NO.3(作成:2001年12月21日作成)
バーミューダボール 2001
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
平田 | Michael CORNELL | ||||
Stephen BLACKSTOCK |
Stephen HENRY |
高野 | 清水 | ||
HANA | Malcolm MAYER |
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(ホームテーブル) (オークション) Wの1Cオープンは、便宜的な14+点の紹介。 Eの1Dレスポンスは、パストハンドなので便宜的な5−8点とのこと。 Wの1Hリビッドはゲームフォーシングリレイ。 Eの3Hは、アーティフィシャルに(3541)の形を示しているとの説明。 このあたりのリレイの組立ては、本人達以外は正確には判らない世界だ。 そして、多くの場合、ハンドを尋ねる側がディクレアラーになり、ハンドを紹介した側はダミイになるようにリレイが組み立てられている事が多く、ディフェンスする時は、ディクレアラーのハンドを読むのに結構苦労するものだ。 リレイシステムに関して、91年の横浜のバーミューダボールで優勝する活躍をしたアイスランドチームの使っていたアイスリレイシステムを勉強した事があった。 優秀なリレイシステムと評価する者があり、仲間の一部で流行った時期もあった。 だが、正確なステップの記憶、邪魔が入った時の対応、システム特有の勘所などをしっかり練習で身につけておかないと、実戦で使いこなすのは結構大変であった。 だが、ナチュラルシステムでは見つけにくい良いスラムを、リレイを駆使して上手くビッド出来た時は、こたえられない感激があった。 (ビジターテーブル) (オークション) Wの2Nオープン、Eの3Dジャコビートランスファーから3Nリビッド。 一般には、3Dから3NをリビッドしたEは、バランスハンドとは限らないので、2NオープンしたWは、3枚Hがあれば4Hに直す要領が奨められている。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Eの1Hオープンは、4+Sを示すオープニングビッド。 このEのハンドのように、カナッペ(2スーターを示す方法で、短い方のスーツを先に紹介し、長い本命スーツを後から紹介する)の場合がある。 Wの2Hレスポンスは、ナチュラルノンフォーシングビッドだが、本来はもっと長いHを示すものらしい。 Eの3DはHスーツを嫌って、カナッペの本命スーツを自然に紹介してきたもの。 NS共に、オークションに参加する必要のないと思われる展開で、ジッと成り行きを見守り、3Dをディフェンスすることになった。 (プレイ) SのCAに対するNのC8はCノンカモン、即ちオビアスシフトスーツのHのカモンとなる。 オビアスシフトスーツの決定の仕方だが、Eの1Hオープンにより、Sはディクレアラーの紹介したスーツなので、オビアスシフトスーツの候補としてSは除外される。 従って、残ったHスーツがオビアスシフトスーツとなる。 H2でカウント(3/5)リードをして、NからのSシングルトンリターンからは、自動的な1ダウンさせられるディフェンスとなった。 (ビジターテーブル、E高野の感想) (オークション) ボスバルのディーラーで、Eは1Dオープン。 この手は立派なオープンハンドといえる。 Sはダブルで介入してきて、Wは、10点以上の強さを示すリダブルをした。 すると、Nが4Hにジャンプ!して、それがパスパスで回ってきた。 ダブルメイドも無いとは言えないが、これはダブルで勝負することにした。 (プレイ) EがCKのリード。 EはCも短かそうなので、NはHとCの2スーター。 2トリック目にHJを引かれる。 NがHAKを持っていそう? EがシングルトンH8かH7の場合はカバーする必要があるのだが、Eが何かアナーを持っている(HKシングルトンとか)こともあり得るので、スモールをプレイしてみたが、HQ10のダブルフィネスをあっさり当てられて、Hノールーザーにされたのは寒い。 Nから見れば、Eが9−10点程度のシェイプのオープンをしていて、Wがダブルなので、このHスーツの状況は十分予想できるところなのだろう。 でもパンピングが間に合うので、トランプを全部当てて集めても、よりが戻ってくるはずだ。 Hを4順で集めきって、Cを負けにきて、WのCJが勝った。 ドロートランプの時に、EはD2、D7、S2をディスカードしている。 ここでSKをリードするのが、親切な良いディフェンスだったと反省。 SKで勝って、更にSを続ければ、Eのディフェンス問題は起きない。 もしEのSが2枚になっていて、ブロックしても関係はない。 実戦ではS7をリードしたために、SAで勝ったEは、Dリード! そのDリードにディクレアラーは長考。 ハラハラワクワクの時間だったが、結局NはDAをプレイした。 ディクレアラーから見て、CKのリード、SのプレイとDシフトから、黒いスーツの状況を読み間違えたのだろう。 それに、このDリードはDKフィネスをさせて、2ダウンさせようと企んでいる罠にしか見えないのは無理からぬところだ。 ちょっとスリルを楽しんで、落ち着くべき1ダウンになった。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Nの3Sキュービッドに対して、Eのダブルはお助け的アクション。 推測するに、普段ひどいスーツ内容のプリエンプティブをパートナーに見せているので、このように念を押さないとリードも来ないのだろう。 ダブルのおかげで、Sはパス(バランス、Sストッパー無し)、リダブル(バランス、Sハーフストッパー模様、もしくはSA紹介のアドバンストキュー)も表現できることになる。 このSのハンドは、4Cをビッドすることで、アンバランスハンドだが、さっき3Cをリビッドで紹介する程良いハンドでは無いことを的確に伝えられる。 Nの4Dサポートに、Sはサイドにキュービッドする余力無しの5Dレイズ。 Nから見て、SにSの点数が無さそうで、CAKDAKのうち3枚はSにありそうなので、6Dは適切な判断だ。 |
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(ホームテーブル) (オークション) 4+Hを紹介する1Dオープンに対するEの1Hレスポンスは、ゲームフォーシングリレイ。 2C、2N、3Dのアンサーで、(1543)、4コントロール、のハンドをWは教えている。 Eの4Hは結論のコントラクト。 (ビジターテーブル) (プレイ) クロスラフ模様の丁寧なプランとプレイ。 手順よろしく、見事な6メイド。 Nはトランプクーされてしまう形だ。 綺麗なプレイ手順は、是非並べて鑑賞しておきたい。 |
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