NO.2(作成:2001年12月20日)

バーミューダボール 2001

第2日目−第4試合: VS ニュージーランド戦 (#5〜#8)

2001/10/23(火)(10:00〜12:40)
(ホームテーブル) (ビジターテーブル)
平田 Michael CORNELL
Stephen
BLACKSTOCK
Stephen
 HENRY
高野 清水
HANA Malcolm MAYER

(ホームテーブル) 
1S W1 −80
 W  N  E  S
 B  平  H  花
   1D 1H  X
1S  P  P  P
 OL:
1:C3 CK CA C5
2:CQ C6 C9 C4
3:DK D7 D4 D2
4:D6 DJ DQ D3
5:DA D5 H4 D8
6:CJ C8 C* S5
7:H8 HA H6 H2
8:D10 H7 S10 SQ
9:S6 S4 SJ S2
10:S3 S7 SA S8
日本:−8 IMP
#5
ディーラーN
NSバル
984
AQ
AQ1094
J93

AKQ65
985
J87
65
J3
KJ1076
532
K84

1072
432
K6
AQ1072

(ビジターテーブル)
1N N6 −240
 W  N  E  S
 高  C  清  M
   1N  P  P
 P
 OL:
1:HJ H2 H9 HQ
2:C9 C4 C2 C5
3:CJ C8 C7 C6
4:C3 CK CA H5
5:C10 D8 S9 H6
6:CQ D7 S4 H7
7:DK DJ
(ホームテーブル)
(オークション)
 Eの軽い1Hオーバーコールに対して、Sはネガティブダブルを掛けた。 約束では、積極的に紹介したい4枚以上のSを持ってない、他に適当なアクションの無いそこそこのハンドを表現している。 このSのハンドは、その約束にピッタリのハンドといえるだろう。 Wの1Sに対してNはパスをしたが、レスポンシブダブルとかのアクションは有力だったと思っている。 持っている3枚Cや良い5枚Dが、8枚以上のフィット同士のディールであることを十分予想させるからだ。 1Sが流れてきたSから見て、1N、2Cのリオープンは躊躇われた。 なぜなら、最悪のケース、Nは(4432)、(3442)の12点で、ミスフィットハンドに首をつっこむ事になってしまう。 ただ、立派な9HCPあるので、いい加減な競り合いのダブルでリオープンしてみるべきだったかもしれない。 Wの1SにパスしたN、1Sが流れてきて売り渡したSのどちらの判断が問題だったか? マイナーで買い取るか、EWを2Hか、2Sには押し上げるべきハンドであったのは明らかだ。

(ビジターテーブル)
(オークション)
 Nのウィーク1Nオープンに対して、WはSを紹介するリオープンはどうだった?
「1Nパスパス、5枚メジャーあればビッドせよ」

(ホームテーブル) 
4S N5 +450
 W  N  E  S
 B  平  H  花
       P  P
1D  X  P  P
1H 2H  X 3C
 P 3S  P 4S
 P  P  P
 OL:
1:HJ H4 HA H9
2:CQ CA C5 C2
3:S2 S7 SK S5
4:S3 S8 SA SJ
5:SQ H8 H5 S9
6:DK D2 D7 D4
7:D10 D3 D8 D5
8:S6 D9 C3 S10
日本:+11IMP
#6
ディーラーE
EWバル
AQ642
K9
K106
AK4

10985
AQ732
54
Q9
J7
J108
Q932
J1085

K3
654
AJ87
7632

(ビジターテーブル)
3N S/1 +50
 W  N  E  S
 高  C  清  M
       P  P
 P 1S  P 1N
 P 3N  P  P
 P
  OL:
1:H3 HK HJ H6
2:S2 SJ SK S5
3:S3 S8 SA S7
4:SQ CJ C2 S9
5:CA C5 C3 C9
6:S4 D2 H5 S10
7:HA H9 H8 H5
 :HQ、7、2。
(ホームテーブル)
(オークション)
 Wの1Dオープンは、4枚以上のHを紹介している。 平花ペアの対策ビッドの方式は、この1Dオープンを1Hオープンと見なす要領だ。 従って、ダブルは1Hオープンにテイクアウトダブルを掛けるタイプか、とても良いハンド(17+)。 1Hオーバーコール(Hキュービッドになる)は、Hショートのシェイプを重視したテイクアウトタイプのハンド。 1S以降のビッドはナチュラルとしている。 Nは、とても良いハンドなので、取り合えすテイクアウトダブルから。 Eのパスに対して、SはDスーツがメインのハンドだから、ペナルティパスをして様子を見た。 するとWは当然の1Hテイクアウト。 Nの2Hはキュービッド。 Eのダブルは、Hのなにがしかを示していそう。 Dスーツは先程のパスで紹介したので、3Cで、Cスーツも示した。 Nの3Sで、Sのとても良いハンドが伝えられ、Sは4Sのゲームへレイズした。

(プレイ)
 DK、D10を流して、あっさり勝った。 WがDQ54でホールドアップしている可能性は殆ど無い、と読んで、マスタートランプに負けにゆき、しっかりDQをフィネスして5メイドしたのは立派なスコア。

(ビジターテーブル)
(プレイ、W高野の感想)
 WのオープニングリードはHJ。 ダミイのHKがプレイされた折り、EはHJをプレイした。 ディクレアラーは、Sを3回取って、S4−2を発見。 EはCJ捨てて、Cの状態をWに知らせた。 ディクレアラーは、CAをキャッシュし、EからC5、WからC9がフォローされた。 さて、Hスーツののブレイクと、DQの在処は?
 実戦は、ここで4枚目のSをプレイして、H4−4ブレイクに賭けてきたので、美味しい1ダウン。 ディクレアラーの立場で考えると、H3のリードからH6−2ブレイクは少なそうなので、HKで勝ってすぐHを負けておくようなプレイも有る気がした。 NからはC4、S2、D6をディスカードし、SからはC2、D8をディスカードする予定で、S3−3か、DQをEに期待してDJでフィネスか、SとD、DとCのショウアップスクイズ模様でプレイし、最後に決断する方針で。

(ホームテーブル) 
4H N/1 −100
 W  N  E  S
 B  平  H  花
          P
 P 1N  P 2D
 P 2H  P 3N
 P 4H  P  P
 P
 OL:
1:C2 C5 CQ CA
2:SA S3 S2 S4
3:SK S6 S10 S5
4:H3 H9 HA H2
5:SJ SQ H5 S8
6:HJ C3 HK H6
7:C6 C7 C10 CK
8:C4 CJ H10 C8
9:D5 D2 DK
日本: 0 IMP
#7
ディーラーS
ボスバル
AK
J53
A8762
A108

Q754
Q1062
543
Q7
9863

KJ10
K9432

J102
AK874
Q9
J65

(ビジターテーブル)
4H S/1 +100
 W  N  E  S
 高  C  清  M
          P
 P 1D  P 1H
 P 1N  P 2C
 P 3H  P 4H
 P  P  P
 OL:
1:S5 SK S6 S10
2:D2 DK D9 D5
3:C2 C5 CQ CA
4:H3 H9 HA H2
5:H4 HQ H5 S3
6:C7 C8 CK C6
7:C3 CJ H6 C10
(ホームテーブル)
(プレイ)
 EからのC2(3/5ベスト)のリードが来ては、実戦以上の良いプレイは無さそうだ。

(ビジターテーブル)
(プレイ、トトロの感想)
 T3でのEからのC2のリターンは、C2−5の可能性がかなりありそうに見える。 T5の、NのHJに向けてリードするHを1ルーザーに収めようというセイフティプレイ(?)は、H3−2、EのHQダブルトンの時にダウンしてしまうし、WがQ10の4枚の場合でも、実戦のようにCラフされてしまう。 T5では、SA、HK(H4−1発見)、DQキャッシュ、Sラフ、DA(SからC6ディスカード)、D3−3なので更に、D8でSのCJをディスカードするプランがありそう。 T2で、DをNからリードしたプレイがポイントになっている。

(ホームテーブル) 
4S N4 +420
 W  N  E  S
 B  平  H  花
1D 1N  P 2H
3H 3S  P 4S
 P  P  P
 OL:
1:HQ D4 H3 HA
2:SK S6 S3 S2
3:H6 H10 S4 H2
4:C2 CK C8 C5
5:DQ D3 D2 DK
6:C3 CA C10 C6
7:HK H8 D7 S5
8:S10 H  SA S7
9:S9 SJ SQ H
10:CQ C4 D8
日本:−1 IMP
#8
ディーラーW
ノンバル
AK98
A86
A983
108


KJ975432

AK4
J76
Q10
J1072
J965

Q10543
−−
K654
Q732

(ビジターテーブル)
4S S5 −450
 W  N  E  S
 高  C  清  M
1H  X  P 3S
 P 4S  P  P
 P 
 OL:
1:CA C8 C9 C2
2:HK H6 H10 S3
3:S4 S2 SA S6
4:S8 S7 SQ H2
5:C3 CK C10 C5
6:H7 H8 HQ S5
7:S10 H3 SK SJ
8:HA D2 D4 H4
9:S9 D7 D5 H
10:D3 D10 DK DQ
 :CQ、DA、D9。
   
(ホームテーブル)
(オークション)
 Wの1Dオープンは、4+Hを示すオープニングビッド。 Sの2Hはジャコビートランスファー。 Wは、2巡目に、4Hをビッドして、NSにプレッシャーを与え、Eに後の判断を預けるビッドもあったのだろう。 上限のリミットされたシステムオープンだから、4Hプリエンプティブリビッドをしやすい状況にはなっている。

(プレイ)
 Sのハンドを基準にすると、D2、C4のルーザーがある。 HAでディスカードするのは、Dの4枚目が良い。 D4−1ブレイクは、十分注意しなければならない。 オークションから、CAKはWにありそうなので、SからC2をリードし、Wをテストすると、CKですかさずアップ。 Dリターンを安全にDKで勝ち、再びSからC3をリードすると、CAで上がってくれた。 後は、きれいにドロートランプ。

(ビジターテーブル)
(プレイ)
 Dの相互エントリが残り、EがCとDでスクイズされてしまう展開で、1アップ。

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