[南アルプス南部縦走] 茶臼岳・上河内岳・聖岳・赤石岳 |
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聖岳山頂 標高3,013m | |
小聖岳からハイ松帯を抜けると、ガレ場のジグザグな道が山頂まで続いています。傾斜も緩やかではないので、重いザックの私は数名の登山者に追い抜かされましたが、着実に高度を上げ山頂に到着しました。 南アルプス最南の3,000m峰 「聖岳」からは、目的地の「百間洞の山小屋」の赤い屋根や兎岳、中盛丸山への縦走路、目の前には鮮やかな緑を纏った大きな「赤石岳」を望む事が出来ました。山頂は広く、写真を撮影したり、眺めを楽しんでいる人たちで賑わっていました。 |
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山頂の登山者 | 赤石岳を望む |
聖岳は聖平小屋からピストンの登山者も多くいました。私は本日の後半戦、百間洞までいくつものピークを越えて起伏の大きい縦走路を進んでいきます。 | |
兎岳への縦走路 | |
右手には大きな赤石岳が望めます。聖岳山頂から兎岳のコルまで一気に下ります。日差しがとても強くハイドレーションのチュ-ブを吸い水分を補給しながら進んでいきます。 |
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ラジオラリア盤岩のガレ(聖から兎岳のコルへの下り) | 兎岳(うさぎだけ) 2,818m |
兎岳のコルまでの下りでは、途中に赤いレンガ色のラジオラリア盤岩のガレ場がありました。コルでは休まず兎岳への急な登山道を登り返し山頂へ到着しました。見渡す限り山だらけです。山頂にいた方にシャッターを押してもらい記念撮影しました。 |
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トリカブト(高山植物) | 百間洞山の家 |
兎岳を一旦下り、今度は中盛丸山(2,807m)への登り返しです。山の形がちょっと八ケ岳の赤岳に似ています。尾根通しに登るのかと思いましたが、山腹に巻き道がついていました。思ったより大きな山です。この山を乗り越え大沢岳とのコルから更に「百間洞山の家」(標高2,500m)まで下ります。途中では、トリカブトの鮮やかな紫色の花が沢山咲いていました。山小屋に3時半ころ到着しました。小屋前のテーブルでは先に着いた登山者達がビールを飲んだり団欒していました。 東海フォレスト経営の山小屋を利用しなくてはならないのでここで宿泊利用としました。初日に会った登山者から聞いたうわさのとんかつが食べたかったからです。評判どおりとてもおいしかったですが山小屋は人が多くうるさいのが難点です。小屋番に明日の天気を聞いても「わかりません」との答えで何ら有効な情報は得られズ小屋泊まりに不慣れな私は余計な気をつかったり苦労しました。 4日目 山小屋の朝 4時半に1Fの食堂で朝食です。暖かいご飯と味噌汁、あとシューマイ、焼き海苔、目玉焼き、etcでした。テーブルで食事ができるのは、テントより良いなと思いました。身支度をして出発です。今日は赤石岳を越え椹島まで東尾根を下り下山です。 朝からガスに包まれ天気が良くありませんでしたが、赤石岳へ向う稜線で一瞬ガスが切れ反対側に昨日登った大きな聖岳を望む事ができました。 |
聖岳(赤石岳への縦走路から) |