[槍ヶ岳] ルート概略図
2006年5月
@自宅−新宿-(JRあずさ)-松本駅−(バス)-新穂高温泉-右俣谷ルート-穂高平避難小屋(休憩)-白出沢出合
 -チビ谷樹林帯(テント泊)
Aチビ谷-滝谷出合-槍平小屋(休憩)-飛騨沢-飛騨乗越-槍ヶ岳テント場(テント泊)
B槍ヶ岳山頂-槍沢-大曲-ババ平(槍沢キャンプ場)(テント泊)
Cババ平-槍沢ロッジ-槍見河原-横尾山荘-徳沢-明神-上高地
-(松電バス)-松本駅-(JRあずさ)-新宿-自宅

新穂高温泉から白出沢

カモシカ

松本駅からバスに乗り新穂高温泉にお昼過ぎに到着。
とても寒く、雨とみぞれが降っていました。

ザックカバーを付け雨具を着て出発。
右俣谷沿いに進んで行きます。

穂高平避難小屋付近の樹林帯でカモシカが笹を食べているのを見かけました。

チビ谷付近 樹林帯でのビバーク

【チビ谷付近でビバーク】

雪道は歩きずらく辺りが暗くなりだしました。

日没後、目的地の滝谷避難小屋まで到着できず、
チビ谷を過ぎた樹林帯の中でテントを張り、ビバーク。

2日目の朝、笠ヶ岳方面

【快 晴】
昨日の雨があがり、今日は快晴です。
振り返ると錫杖岳がよく見えます。

雪崩のあとが至る所に見られます。
巨大なデブリ(雪崩のあとの雪の塊)に驚かされます。



涸沢岳(滝谷)

飛騨側からの涸沢岳】

穂高連峰 3,000Mの山々が圧倒される大きさで
聳え立っています。

滝谷 出合

【滝 谷】

ここが有名な滝谷か?と見上げると雪崩の後があります。

雪崩に巻き込まれないように、すばやく通過します。


白出沢と滝谷は夏期の水量が多いときは渡渉不可です。

(北アルプス岐阜県側山岳情報)

槍平付近

【槍平】

槍平は天気も良くすばらしい景色でした。
北穂高岳と涸沢岳を目の前に望む事ができます。

槍平小屋は7月からの営業で閉まったままです。
屋根には2メートルくらいの雪が積もっていました。
水場ももちろん凍ってありません。

中崎尾根か飛騨沢か迷いましたが、飛騨沢ルートで
槍ヶ岳山頂を目指します。

飛騨沢 

【飛騨沢】

雪で覆われた飛騨沢上部をつめて進んで行きます。

雪から顔を出している大岩まで休まず歩こうとしても
目の前にあるようで馬鹿に遠く、なかなか前へ進めません。
上部になるにつれ傾斜がきつくなります。

雪崩を心配しながら 三歩進んでは一息つぎ、又、三歩進んでは一息つぎといった 調子で登っていきます。

日没後、月の光とヘッドライトの光をたよりに
飛騨乗越(標高3,020m付近)を越え「槍の肩」へ到着。

幕営。

槍ヶ岳 (テント場から)

【槍ヶ岳】

槍ヶ岳 ロックオン!

テントから外を見ると今日も快晴です。

槍の穂先を目指しアタック開始です。

槍ヶ岳 山頂

槍ヶ岳山頂

槍の肩から
12本爪アイゼンとピッケルで雪のついている岩場を
慎重に登ります。鉄梯子を登りきると山頂です。



360度の展望はすばらしい景色です。

          山頂からの眺めはこちらです。