NO.1(作成:2002年2月15日)

バーミューダボール 2001

第2日目−第6試合: VS イスラエル戦 (#1〜#4)

2001/10/23(火)(17:20〜20:10)
(ホームテーブル) (ビジターテーブル)
平田 Israel YADLIN
Michael BAREL Yoram AVIRAM 前田
HANA Doron YADLIN
(トトロのチーム紹介のコーナー)
(HANAのイスラエルチームの紹介)
 HANAは、このイスラエルチームに関しての有用な情報は持っていない。 今回対戦した個人的印象を語ると、将来、上位に食い込む実力を持ちうる若手中心のチーム。 丁度日本と対戦したメンバー4人は、みな基本的にじっくりとブリッジをするタイプ(はっきり言って、遅い!?)で、時間が押していても、「我関せず」と飄々と構えている。 HANAのスクリーンメイトは、筆記による会話にも全然乗ってこないし、ただテーブルとカードだけ見て、ゆっくり黙々とブリッジをこなすプレイヤーだった。 ビジターテーブルのメンバー達も遅かったとの報告があった。 でも、そのペースに惑わされて、こちらが自滅しては、単なるこちらの負け。 どんなオポーネントでも、自分のブリッジをしっかりできるようになりたい。
(システム概要)
(ホームテーブル)
(バレル=アビラムのシステム概要)
(*)5枚メジャー。 1N:12−14(NV)、15−17(V)。
   ウィーク2D、2H、2S。  しつけのよいプリエンプティブオープン。
(*)フォースベスト。 悪いホールディングからは、セカンド。
   オッドイーブンアティチュード(奇数カモン)。 カウント、スーツプリファランスは普通。

(ビジターテーブル)
(ヤドリン=ヤドリンのシステム概要)
(*)5枚メジャー。 フォーシング1N。 1N:15−17。
   マルチ2D(ウィーク2H/S、ストロングC/D、ストロングバランス)。
   タータン2H/S/N。
(*)フォースベスト。 悪いホールディングからは、セカンド。
   オッドイーブンアティチュード(奇数カモン)。 カウント、スーツプリファランスは普通。

(ボード)
(ホームテーブル) 
2C E3 −110
 W  N  E  S
 B  平  A  花
    P 1C  P
1D  P 1S  P
1N  P 2C  P
 P  P
 OL:
1:D3 D4 DK D7
2:DA DQ D2 D5
3:D10 C9 H2 D6
4:CK C2 C3 C7
5:HJ H3 H7 H4
6:H5 HA HQ H6
7:CA C4 C10 C6
8:C5 CQ H9 C8
9:HK H10 S8 H8
10:D9 DJ CJ S2
11:S9 S3 SJ S7
日本:−1 IMP
#1
ディーラーN
ノンバル
754
10964
AKJ10
107

J6
KQ7
98654
Q43
AK98
J5
Q7
KJ986

Q1032
A832
32
A52

(ビジターテーブル)
1N W1 +90
 W  N  E  S
 林  I  前  D
    P 1C  P
1D  P 1S  P
1N  P  P  P
OL:
   
1:DK D7 D3 D4
2:H10 H5 H2 HQ
3:C3 C7 CK C2
4:C6 C5 CQ C10
5:C4 S4 CJ CA
6:D2 D5 DA DQ
 :DJ、10。
9:H4→HA
(ホームテーブル)
(プレイ)
 Eの2Cのコントラクトに対するオープニングリードは悩ましい。 アンビッドスーツであるHのAのアンダーリード、ほっこりした4枚Sの内容から、WでのSラフを防ぐトランプリード、Nに長さと内容が期待できるDリード、それぞれに訴えるものがある。 明るいディフェンスが期待できるホールディングでない時は、自分達にとって都合の良いアナーの配置を期待して、ややパッシブリードか、思い切った大胆リードのどちらかの方針を選択するべきだ。 従って、大胆に行くならH3、パッシブな方針でゆくならD3、またはトランプのC2となる。 スタートのボードということもあり、じっくりとD3を選択した。 トランプを選択しなかったのは、Nに多少内容のある3枚(Jxxとか)Cを期待しているからだ。 3−5フィットしているCを仮定しては、2Cのディフェンスに楽しみはない。
 T11の、SのS3は明らかなミス。 SQでアップして、しっかり2メイドに抑えるべき。

(ビジターテーブル)
(オークション)
 Wは、Eの1Sリビッドに対して2Cプリファーの選択もあった。 1Dレスポンスに対する1Sリビッドは、4枚Sと5枚以上のCを保証しているから。

(ホームテーブル) 
1N S2 +120
 W  N  E  S
 B  平  A  花
       P 1N
 P  P  P
 OL:10
1:C10 C3 C5 CQ
2:DK C2 D4 D8
3:DQ C6 D6 D2
4:DA S2 D7 D3
5:D9 S9 D10 D5
6:DJ S5 S3 C7
7:H4 H2 H10 HJ
8:CK CA S7 C9
9:S4 SQ SA
日本:+1 IMP
#2
ディーラーE
NSバル
104
94
J10764
A843

J92
KQJ8
−−
KJ10762
KQ75
A762
8532

A863
1053
AKQ9
Q9
(ビジターテーブル)
4H E/2 −100
 W  N  E  S
 林  I  前  D
       P 1N
 X  P 2H  P
3H  P 4H  P
 P  P
 OL:
1:DA H8 D4 D2
2:S2 S10 SQ SA
3:DQ HJ D6 D3
4:S9 S4 SK S3
5:C5 C9 CK CA
6:D7 D5 D9 HQ
7:CJ C3 H2 CQ
8:H6 H3 HK H4
9:SJ H9 S5 S6
10:DJ D8 DK
(ホームテーブル)
(オークション)
 Sの平凡な1Nオープンに対して、スクリーンメイトのWが30秒近くビッドを考えた。 オポーネントの1Nに対するディフェンシブビッドをその間に研究すると、「MULTI−LANDY」なるコンベンション。 ダブルはペナルティ、2Cは両メジャー、2Dはどちらかのメジャーが6枚、2HはH&マイナー、2SはS&マイナーだった。 なるほど。 結局パスしたのは、これらに向かないハンドパターンなのね。 実際このWのハンドは、出て行きたいのだが、適当なビッドが、そのコンベンションには無い。 2Hは、普通、5枚H&4、5枚マイナーとなるから。
 Eのリオープンの位置でのパスは、HANAの目からは信じられない判断だ。 2Cの両メジャーを示すコンベンションで出て行かないで、何が楽しかろう、である。 EWノンバルだし、1Nのディフェンスになった時、大抵、WからCの振り込みリードがくるだろうし、もし、メジャーのフォースベストが来る時には、自分達のメジャーフィットのパーシャルコントラクトがあるそうだ。 どちらにしろ、1Nで売るべきでは無いハンド。
「1Nパスパス、簡単に売るべからず。」

(プレイ)
 どうせ8個しか取れそうにないのだが、敢えて終盤近くまでプレイをすることにした。 理由は、なんかの間違いということもあるし、オポーネントのカーディングの傾向を見るため。

(ビジターテーブル)
(オークション、E前田の感想)
 Sの1NオープンにWがダブル。 これはどちらかの4枚メジャーと5枚マイナーのオープンハンドの約束。 Eの2Hはメジャーのパスオアコレクト。 普通ここで終わるはずなのに、3Hレイズが返ってきた。 パストハンドでこれより良いハンドはないと、4Hに乗っかってみると、意外に弱いダミイ。 H109が自分のハンドにあればもっとチャンスは多いのだが。 Cのゲスも外して2ダウン。 2Hで終わっていたなら、取りになる可能性が十分あるので、Wのレイズはどうだったか。

(ホームテーブル) 
4H W/1 +100
 W  N  E  S
 B  平  A  花
          P
1H  P 3N  P
4H  P  P  P
 OL:10
1:D10 D7 D4 DK
2:S10 SA S7 S6
3:S5 SQ S3 S9
4:HQ H2 H3 HK
5:CK C3 C9 CA
6:D2 D5 DA D3
7:H9 H6 H7 HJ
8:CQ C6 C4 C5
日本:+12IMP
#3
ディーラーS
EWバル
A54
KJ5
J1065
KQ2

109
A10873
K2
A1085
KQ7
Q94
AQ97
J63

J8632
62
843
974

(ビジターテーブル)
4H W4 +620
 W  N  E  S
 林  I  前  D
          P
1H  P 2D  P
2H  P 3H  P
4H  P  P  P
OL:
1:CK C3 C4 CA
2:H3 HK H4 H2
3:CQ C6 C7 C5
4:C2 CJ C9 C10
(ホームテーブル)
(オークション)
 Eの3Nレイズは、3枚Hの13−15、ゲームフォーシングとのこと。

(プレイ)
 Nは、NS側のHCPの殆どを持っていると予測できるハンドをしている。 N自身で4トリック取る作戦がオープニングリードから試されている。 HKJが2勝できるかどうか、SAは取れるとして、CKQも2勝の可能性がある。 Dはソフトなバリューで、EW側のDのウィナーは3勝に留めることができるだろう。 さて?
 実戦では、NはD10。 ルジノフアナーリードの約束だから、J10xからは10を選択するのが普通のリードということになる。 ディセプティブなDJの選択をするのも自由な状況であるが、ディクレアラーに短いDスーツのリードと読まれて、そのDスーツのラフを避ける意味で、HA、Hとプレイされるのも、Nにしてみると嫌なところ。 出来れば、実戦のように、Hダブルフィネスをゆったりしてほしい。 従って、Nは短いと想像されるリードは好ましくない。 D10の選択は良い判断だ。 WもT2で、S1個スチールを狙ったが、NはすかさずSAでアップ。 そして、Sでイグジットして、Eにリードを入れたところが妙なるディフェンス。 EからHダブルフィネスをし向けたのだ。 HQを流して、HKで勝ったNは、おもむろにCKをリードして4個目のウィナー作りに。 ディクレアラーは、SにHJを期待して、Hダブルフィネスの2回目にすべてを託しプレイした。 HAを叩いて、D9でフィネスするプランはメイクするが、Hダブルフィネスを選択するの自然ではあろう。

(ビジターテーブル)
(プレイ、E前田の感想)
 ビッドが終わってから、Nが「2Dは5枚保証するのか?」から始まって、「2HはGFか?」。「3Hと4Hの違いは何か?」と尋ねまくられる。 ちゃんと説明を書いても、なかなか理解してこない。 それを見かねて、イスラエルのスコアラーがフォローしてくれる。 (彼は完全に理解してくれていたので、私のプアイングリシュのせいではない。) 10分近くかけて選んできたオープンニングリードはCK。 T2で、WからのスモールHのリードに、Nは参った、であった。

(ホームテーブル) 
4S N5 +650
 W  N  E  S
 B  平  A  花
 P 1S  P 2C
 P 2S  P 3S
 P 4S  P  P
 P
 OL:
1:D4 D8 DA D3
2:H10 H7 HA H4
3:H2 HQ H6
日本:−1 IMP
#4
ディーラーW
ボスバル
KJ9632
KJ7
K63

85
10986
AJ109
J64
10
A532
Q7542
K105

AQ74
Q4

AQ9872

(ビジターテーブル)
4S N6 −680
 W  N  E  S
 林  I  前  D
 P 1S  P 2C
 P 2S  P 4D
 P 4S  P  P
 P
 OL:
1:HA H4 H6 H7
2:H2 HQ H8 HJ
3:S4 S5 SK S10
4:C3 C5 CA C4
5:C2 C6 SJ C10
6:S2 D2 SA S8
7:CQ CJ S3 CK
   
(ホームテーブル)
(オークション)
 個人的には、4枚サポートのあるハンドは、ダイレクトレイズでそれを先ず知らせるべきだ、という考え方を持っている。 2CレスポンスからNの2Sリビッドに対する3Sレイズ(スローアライバル)は、スラムに興味を示しているレイズだが、重要だろう4枚目のSは示せない。 ダイレクトレイズでの選択は、ジャコビー2Nレイズがあるのだが、敢えて、Cスーツの紹介から3Sレイズにしたのは、CKのキュービッドが返ってくるかどうかが、6Sへ鍵になる、と見たから。 3Sレイズの代わりに、4Dスプリンターレイズも魅力的ではあったが、こちらで主導権を取る3Sレイズに、4Cのキュービッドが来なければ、どうせ大したスラムは無いだろうという見当をしていた。 3Sレイズに、4Cは4D、4Dなら4S、4Hなら4Sの予定。

(ビジターテーブル)
(プレイ)
 EのHAに対して、WのH6はHカモンになる。 WはH10のアナーで、オビアスシフトスーツ(この4SではC)で無いスーツ、即ちDスーツのカモンをすることも出来たのでは? 同時に、H自身の内容も伝えることもできる。 マッチポイントならば、Dシフトは必須。

Totoro-Home << Back  Next>>