NO.4(作成:2001年12月28日)
バーミューダボール 2001
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
平田 | Michael CORNELL | ||||
Stephen BLACKSTOCK |
Stephen HENRY |
高野 | 清水 | ||
HANA | Malcolm MAYER |
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(ホームテーブル) (オークション) Eのストロング1Cオープンから1Nリビッドは、15−17のバランスハンド。 Wの2Dはジャコビートランスファー。 Wの2Sはナチュラルビッド。 (プレイ) SはC2個キャッシュして様子を見た。 NのC4、C2のカーディングは、Cノンカモン模様で、Cダブルトンでは無い。 Sから見て、C2個、HAの1個の他に、4個目のディフェンシブトリックはどこだろう? 点数的に、EにSAはある。 H、Dをリードするのは味消しなので、怪しくSJ(普通はSQ)をリードしてみたが、EのSAで勝たれて、EからHをリードされては、HAしか取れない形。 WからトランプのHを触る状況になってくれれば、H3−H10(J)−HQ−H7!というディフェンスがある。 HAで捕まえずに、スムーズ(大事)にHローをプレイすれば、Eから見て、(N:A10−S:J87)、(N:AJ−S:1087)という配置が十分考えられるところ。 EからのH2のリードに、H8をプレイすれば、WからHローをプレイして、NのHAをオブリガトリーフィネスする可能性が大いにあったろう。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Eの1Hオープンは、4+Sを示すオープニングビッド。 Sの選択としてナチュラルな2Hオーバーコールもあるが、それよりも良いハンドと評価して、先ずはSに対するテイクアウトダブルの意味になるダブルを選択した。 Wの3CはCのプリエンプティブビッド。 それが流れてきたSは、オポーネントスーツのSとCに無駄点が無いことを理由に、当初のプランの3Hで無く、4Hをビッドする判断をした。 (プレイ) 恥ずかしながら、CKのリードが来てダミイが開かれた時点のプレイチャンスは、WのDJ(Q)xxくらいと思ってしまった。 それも、WがD9にDJ(Q)をカバーし忘れるという仮定付きの。 従って、D9を流して、EのDQが出てきた時は、調子が良いと思った。 Eからの平凡なCリターンをラフし、もう一度Dをプレイすると、WからD8で、EのDAに負け。 おもむろに、トランプリターンが来てHAで勝ち、HKも取るとH2−2。 そこは立ち止まって、エクストラチャンスを考えるべき時だった。 EがDAQJを持っていてDQで勝つのは当然だろうし、もっと重要なことは、Eは5枚S&4枚Dだけでなく、4枚S&5枚Dの可能性(カナッペ)が大いにあることを失念していては話にならない。 T7では、SKをプレイするのがチャンスを広げる当然のプレイ。 EがSAをホールドアップすれば、更にSをリードし、Eにスローイン出来る可能性がある。 T7でSKをリードしたとすると、EはSKをSAで取り、WにS9を期待してS3をリターンする上手いディフェンスはあるが、それは本当の死体検証でしかない。 |
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(ホームテーブル) (プレイ) T6で、CJにCKをカバーしないのがよかったかもしれない。 更にCを続けてくれる可能性が無いとはいえないから。 (ビジターテーブル) (プレイ、W高野の感想) WはCJのリード。 CJを勝たされて、2トリック目にS10にシフトした。 まだSのH5枚が分かってないし、Nで2回Hラフされるのを嫌った。 SQでSが勝って、HAK、HをS9でラフし、EがSKでオーバーラフ。 ここでEは、Dスーツが振り込みの形(SがDQ10)を避けて、S3のリード(SJで無く、わざとSKでオーバーラフしたプラン)をしてきたが、ディクレアラーは、長考の末にS4をプレイして勝たれてしまった。 後は簡単で、DでNに渡ってCをラフすれば、SA、S8も取れるので、丁度2メイド。 うまくやられたか。 |
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ホームテーブル) (オークション) Wの1NはウィークNT(12−14)。 Eの2Cは普通のステイマン。 (プレイ) T3で、EのCQを自然にCAで捕まえて、SのHANAは考えることになった。 わざわざ、WからCをプレイしてきたことから、Cスーツは実際の形だろうと想像がついた。 Dスーツに関してはハッキリとはしない(NのD3はカウントでは無く、Hコンティニューに否定的でないというスミスエコー)が、WはDAKQは持ってそう。 ゆっくりしているとC負けに来られて駄目そうと考え、最終的には、W(xxx 97x AKQJ K98)を期待してSリードしたが、実際はそれは、イージーな9個目を与える寂しいリードとなった。 反省するに、WがH2枚のチャンスは大いにある(実際のH97ダブルトン)ので、HリードをすることでEへのエントリを制限して、SKJのゲス勝負に持ち込むのが最善だったのだろう。 もしSがもっと上手であれば、T3で、C8−C3−CQ−C2!という華麗なプレイもあるのだろう。 スムーズにEのCQをSが見送れば、(N:A3−S:J102)という状況も大いに想像させるので、返す刀のCがプレイされた場合、C4−C10−C9−CJと展開した可能性は考えられる。 その方がディフェンスチャンスは多い。 (ビジターテーブル) (プレイ:ダミイのW高野の感想) SからSリード。 NのSQをSKで捕まえたEは、すぐさまCローをリードした。 ここで、Sが長考に入った。 CAで上がられるとやばいのは、「ダミイ目」にもあきらかな感じ。 「セカンドハンドロー!」と念を送ってみるが、長考でじらしたあげく、CA。 そしてSAを叩かれ(NのS10アンブロックは必須)、1ダウン。 「Sのメイヤーおじさん、この試合やけに冴えてない?」 |
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