エコボロンPROの主成分は、DOT(最も木材保存に適したほう素化合物)です。乾燥した木部にDOTをより速く、より深く浸透させます。
DOTは、哺乳動物に優しく、すべての木材劣化生物(シロアリ、木材腐朽菌等)に有効です。
イエシロアリに活性が非常に高い米・ハワイ州では、州条例で木造住宅のすべての木部に防蟻処理を義務付けており、そのほぼすべてがDOTで処理され、シロアリ問題は解決しています。
※エコボロンPROは、2011年9月5日付で、(社)日本木材保存協会の認定薬剤として登録されました。表面処理用の木材保存剤として、ホウ素系化合物を主成分とする木材保存剤が認定されるのは、わが国では初となります。
認定薬剤名 | エコボロンPRO |
認定登録日 | 2011年9月5日 |
認定品目 | 防腐、防蟻剤 表面処理用 JIS K1571:2010附属書Aに基づく認定 |
認定番号 | A-5430 |
認定機関 | 社団法人日本木材保存協会 |
ほう素処理 | 農薬処理 |
木部に「ほう素」を浸透させ、シロアリが食べることが出来ない木材に保ちます。 「ほう素」は分解・蒸散しないため、水に濡れない環境であれば、効果は半永久的に持続します。 |
農薬成分を蒸発させてシロアリを防ぐため、シックハウスの原因とされています。 農薬は約5年で消えてしまいます。5年に一度の再施工が必要です。 |
安全性 | 天然物【ほう素】はすべての植物に含まれています。 |
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ほう素はすべての植物に含まれており、人は毎日の食事から摂取しています。 哺乳動物は、過剰に摂取したほう素を腎臓の働きで体外に排出しますので、急性経口毒性はとても低く、「食塩」程度です。 ほう素は目薬にも利用されており、また揮発・蒸発しませんので、空気を汚しません。 |
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防蟻性 | シロアリはDOT処理された木材を食べることが出来ません。 |
シロアリは、適切にDOT処理された木材を食べることが出来ません。 シロアリがDOTを摂取し細胞のほう素濃度が限界まで達すると、エネルギー代謝が停止して餓死します。 DOTはシロアリに限らず、ヒラタキクイムシなどの食材甲虫にも同じ作用をもたらします。 DOTは、京都大学、ハワイ大学、Forintek研究所(カナダ)の共同研究チームにより、ハワイ・オワフ島と鹿児島・吹上砂丘で10年来野外試験が続けられ、高い防蟻性能が確認されています。 |
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防腐性 | 野外試験により高い防腐性能が確認されています。 |
DOTは、木材腐朽菌やカビ菌などの菌類に対しても有効です。 ヒトの健康な皮膚からは吸収されませんが、菌がDOTに触れると細胞壁を通して細胞内に拡散し、限界まで達するとエネルギー代謝が停止して死滅します。 DOTはForintek研究所により、年間降雨量1,000mmを超えるバンクーバーで14年間にわたり野外試験(L-ジョイント試験)が行われ、高い防腐性能が確認されています。 |
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持続性 | 水に濡れない環境では、効果は半永久的に持続します。 |
DOTは無機物であり、分解されないため、水に濡れない環境下では、半永久的に効果が持続します。 DOTはエネルギー代謝の阻害という、生命維持プロセスに直接働きかけますので、シロアリや菌が耐性発達(だんだん効かなくなること)することは出来ません。 外壁の軸組等は特に再施工が困難な箇所です。蒸発せず、分解されないDOTが主成分のエコボロンPROで処理することが最適です。 |
有効成分 | DOT 八ホウ酸二ナトリウム四水和物 Na2B8O13・4H2O |
ほう素定量試験: |
DOT濃度 | 15% | |
使用方法 | 原液のまま使用。 | |
形状 | 液体 | |
色 | 無色透明 | |
臭い | ほとんどなし | |
揮発性 | なし | |
急性経口毒性 | 急性毒性試験:マウス(経口LD50) 結果:経口LD50>2000mg/kg | |
急性皮膚毒性 | 局所刺激性試験:マウス(皮膚) 結果:皮膚に異常を認めない | |
眼刺激性 | 局所刺激性試験:マウス(眼粘膜) 結果:眼病変を認めない | |
水生動物毒性 | 魚類毒性試験:ヒメダカ(LC50) 結果:48時間LC>2000ppm |