NO.1(作成:2001年12月20日)
バーミューダボール 2001
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
平田 | Michael CORNELL | ||||
Stephen BLACKSTOCK |
Stephen HENRY |
高野 | 清水 | ||
HANA | Malcolm MAYER |
(トトロのチーム紹介のコーナー) | |
(ニュージーランドチーム) PABFで、お馴染みのメンバー達。 ブラックストック=ヘンリペアの使っているシステムは、殆どアーティフィシャルなビッドで構成されている。 システミックライトオープンで、カナッペありのアーティフィシャルオープンだ。 ビッド展開が普通とは異なるので、平凡なディールであってもいろいろな物語が出来る可能性があり、結構それが楽しめる。 平花ペアは、事前に簡単な対策ビッドを打ち合わせしているので、そのビッドの中身をちゃんと捉えていれば、思うほど悩ましい事はない。 メイヤ=コーネルペアは、素朴なシステム。 チームメイトの報告によると、PABFの時、テーブルでのシステム説明では、「ウィークノー、ウィークノー」とさかんに叫んでいたとのこと。 どうやらニュージーランド地方の試合では、ウィークNTオープンはアラート不要の約束らしく、試合中にアラートをし忘れるから、らしい。 このチームとの対戦では、システムの影響か何時も打撃戦模様の試合になるが、PABFでは2回とも20VPで打ち勝っていた。 |
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(システム概要) | |
(ホームテーブル) (ブラックストック=ヘンリのシステム概要:クラスレッド、ブラウンスティッカーつき) (*)アーティフィシャル1Cオープン(14+)、たくさんのリレー。 1Nオープン:12−14。 カナッペトランスファーオープン、ライトオープン。 アーティフィシャルレスポンス。 1D:4+H、8−13、カナッペかも。 1H:4+S、8−13、カナッペかも。 1S:8−13、6+C、または、4+C&4+Dで4枚メジャー無し。 2C:M&m、0−7。 2D:M&M、またはm&m、0−7。 2H/S:5、6枚H/S、0−7。 過激に、頻繁にプリエンプティブするスタイル。 (*)3/5ベストリード。 奇数はカモン、リバースカウント、スーツプリファランスは普通。 (ビジターテーブル) (コーネル=メイヤのシステム概要) (*)4枚メジャー、ナチュラル。 1Nオープン:12−14。 ウィーク2。 (*)スーツ:3/ロー。 NT:アティチュードリード。 リバースカウント、アティチュード。 |
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(ボード) |
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(ホームテーブル) (オークション) Nのマルチ2Dオープンに対して、Eの4Dプリエンプティブビッドが入った。 Sは4Sをビッドするが、Wに5Dレイズされ、それがパスパスで流れてきた。 ダブルか、5Sか? Sから見てWの5Dはサクリファイスなのは判るが、Nからは、Sが強いのか、Wが強いのかはハッキリしないので、Wの5Dに対するNのパスはフォーシングパスというわけではない。 だが、もしNがシングルトンSで、2枚以上のDを持っていたら、ダブルを掛ける可能性は十分ある。 結局、Sは5Sのワンモアビッドを選択したが、ノンバル同士の状況、特にHシングルトンを考えると、ダブルする方が堅実な判断だったかもしれない。 (プレイ) WからDAのキャッシュ、そして渋くトランプシフトが来た。 Hエスタブリッシュのチャンスを取るために、Nへのエントリをトランプで出来るだけ確保したいところ。 NからS4をプレイして、EのSJをSKで捕まえた。 HKダブルトンか、HKの3枚を狙ってHを2回ラフしたが、残念ながら、H4−2。 CルーザーをC自身で何とかしないといけなくなった。 メインチャンスは、EのCJダブルトンか、CJの3枚。 CKをリードすると、EからC9がドロップしたので、EのCJ9ダブルトンか、EのCJ9xしかチャンスが無いので、トランプのS6を使ってNからCをリードした。 5Dダブルドのコントラクトのプレイだが、DKのゲス次第で2ダウンか3ダウンだが、Nのウィーク2にボイドは無さそうなこと、D2−0ならば6Sもプレイアブルで、たとえ5Sでも−480なこと、D1−1の時には、5Sは少し微妙なことを考え合わせると、DAで叩くプレイを選択する結論になる。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Sの1Nリビッドに対するNの3Sジャンプリビッドは、6枚Sのインビテイション。 1Dオープンに気をよくしたものだろうが、ちょっとオーバービッドに見える。 チェックバックステイマン2Cから、パートナーと相談をする事が可能な状況で、無理をすることはない。 CB2Cに対して、2S(3枚S有り)なら3Sインビテイションでいいし、2D(3枚S無し、4枚H無し)、2H(3枚S無し、4枚H有り)には、2Sリビッドのノンフォーシングが適当なビッド。 Nから見て、Dフィットしていながら、オポーネントがCやHで全く競ってこない理由は、Sが(1444)形をしているか、HとCにバリューが多いなどの理由が考えられる。 (ビジターテーブル) Sのウィーク1N(12−14)に対して、Nの大胆な4Sのゲームビッド。 Sが1N(15−17)ならば、4Sが頃合いの見当に見えるが。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Sは、良い5枚C、Hのセカンドスーツもあるというプラス要素と、1Cオープンした場合、1Sレスポンスに好みの良いリビッドが無いという理由から、バランスハンド、15.5点の評価を与えて、1Nオープンを選択した。 (プレイ) ラッキーなHのオープニングリード。 1Nオープンがラッキーしたようだ。 (ビジターテーブル) (オークション) Nのフォーススーツゲームフォーシング(?)2Sに対して、Eはリードショウイングダブルも考えるハンドだが、必須といえるSの内容ではない。 でも、H、Cのスカスカ、D3枚のサイドスーツの持ち方を考えると、「希望があるならSリードかな」の気分で、Sリードを提案するダブルはあったのだろう。 (プレイ) WのD2は、パッシブなディフェンス方針のリード。 Sの3Nジャンプから、良いSストッパーのある(3415)の15点くらいと見たのだろう。 SでなくDリードで、じっくりディフェンスをするプランは大いにありそうなWのホールディングとオークションといえる。 ただ、HCPで余裕のありそうなコントラクトに対して、じっくり構えて5個取れるかどうかは、IMP戦では悩ましいところ。 マッチポイントなら、間違いなくDリードだろう。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Sの2Cレスポンスに対して、Nは強さの余裕が十分にあるが、単に2Hリビッドするのが大切なところ。 ジャンプする3Hリビッドは、(5134)、15HCP見当の、Cフィットのスプリンターレイズと約束しているからだ。 Sの4Sは、ファーストアライバルで、3枚S、13−15点のさほどスラムに興味の無いハンドを表現。 スラムに多少興味のあるハンドだったならば、3Sレイズ(スローアライバル)をして、パートナーに相談を持ちかけるビッドを選ぶところ。 ちなみに、ここでの2Sプリファーは、Sフィットの大いなるスラムトライではなく、まだSがトランプとして確定していないウェイティング模様のビッドとしたい。 例えば、(Qx Kxx Jxx AKxxx)、(xxx Kxx Axx AKxx)など、時に3N、4Hのコントラクトもまだ候補として相談を続けたいハンドの時などだ。 (ビジターテーブル) (オークション) Nのストロング2Cオープンは、頑張ったオープン。 1Sオープンし、Sが1Nレスポンスならば3Hのジャンプシフトをするのが普通の選択だろう。 |
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