環境情報科略案 環境センシング技術「環境とハードウエア」インターフェース回路
〜センサ・ロボットの製作を通して学ぶ計測・制御の基礎〜(情報B(4)ア相当)
1 指導日時 平成15年11月11日(木)7・8限(90分)
2 指導場所 4W@教室
3 指 導 者 教諭 及び 実習助手
4 実施講座 4010 環境センシング技術 1名(男子1名)
5 教科科目 学校設定教科科目「環境情報」環境センシング技術(2単位)
6 実施単元 (3) 環境とハードウエア イ インターフェース回路 (情報B(4)ア相当)
7 指 導 観
(1)教材観 前単元から前時まで指導のなかで、本時で使用するマイコンを活用したプログラミングや、
ロボットの駆動部分の製作をおこなってきた。
(2)生徒観 情報活用や情報機器についての関心も高く、これまでも論理回路等の製作に意欲的に取り組
んでいる。
(3)指導観 毎時の授業において、生徒に指導目的・内容、評価方法等について説明するとともに、評価
の基準にについても提示している。
8 授業評価を実施して感じた本教科の生徒観
毎講座、指導・評価方法の提示をおこない、自発的な学習活動の場を設定しているにもかかわらずこれら
が結果に反映されていない等、指導内容が十分定着されていないことが評価結果からうかがえる。
9 授業評価に基づく本時の指導目標及び指導上の留意点
受講と実習との区別を明確化にするよう指導し、説明内容の確認を頻繁におこなう等、指導内容の十分な
定着が図られるよう留意する。次表、※印参照。
*「関心・意欲・態度」について
指導、評価の観点「関心・意欲・態度」については、生徒の学習活動への「関心・意欲・態度」に
偏ることのないよう留意する。指導内容に対する生徒の「関心・意欲・態度」を高めるよう指導し、
評価すること。本単元の場合、ロボットや計測・制御等に向けての「関心・意欲・態度」に対する指
と評価を行う。
10 展 開
本単元の指導計画(全8時間) |
センサ・ロボットの駆動部分の製作 ・・・1〜2時間目
計測・制御回路のしくみとロボットの製作 ・・・3〜4時間目 <本時>
ロボットのプログラミングとセンサの応用(探求活動) ・・・5〜8時間目 |
本単元の観点別評価の方法と規準 |
・「関心・意欲・態度」 → センサ・ロボットの製作への取り組み(含事前雛形製作)による評価
= 情報通信、ロボット、計測・制御のしくみに関心を持つ。
・「思考・判断」 → 作成内容を考えるレポート(事後レポート)による評価
= 社会で利用されている計測・制御の技術の長所、問題点を考える。
・「技能・表現」 → センサ・ロボットの製作、活用による評価 <本時>
= 計測・制御のしくみを理解するために動作を確認する。
・「知識・理解」 → 製作に係るレポート(事前レポート)による評価 <本時>
= 計測・制御のしくみを具体的に理解している。 |
本時の目標・目的 |
センサ・ロボットの製作を通して、計測・制御の基本的なしくみについて理解を図るとともに、情報技術と社会との関わりについて関心を持たせる。 |
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指導及び活動内容 |
指導上の留意点 |
指導評価の観点・基準 |
導 入
(5分) |
(1)出欠確認
(2)授業の目的、指導内容、評価の観 点の説明
(3)準備(机上整理、教材配置) |
・授業の目的、評価 方法・基準を明確 に提示する。
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(「関心・意欲・態度」→前時までに評価済)
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展開1
(30分)
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(1)講義(実習)「ロボットのしくみ」
製作途中のロボットを活用して、駆動部分、マイコン(制御)部分、センサ(計測)部分を順に説明、これらが統合された状態を考えさせる。 |
・実物を使って説明 し、別個に生徒に も動作確認をさせ る。
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(「技能・表現」計測・制御のしくみを理解するために動作を確認する。→次展開で評価)
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展開2
(45分)
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(1)実習「ロボット製作」
完成品を参考にしながら、ロボットを製作、基本動作をさせる。
(2)レポート作成
どのような入力をもとに、どのような動作をさせるかか考えさせる。 |
・電子工学的分野に
深入りしない。
・本ロボットの構造 を踏まえて、まと めさせる。 |
「技能・表現」計測・制御のしくみを理解するために動作を確認する。→動作演示により評価
「知識・理解」計測・制御のしくみを具体的に理解している。→レポートにより評価 |
まとめ
(10分) |
(1)後片づけ
(2)本時のまとめ・次時の予告 |
・学習内容の再確認 を行う。 |
(「思考・判断」→事後レポートにより評価)
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<使用教材>自主開発によるワンチップ・マイコンとこれを搭載し活用するセンサ・ロボット。
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※評価に基づく留意点等
※評価に基づく留意点等
※評価に基づく留意点等
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