情報A略案 情報A−情報伝達の工夫「プレゼンテーション」
           〜観点別指導・評価と指導・評価の一体化について〜
 
1 指導日時 平成15年5月22日(木)1・2限
2 指導場所 4W@教室→(9時50分より)4E@教室(同時に開講されている他授業との関係で移動)
3 指 導 者 教諭  及び 実習助手
4 実施講座 1110情報Aa 15名(男子3名 女子12名)
5 教科科目 普通教科「情報」情報A
6 実施単元 (1)情報を活用するための工夫と情報機器
         イ 情報伝達の工夫
7 指 導 観
(1)教材観  操作の簡単なプレゼンテーションソフトを活用することにより、生徒は操作技術にと
らわれず、提示方法の工夫に集中して取り組むことができる。
(2)生徒観  前単元「問題解決の工夫」では、難なく日本語入力をこなし、情報・情報機器に対す
る、関心・意欲も高い。
(3)指導観  毎時の授業において、生徒に指導目的・内容、評価規準等について説明、評価の対象
となるレポート提出、作品チェック等をおこなっている。
8 展  開
※「関心・意欲・態度」について
  指導、評価の観点「関心・意欲・態度」については、生徒の学習活動への「関心・意欲・態度」に
  偏ることのないよう留意する。指導内容に対する生徒の「関心・意欲・態度」を高めるよう指導し、
  評価すること。本単元の場合、プレゼンテーションや、より良いプレゼンテーションへの工夫、改善
  に向けての「関心・意欲・態度」に対する指導と評価を行う。

指導計画(全8時間)

 ア プレゼンテーションの概要・ソフト使用法指導  ・・ 1〜2時間目
 イ プレゼンテーション・データの作成    ・・・・・ 3〜6時間目
 ウ プレゼンテーションの実演・まとめ  ・・・・・・・ 7〜8時間目(本時)
 ※作品の自己評価・相互評価を踏まえた改善、情報の統合(マルチメディア)化は、
 「(3)情報の統合的な処理とコンピュータの活用 イ 情報の統合的な処理」において実施。

観点別指導・評価の流れ

・簡単なプレゼンテーションの作成(作品提出による評価)1〜2時間目
  =「関心・意欲・態度」情報を伝達する相手に分かりやすく伝えようとする。
 ↓
・作成内容を考えるレポートの作成(事前レポート提出による評価)3〜4時間目
  =「思考・判断」伝達する情報に応じた提示方法を考える。 
 ↓
・プレゼンテーションの作成・活動(作品提出及び発表による評価)3〜8時間目
  =「技能・表現」情報を伝達する相手に分かりやすく伝えるための活動を行う。
 ↓
・作成・発表に係るレポートの作成(事後レポート提出による評価)5〜8時間目
  =「知識・理解」伝達する情報にはそれに適した提示方法があることを理解している。

本時の目標・目的

 伝達する情報にはそれに適した提示方法があることを実習を通して体験的に理解させる。

 

   指導及び活動内容

 指導上の留意点

指導評価の観点


導 入

(10分)

(1)出欠確認
(2)授業の目的、指導内容、評価の観点の説明
(3)準備(パソコンの起動、班別移動)

・授業の目的、到達 目標を明確にす  る。
 

(情報を伝達する相手に分かりやす伝えようとする「関心・意欲・態度」。←前時までに雛形作品、メモ等で評価済)
 


展開1

(45分)
 

(1)講義「目的に応じた提示方法」
(2)実習「プレゼンテーションデータの作成」前時に引き続きプレゼンテーションデータ(スライド)の作成を指導。
・情報の種類だけでなく、目的によっても適した提示方法が異なることを実例をあげて指導。
*移動(4階廊下を通って)

・各自のプレゼンテーションの目的を確認させる。

(伝達する情報にはそれに適した提示方法があることの「知識・理解」。
伝達する情報に応じた提示方法を考える「思考・判断」。←レポートにより事前事後に評価)



展開2
(30分)


 

*準備(生徒確認・起動・データ保存)
(1)実習「作品発表会」
 提示装置を活用した、各自の作品によるプレゼンテーション。
*発表会が早く終了した場合
(2)作成中のレポートに発表会を踏まえて加筆・訂正させる。

・各自の目的を改めて確認させプレゼンテーションにのぞませる。
・他の生徒の発表をレポートに反映させる。


 

情報を伝達する相手に分かりやすく伝える。「技能・表現」←発表により評価



 

まとめ
(5分)

(1)保存確認・機器等の終了
(2)本時のまとめ・次時の予告


 


 

<使用教材>プレゼンテーションソフト「パワーポイント」(マイクロソフト社)
 

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