NO.2(作成:2002年2月28日)
バーミューダボール 2001
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
平田 | Israel YADLIN | ||||
Michael BAREL | Yoram AVIRAM | 林 | 前田 | ||
HANA | Doron YADLIN |
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(ホームテーブル) (オークション) Nの1Nオープンは普通。 Sの2Dジャコビートランスファーに対して、Nは3HのジャンプアクセプトをするのがHANA好み。 (3433)だが、6コントロールは魅力的。 Sがアンバランス(5521、5431)な、5−8点の時、2Hならパスだが、3Hなら4Hのゲームに行くチャンスが広がる。 例えば、Sが(xx Qxxxx Axxxx x)、(x Qxxxx Qxx Kxxx)のハンドの時など。 (プレイ) T2で、SからH4の代わりにH10をリードしてみるのは、ネコダマシ的効果が希にあるかも。 実戦のSからのH4に対して、WがH6をフォローした時だが、Dラフが無ければ、H2−2、H3−1はOKなので、WのHQJxxに備えて、ディープフィネスをするのは考慮されるハンド。 でも、H3で無くH6のフォローだから、WのHQJ63は無さそう、と判断してHAで叩くのは普通。 HAKの後は、ビジターテーブルでされたCQダブルトンを試すボーナスプレイは逃してはならない。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Eの1Hオープンに対して、Sの1Sオーバーコールは魅力的には見えない。 Nがパストハンドで無いので、つまらないオーバーコールは慎みたい状況だから。 1Sオープンに近いバリューがあるとか、8、9点でも(5134)をしているとか、5−5の2スーターであるとかでなければ、ここでアクションするメリットはさほど無い、と考えている。 Wの3Cはアーティフィシャルレイズで、3枚Hサポートのリミットレイズか、4枚Hサポートの6−9点。 Nは立派なハンドなので、ダブルでCスーツを紹介する(3Cオーバーコールするごとく)チャンスであった。 (プレイ) T2のNのS2のリターンでは、いろいろ考えるところ。 Eが3枚S持っていて、Sラフが実現すれば話は易しいが、Eが3枚Sを持っていたら、すぐにSKをカバーするだろうか? Dリターン、CAキャッシュ、Cアンダーリード(C9とか)、そしてSリターン、それぞれ考える価値のあるディフェンスに見える。 残念ながらディフェンスの決め手に欠けるのは、NS側のオークションでの情報交換不足に責任がある。 このハンドのディフェンスでは、1IMPの損で済んだのだが。 |
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(ホームテーブル) (オークション) このSのハンドは、ウィーク2Sオープンされることを喜ばない。 パートナーが、5枚以上のHスーツを持っている時に、プレイアブルな3枚Hサポートと、その時こそ非常に有用となるCシングルトンを持っているのが大きな理由である。 2Sオープンすることで、自分達の良いHフィットを逃すことの損は計り知れない。 パートナーが、(x Axxxx AKx Axxx)などで、4Hの代わりに、3N、4Sをプレイすることがあってはならない。 Eの1Cオープンに対して、おもむろにウィークジャンプ2Sオーバーコールをする判断はあるが、今さらプリエンプティブするメリットは少ないと考え、HANAスタイルな1Sオーバーコールをした。 Wの慎重なパス(積極的なネガティブダブルはあり得る)に対して、Nのパスはどうだったか。 自然な1Nレスポンスすることに問題は無い。 (プレイ) Sリードの振り込みが致命的。 (ビジターテーブル) (オークション) Sのマルチ2Dオープンから、Nのパスオアコレクトの2Hレスポンスに対するEのテイクアウトダブルは賛成。 単に2Nオーバーコール(15−17)よりも良いハンドだから。 Sの2Sコレクトが流れてきてのアクションだが、2Nと3Cビッドは微妙なところ。 Wの3Cステイマンからの積極的ゲームビッドは納得するアクション。 (HANAの7IMP失点の感想) Sのハンドでウィーク2Sオープンしなかった事が、直接では無いにしろ、結果的に失点の原因となった。 「ウィーク2オープンした事による失点」のサンプルはたくさん持っているが、オープンしなかった事による失点の例は少なかったので、ちょっとした驚きだった。 オポーネントを押し上げて、ダウンをさせないといけないディールの場合は、確かに。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Wの1Hオープンに対するNのアクションだが、ダブルしてC紹介か、2Cオーバーコールから後のダブルか? 3136形では、立派な17HCPがその判断の境目と考えている。 (AQx x KJx AKxxxx)がボーダーハンド。 Nのダブルからの3Cビッドに対して、Sは微妙な3Nのゲームビッドを頑張った。 3Cより3Nの方が、SのHのホールディングを生かす事が出来るし、同じ9トリックなら、ゲームボーナスを目指すのは自然な積極的判断だから。 Eにペナルティと思しきダブルをされ、逃げるべき確かな理由も無いので、それをスタンドすることになった。 (プレイ) ハンドのSQで勝って、利いてないだろうCKフィネスをするという馬鹿正直なプレイは、紛れの無いディフェンスとなって、2ダウンの結果。 Eのダブルについてだが、試合における「アクションダブル」と呼べるものかもしれない。 というのは、このダブルが成功した場合、実質のIMPの得以上に、オポーネントに与えるプレッシャーによる得が期待できるから。 白状すると、現実に、#7、#8の失点を少なからず意識することになり(「気にしないで」と、心では思っていても)、この試合のその後の変調の原因となったことは否定しない。 (ビジターテーブル) (オークション) Eの3Dレイズは、悩ましい判断。 「4枚サポートは極力レイズ」という教えもあるし、「8枚フィットで3の代をかぶせず」という教えもある。 CKの4枚もあるので、3Dレイズを辛抱する方がいいのだろう。 WがCシングルトンだったり、5枚D持っているような競るべきハンドの場合ならば、リオープンでWが頑張ってくれる可能性がある。 |
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