 HA、DA、CAの3トリックはあるが、SKとまだ何かを取らないと、5個取れないから。 ディフェンスの立場では、NS側のそれぞれのAを頃合いよくホールドアップするディフェンスが、ディクレアラーを苦しめるポイントになる。 Eの2回目のCQに、Nは長考の末、CAをホールドアップした。 CAで上がっても、Nからは有効なディフェンスがないのも大きな理由だろう。 DAに負けて、Sも少し展開して世の中が見えてきた。 最後のプレイは、Nが元々3523ならばCでスローインする事ができ、もしNが2524ならば、SKがドロップするはず、との読み。 Nを2524と判断して、SAを叩いて3メイドは立派なプレイだ。 |
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(ビジターテーブル) (オークション) Eは、5S&6Dだが、Wがパストハンド。 そして1コントロール。 すでに、EWに立派なコントラクトは存在しない可能性が高い。 そこで、Eは1Dオーバーコールで、WにDのリードショウイングをすることで満足する作戦をとった。 リードショウイング的なディフェンシブビッドをする時は、パートナーがパストハンドかどうか、どちらの側の、なんというコントラクトになりそうか、を十分予想して行動をするのがコツである。 やみくもに良いスーツをビッドすればいい、というわけではない。 (プレイ) HA、HKという取り方がキープレイである。 問題があるならH4−1の時。 Cで1ウィナーエスタブリッシュした時、そのCを取る(NのSルーザーをディスカードする)為のエントリとしてHQを残しておこう、という考えからだ。 実際、HA、HQと取った場合、CAK、CQに負けて、S→A、DをSでラフ、Wがオーバーラフ、の展開となったりするとダウンコースにはまる。 SのC9を取ることが出来なくなるから。 ただ、SがWから返って来た時、SA、SKも取ってしまってWのSをエリミネイションし、HKも取り、Dラフにゆけばいい。 そのプレイは、Wのハンドをカウンティングすれば、十分発見できるプレイである。 |
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(ビジターテーブル) (オークション) 競り合いでの、Sの2Cレスポンス(インビテイション以上の強さ)に対し、Wはゆったり2Hレイズをした。 Dボイドがあり、立派な3枚Hだからシングルレイズをする価値はある。 プリエンプティブな3Hジャンプレイズが、邪魔する上では良い仕事になるだろう展開だが、Eが良いハンドの時、例えば、2641、1642で; E(Kx AKxxxx Axxx x)とかで、NSの5C、5Dビッドに、5Hをかぶせたりする判断を刺激するのは避けたいと思った。 (プレイ) ディクレアラーは、悪い分かれを予想して上手くプレイしたようだ。 T2で、様子見にDQなどをプレイすると、すぐにEはDAで上がり、D9でダミイのDを逆狩りする。 ディクレアラーは、CA、CKでHディスカードをするだろうが、CKをラフし、Hが取れて2ダウンである。 (ホームテーブル) (オークション) Sの4Nは、DのRKCB。 Nの5Dは、0、3KCの返事。 そして; Sの林、曰く、「5Dに対する6Cは、プレイしたい、という意味にならないかなぁ?」 Nの前田、曰く「Dがトランプに確定しているなら、6Cは、Cのサードラウンドコントロールアスキングとか?」 (トトロ感想) 競り合いでは、二人だけの科学的ビッドシークエンスを全うすることが出来ないケースが多々起きる。 このケースのように、SはCでプレイしたいのだが、成り行き上、DのRKCBの格好でAを尋ねるしかない時がある。 十分なスペイスが無い場合、レスポンダーの本命スーツの6Cビッドは、「プレイしたい」、として扱う方が現実的なのでしょうね。 特に、5HでDQをチェックしにこない事が、6CをDのグランドスラムトライという可能性を低くしているようだ。 勿論、Sが; (Kxx x Axxx AKxxx)というハンドをしていることもあるかもしれませんが。 (プレイ) 上手く2ダウンに抑えた。 6Dが無かった(6Cの成否はSKにかかっている)ので、ビッド失敗の被害状況を低く抑えられる可能性があり、ついていた、といえる結果かも。 |
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