「 情 報 B 」 指 導 と 評 価 の 実 例
 
1 「情報B(2)コンピュータの仕組みと働き」における指導及び評価
 第2学年3組(総合情報コース)における「マルチメディア技術」の授業において,「情報基礎」
において1年次学習した内容を踏まえ,「情報B(2)コンピュータの仕組みと働き イ コンピュ
ータにおける情報の処理」の指導及び評価をおこなった。
 

     指  導  内  容

 評価の観点

  評価基準

<1限目前半 リレーによるAND回路>
 1年次の「情報基礎 1 ハードウェア(1)コンピュータの仕組み及び(2)コンピュータの動作原理」
授業において,論理回路の基本的知識を学習している。この復習をおこなうとともに,2組の電磁石によるリレーを組み合わせて構成した回路によりAND回路が構成できることを示すとともに,これをコンピュータの画像ソフトの画面上において回路図で示し,画面上で線を結びながら動作のシミュレーションを提示する。
 同じリレー等の画像サーバ上で配布し,生徒各自に表現させる。


関心・意欲・態度










 


・コンピュータの仕組みに関心をもつ。
(コンピュータの仕組みについて関心をもち,コンピュータの仕組みに関する課題に取り組む。)
←リレー回路の画像提出による評価


 

<1限目後半 リレーによるEX-OR回路>
 EX−OR回路についての復習をおこなうとともにも,これについてもAND回路と同様に2組のリレーを組み合わせて構成できることを説明する。
 回路図例を提示せずに,生徒に自由に画面上で回路を構成させ,これに基づき画面上でシミュレーションをおこなわせ,回路図を提出させる。 


思考・判断




 


・コンピュータの各機能の役割を考える。
(コンピュータの仕組みについて考える。)
←リレー回路の画像提出による評価
 

<2限目 レポートの作成>
 生徒各自が考えたリレーによるEX−OR回路の回路図をワープロソフト上に貼り付け,これをもとにレポートを完成させ,これを提出させる。レポートには,各自の回路を考えるにいたった経緯,シミュレーションの概要,工夫したところ,感想等を述べさせるとともに,図版の配置等にもできるだけ工夫させる。

 


知識・理解


技能・表現



 


・コンピュータの各機能がなぜ必要なのかを理解している。
・コンピュータによる情報の処理を理解するためにシミュレーションなどの活動をおこなう。
←レポートによる評価
 
 
※<目標>コンピュータの仕組み,コンピュータ内部での基本的な処理の仕組み及び簡単な
     アルゴリズムを理解させる。
 
 
                                    (その2)
 
2 「情報B(3)問題のモデル化とコンピュータを活用した解決」における指導及び評価
 
 第3学年4組(総合情報コース)における「ソフトウエア応用技術 4 データベースソフト(2)データ
ベースソフトの活用技術」の授業において,「ソフトウエア応用技術 4 データベースソフト(1)データ
ベースソフトの概要」で学習した内容を踏まえて「情報B(3)問題のモデル化とコンピュータを活用した解
決 イ 情報の蓄積・管理とデータベースの活用」の指導及び評価をおこなった。
 

     指  導  内  容

 評価の観点

  評価基準

<1限目 フリーウエアソフトによる
       データベースの入力・操作>
 「ソフトウエア応用技術 4 データベースソフト(1)データベースソフトの概要」において,データベースの基礎的な学習を既におこなっている。これを踏まえ,フリーウエアのデータベースソフトをサーバ上で配布,生徒各自にインストールさせるとともに,雛形の料理の献立のデータ及び入力方法の指示をプリントで与え生徒各自に入力させる。
 SQLによる基本的な操作についてプリントにより説明,これをを各自におこなわせる。



関心・意欲・態度









 



・情報の蓄積・管理のためにデータベースを活用しようとする。
←雛形のデータベースの入力による評価





 

<2限目 簡単なデータベースの設計>
 SQLによる応用的な操作をプリントにより説明,これを各自におこなわせる。
 雛形のデータベースを参考に,各自工夫したデータベースを設計させる。


思考・判断


 


・情報の蓄積・管理の目的に応じてデータベースの設計を工夫する。
←各自工夫したデータベースの入力による評価

<3限目 レポートの作成>
 各自が設計したデータベースのデータ画面及びこれを用いた操作中の画面等をワープロソフト上に貼り付け,これをもとにレポートを完成させ,これを提出させる。レポートには,各自が設計や操作にあたって工夫した点等をあげさせ,これらが効果的に表現されるような図版の配置等工夫させる。 
 


技能・表現


知識・理解



 


・簡単なデータデータベースを設計し活用する。
・情報を蓄積・管理するためのデータベースの概念を具体的に理解している。
←レポート提出による評価  
 
※<目標>情報を蓄積・管理するためのデータベースの概念を理解させ,簡単なデータベー
     スを設計し,活用できるようにする。

トップページにもどる