[奥秩父 甲武信岳] 前夜車中泊 日帰り ルート概略図 ←Click
2007年11月
@自宅−首都高速-新宿-(中央道)-須玉IC−JR野辺山駅-川上部落-毛木平駐車場(車泊)
A
毛木平駐車場−千曲川西沢−慰霊碑−ナメ滝−信濃川水源地−奥秩父縦走路-甲武信岳(2,475m)-甲武信小屋-三宝山(2,483m▲・)-尻岩-武信白岩山(岩峰)-大山-十文字峠・小屋-五里観音-毛木平駐車場-川上部落-R141-須玉IC-(中央道)-新宿-自宅

毛木平駐車場


毛木平


奥秩父の日本百名山「甲武信岳」(こぶしだけ)に登るため
土曜日の夜、自宅を出発し深夜、長野県川上村の「毛木平駐車場」に到着しました。
土、日で山に入っている登山者たちの車が20台ほど駐車されていました。駐車場に併設されているトイレの電気がうっすらと灯いていましたが辺りは真っ暗です。
月の光だけが輝いていて明日はきっと天気が良いだろうと思いながら、シュラフに包まり車の中で朝を待ちました。

朝、眠い眼をこすりながら目を覚ますと、駐車場の前の白樺の樹林が見事に黄葉していました。

千曲川西沢

【千曲川西沢】

山頂への登山ルートはいくつかあるようですが、私は千曲川の西沢を遡る(千曲川源流を通る)登山道で山頂へと向かいます。

沢の音と針葉樹の落葉に覆われた晩秋の山道を歩いて行きます。

登山道

【登山道】

とても平坦で穏やかな山道です。


所どころの樹木には森林管理署の看板が掲げられていて、
それぞれ(カラマツ、岳樺、ナナカマドなど)の解説がされていました。

写真を撮ったり、看板の解説を読みながら、木々を見上げて葉の形や色などを確認してゆっくりと登っていきます。知らない事が書かれていて勉強になります。

慰霊碑 



【慰霊碑】

登り始めてしばらくすると、「慰霊碑」が建っていました。

昭和13年9月13日、集中豪雨で林業従事者9名が鉄砲水(山津波)で亡くなった事故の慰霊碑だそうです。

穏やかな川の流れからは想像がつきません。

ナメ滝

【ナメ滝】

このルートの見どころの一つ「ナメ滝」に到着しました。

沢の近くまで降りて写真を撮っていると後ろからやって来た女性の登山者が「竜頭の滝みたいね!」と話しかけて来ました。


水量もスケールもぜんぜん小さいけれど、ナダラカな流れは
日光の滝に似ているなぁと思いました。

左岸(右側)を巻いて更に進んでいきます。

針葉樹林

【トウヒ】

カラマツぐらいしか知らない私にとってこの看板はとても興味
深いものです。

トウヒなんていう樹木の名は生まれて初めてです。
松にもいろんな種類がある事を知りました。

千曲川源流 


【千曲川源流】

上流に進むにつれ水量も減り、流れも細くなって着ました。

苔むした岩と沢の流れが、木々の紅葉と相成ってとてもきれいです。

ザックを降ろし、テルモスに入れた持参のコーヒーを飲んで
少し休憩しました。


千曲川 信濃川水源地標

【水源地標】

シラビソの原生林に囲まれて立つ地漂です。

ここが千曲川・信濃川の水源地です。

小さな水場といった感じです。

稜線

奥秩父縦走路

なだらかな平坦な登山道は水源地標までです。そこからは
稜線に駆け上がる感じで少し急登です。

30分ほど登るとこの標識のある稜線に着きました。

右は国師ヶ岳、金峰山へと続く縦走路です。

甲武信岳山頂までもう少しで到着です。

         山頂〜十文字峠はこちらです。