[剱岳]テント泊、3泊4日
2006年8月
@自宅−新宿-(JRあずさ)-信濃大町駅−(バス)-扇沢-アルペンルート-室堂-雷鳥沢キャンプ場(テント泊)
A
雷鳥沢キャンプ場-雷鳥坂-剱御前小屋-別山乗越-剱沢キャンプ場(テント泊)
B
剱沢キャンプ場-剱山荘-一服剱(2,618M)-前剱(2,813M)-平蔵の頭&コル-カニのタテバイ-本峰(剱岳山頂,2,999M)-カニのヨコバイ-前剱-一服剱-剱沢キャンプ場(テント泊)
C剱沢キャンプ場-剱御前小屋-雷鳥坂-雷鳥沢キャンプ場
-みくりが池-室堂-アルペンルート-扇沢-(バス)-信濃大町駅-(JRあずさ)-新宿-自宅

室 堂

室 堂


20年ぶりの室堂です。
アルペンルートは昔と変わらず観光客で混雑していました。

名水百選と名高い「玉殿湧水」で喉を潤します。
暑さと乗り物疲れを取り除いてくれました。

みくりが池を通り、地獄谷の硫黄煙を横目に見ながら
雷鳥沢キャンプ場へ


雷鳥沢キャンプ場
【雷鳥沢キャンプ場】

広いスペースに色とりどりのテント。
樹林の緑、雪渓の白い雪、山肌の岩の色、青い空、白い雲
絵になる山岳風景です。

夜は星が豪勢に輝いていて、天の川や流れ星を観察できま
した。

剱 岳(剱沢キャンプ場)
【剱 岳】

キャンプ場から傾斜のきつい雷鳥坂を登り、剱御前小屋に
着くと目的の剱岳の雄姿が現れました。更に40分程下り
で剱沢キャンプ場へ到着。


山頂へは真砂沢ロッジまで雪渓を下り、長次郎谷をアイゼン、ピッケルで登る事も考えましたが、剱沢小屋の小屋番さんと
山岳警備隊の方の意見を参考に明朝、別山尾根から山頂を
目指すポピュラーなルート(岩稜歩き)に落ち着きました。

真砂沢ロッジまで行く必要の無くなった私は猛暑のテント内
で夕方まで爆睡しました。
前剱大岩から武蔵のコル、一服剱 


【一服剱】

テントをそのままに雨具、水、行動食をリュックにつめ
4:30AMにヘッドランプを装着しピッケル片手に出発。

雪渓を横切り、改装中の剱山荘を迂回する辺りまで歩くと
東の空から太陽が昇り始めました。今日も快晴です。


落石に注意しながらガレた登山道を登っていきます。

前剱大岩から振り返るとコルと一服剱(ピーク)が写真の様に見えました。
別山尾根の稜線
【稜 線】

前剱(2,813M、ピーク)を過ぎると歩きやすい稜線です。

登山者が多く、前を歩く人の落石があります。又、浮石もあり、注意しながら山頂へと進んでいきます。

途中鎖場がありますが、あまり鎖に頼らず、つかみ易い岩
としっかり足の乗せやすい岩を見つけ三点支持で登ります。


立山三山方面
【立山方面】

天気も良く稜線からの景色は格別です。
立山(富士の折立、大汝山,、雄山)がよく見えます。

後立山方面は山脈のピークがすべて
(爺ヶ岳、鹿島槍から白馬岳まで)はっきりと
わかります。

カニのタテバイ 

【カニのタテバイ】


ご婦人ばかりの登山集団が大騒ぎしながら岩登りをしています。
これがカニのタテバイなのか?と納得しました。渋滞中です。

手前に2Mほどの雪渓がありました。待っている間、リュックの
ピッケルを取り出し雪を削り穴を掘って水筒を冷やしました。

ようやく誰も居なくなり鉄のピンと鎖のある20M程の岩壁
(カニのタテバイ)を初体験しました。

もうすぐ山頂

【山頂付近の稜線】

ギザギザした岩が目に付きます。
あと少しで山頂です。チンネ、ニードル(オベリスク)
もこんな形かな?と想像しながらカメラのレンズを傾けます。

富山県側を眺めると富山湾上空はガスがかかっていました
が早月川がよく見えました。

剱岳 山頂

剱岳山頂

山頂はあまり広くありませんが、多くの登山者が眺めを
楽しんでいました。


          山頂からの眺め&カニのヨコバイはこちらです。→