2001PABFオープンチームレポート

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(成田さんからの報告)
現地時間6/14(木)25:30〜(日本時間26:30〜)。オープンチームの7日目。(予選のラス前の日)

明日(6/15)の予選2試合を残し、日本のクオリファイラウンド出場がかなり濃厚になってきました。ただし、まだ油断は禁物。では、本日の結果を以下に簡単にレポートします。

●Rd.2-7(vs Philippines)(日本はHome)(10:30〜13:30)
 出場ペアは「平田-花山、前田-林」。14−16、の負け。

 前田-林ペアの出来が悪くて、最初に会場から出てきた彼らの精神状態が非常に心配だったが、小林の「裏のスコアに期待しましょう」という言葉どおり平田-花山のスコアが抜群で、なんとか14VP獲得。NPCとしては、20以上を期待していただけに、少し残念。(というのは、PHIチームは、だんとつの最下位なんですー。)でも、全然あわてる必要は無い。次の試合に向けて、準備準備。幸いに、次の試合まで1時間半くらいあったので、前田-林ペアが平常心に戻ることができたようだ。こういう時、他のメンバーがあれこれと失敗ボードを責めるのは良くない。この点、このチームは優秀。NPC一人がハラハラしていたりして。

●Rd.2-8(vs Malaysia)(日本はVisit)(14:40〜17:40)
 出場ペアは「前田-林、清水-小林」。23−7、の勝ち。

 清水-小林ペアの出来が良かった。Grand Totalで、Ave+13VPとなる。NPCの目標VPを超えた。皆がほっとする。これで、クオリファイにぐっと近づいた。この試合終了時点で、全体グロスで日本は4位に躍進。中国、台湾、インドネ、日本、の順。すごいすごい。

●Rd.2-9(vs Hong Kong)(日本はVisit)(19:30〜22:30)
 出場ペアは「平田-花山、清水-小林」。12−18、で負け。

 ありゃー。残念。この試合20−10くらいで勝てば、The end(日本のクオリファイラウンド進出が当確)だったのだが。この試合開始前時点で、香港とMacauと日本が、残りの2つのいすを争っていた。このラウンドでMacauが台湾に1−25で負けたため、日本が20−10で香港に勝っていれば、日本は楽勝で3位(ゾーン内Q)がほぼ確実になっていた、という事。ま、「最後まで気を抜かないでやれよ」というブリッジの女神様の忠告なのでしょうね。

現在、G.ToTal=Ave+10VP。チーム内の雰囲気は、上々。気を抜かずに最後まで行きましょう。そして、Qラウンドにもそのままの良い状態で。清水「この2日間、小林はよくやっているよ。すごいんだ。」「少年は誉めて育てよ」かしらん。他国のVP獲得状況や、順位などは、大政メールをご参照下さい。おそらく、公平に見て、Qラウンド進出チームは、1位か2位通過が、中国と台湾。3位か4位通過が、日本と香港。

また、クオリファイ合戦とは別に、PABF自体の優勝争いも見もの。あと2試合を残して、台湾、中国、インドネの順に、375、354、353VP。台湾は、中国とインドネとの対戦を残しているので、最後までどこが優勝するか、判りません。(台湾が有利なのは確か。でも、台湾は優勝経験があまり無いのでは? そういう意味では、明日はプレッシャの嵐かも。)NPCの望む展開は、この優勝争いで、中国と台湾がエネルギーを沢山消費してくれて、Qラウンドで息切れして日本に負けてしまう事。まあ、こういう他力本願はあまり良くないかもしれませんが、インドネシア、頑張れ!

(おまけ)
・6月12日のvsMacau戦。林がディクレアラーで、例によって割と早めのクレーム。後ろで見ていたMacauチームのNPCから一言。「君のガールフレンドが、ドアの外で待っているのかい?」
・同じく、6月12日のvsMacau戦。清水-小林テーブル側の対戦相手が、スペードとクラブのコントラクトをどんどんビッド&メイク。清水のスクリーンメイトがうれしそうに一言。「僕は、黒いスートが来るように、黒いTシャツを着ているんだ」今朝も成田がいる場面で、彼が清水さんに続きを。「君は黒い服を着ないのかい?」
・インドネシア人 or シンガポール人or フィリピン人。日本オープンチームの中のメンバーの一人は、いろいろな国の雰囲気を併せ持っているらしい。まず、プログラム上には、インドネシアチームとして載っているし、道を歩いていると、現地人と間違えられて道を聞かれるし(2回も)、昨日(6月13日)も、お土産ショップで店員から話かけられたらしい。店員「Where are you from? Philippines?」え?誰かって?そう、あの人ですよお。僕は、名古屋だぎゃー。
・今日(6/14)の対戦相手が、全体のダイアの枚数を勘違いして、できるコントラクトをダウンした。このハンドの話をチーム内5人で話題にしていた時のこと。林 「彼はダイアが6431だと思ったんや。14枚あると勘違いしたんやね。」 小林「本当は何枚だったんですか?」 あの、誤解しないで下さいね。厳しい試合の合間にも、明るく元気に盛り上げているという事なので。(いや、天然かも。)

以上(今26:40)

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