NO.4(作成:2002年1月20日)
バーミューダボール 2001
(注意:高野、林、前田から送られた原稿を元に、トトロ流に多々編集した文章であることをご承知下さい。)
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
高野 | Andrei GROMOV | ||||
Mikhail KRASNOSELSKII |
Alexander DOUBININE |
林 | 前田 | ||
清水 | Alexander PETRUNIN |
|
|
|
||||||||||||||||||||||
(ビジターテーブル) (ホームテーブル) (オークション、N高野の感想) Nの3Dオープンは、S+Dか、H+Cの2スーター。 Eのダブルに、Sの4Cはパスオアコレクト。 ここまでは決めていた。 Wの4Hに、Nはパスした。 このNのパスについてはよく決めてなかった。 普通このパスは、S+Dを示すだろうと思ったのと、Sの4Cは、S+Dの時は4Dをやろう、かもしれないと思ったからだ。 S清水「Sの4Cを聞いたら、Dの時に5Dになる可能性があるけど、4S言って良かったんじゃない? 4Cって、H+CならCでプレイすることになるので、Hはあまり持ってそうにないよね。」 (トトロの感想) Wの4Hに、Nが4Sをビッドしたりしていいものだろうか? Sからは、NはS&Dの2スーターだろうと見当のつくところ。 4Sをビッドするかどうかは、Sの判断だったのでは? 全体で19トリック近いのがSから分かったので、おもむろにSの4Sビッドはあった。 Eのダブル(単なるバリューショウイングだろう)に対して、Sは3Hのパスオアコレクトをビッドするのは? 少なくとも、Nの2スーターが何であるか、確実に判る展開にはなる。 (プレイ、N高野の感想) Wの4Hに対して、NはSKをリード。 Nがこのハンドで、Sは4枚Cくらい持ってそうで、Cリードはあまりイメージしなかった。 だが、大外れ。 (トトロの感想) SKのリードには同情する。 Nからは、S(2344)程度を想定するところ。 Sの4Sの競り合いが入って、Wの5Hになったならば、Cリードも考慮することになっただろう。 (ビジターテーブル、E前田の感想) (オークション) Nにタータン2Sでオープンされて、Eは15HCPの(2245)。 Sスーツに1ストッパーしかないが、2Nで頑張ってみたら、Sの3Sレイズ、Wの4Hになった。 Cのシングルトンリ−ドからCを2回ラフられて1ダウン。 Sの3Sレイズがなければ、テキサストランスファーを使ってEがディクレアラーになれたのに。 と思っていたら、NSの4Sが落ちないことが判って、まあいいか。 けど、サクリファイス模様のつもりでEWに5Cをビッドされたら? −100のスコアは、得点になっているかもしれないし、失点になっているかもしれない結果。 チームメイトは、何でオープンするんだっけ? (トトロの感想) Eの2Nオーバーコールは普通の選択でしょう。 Sの3Sはややぬるい競り合いの判断。 10枚Sフィット、マイナーの8枚フィットの2スーターフィットで、Sの内容が悪い点(ピュアでないかも)は差し引いても、19トリックの判断をすべきところに見える。 |
||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||
(ホームテーブル) (オークション) Eのポリッシュ1Cオープン、Wの1Dは、ネガティブ0−7。 (ビジターテーブル) (オークション、E前田の感想) Eの1Sオープンに、バッドプリエンプトの4Sレイズ。 Eのハンドは、スラムを狙うほどは強くない。 (プレイ) ロシア得意の、大したスーツでない事を示す、C7(悪いホールディングからはセカンドベスト)のオープニングリード。 5メイドを目指してのプレイだが、HKの位置のゲスを外した。 T7では、WからHQは是非リードしたい。 気楽なオポーネントなら、HKを乗っけてくれるかもね。 |
||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||
(ホームテーブル) (オークション、N高野の感想) NSバル。 Sのパスに対して、Wが4Hオープン。 しゃあないと、4Sをビッドすると、Eが5Hレイズ。 そしたら、Sが6Sジャンプ! あっという間にスラムに到達した。 SのHはボイドだろうから、良いコントラクトの手ごたえがある。 だが結果は、Cダブルフィネス模様が抜けて1ダウン。 (トトロの感想) Sの6Sジャッジは普通。 Hボイドなので、NにH以外のHCPが11HCPあれば、ボーダーの6Sにはなっているはず。 また、大胆に6Sをビッドすることで、仮に出来ない6Sであっても、オポーネントの7Hを誘ってダブルを掛けるチャンスもある。 (ビジターテーブル) (オークション、E前田の感想) Wが4Hオープン。 Nの4Sのオーバーコールに対して、EはSボイド、H3枚あるので5Hにおつき合いした。 5S、パス、パスに、6Hでまた付き合ったら、Sに6Sまで付き合われてしまった。 言うならさっさと言ってくれぇ! ダブルするのはオポーネントの思うつぼかと、冷静にパスした。 さてリードは? (プレイ) 結局、DAをリードしてみたら、ダミイにDK、そしてNのハンドでラフられ! お得意の「押し上げて作らせる」パターンが始まっちゃったか? ここからメイクするプレイがあったようだが、Nは長考の末、Cのダブルフィネスに来てくれたので1ダウン。 (トトロの感想) Eから見て、6S売りは頃合い。 なんかの拍子に、EWの6Hがメイク形ということもあるかもしれないので、6Sにダブルするのも悪くない。 ただ、オープニングリードは、パッシブなHリードでいいような気がする。 トランプがあれば、それをリードしたいハンドだし。 (トトロ補足) DAの後、6Sをメイクするプレイとは? DAをラフし、Hラフ、SでNに渡って、Hラフ、SでNに渡って、Hラフ、ここでDK10を残したまま、Dラフ、そして、Sを取る。 ラストのトランプの局面は以下。 S8 H−− D−− CAQ52 S−− S−− HAQJ H−− DQ DJ9 C7 CKJ8 S−− H−− DK10 C1096 Nから最後のS8をリードして、SからC6をディスカードするプレイに対して、Eは良いディスカードがない。 Eが何をディスカードしても、NからC2をリードする展開でメイクできる。 さて、このプレイはダブルダミイだから? S2−0、H7−3はほぼ確か。 D3−6か、2−7かは不明瞭だが、EWのDとCの持ち方が、(W:2D2C−E:7D3C)、(W:3D1C−E:6D4C)を比較すれば、後者の可能性が高い。 そして、WのCがアナーであるよりスモールの可能性が高い。 だが、全部想定出来たとしても、このエンドプレイをテーブルで読んで、そして決断するのは難しい。 |
||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||
(ホームテーブル) (オークション、N高野の感想) EWバルで、Wが2N(=マイナーズ)オープン。 Nでパスしたら、Eが3C。 パス、パスで流れてくる。 パスで売ってしまった。 3Hリオープンするべきなのかな? 綺麗だが、5枚Hなのと、サイドにルーザーが多いのを嫌ったが、どうなのでしょう。 フリーランでは行かないような4Hだが、ダウンしない。 S清水「2AのこのSのハンド、3Cにダブルだったか?」 (トトロの感想) Nの二度のパス、Sのパス共に納得する判断。 お互いもう少し何かあれば、というハンド同士が向かい合っている。 Nにしてみれば、6枚Hだとか、Cシングルトンだとか、SJがSKだとかなら。 Sでいえば、(4432)だとか、HQでも付いていれば、でしょう。 2スーターオープンが完璧に成功した、見本ともいえるディールですね。 「オポーネントの大当たりには逆らわず」 (ビジターテーブル) (オークション、E前田の感想) Nに1Hオープンされて、頑張られて4Hまで行かれてしまった。 H4−1ブレイクでもダウンしない。 H9があれば、まだチャンスなんだが。 こちらだけバルではいかんともしがたい。 飛び道具があれば、だが。 (トトロの感想) 全く仕方無し。 自らのミスによらないオポーネントの大成功は、一切気にしないのが大事。 当たりハズレもあって、最終的には、お互いのミスの数で勝負は決まるものだから。 |
||||||||||||||||||||||||
|
Totoro-Home << Back Next>>