「ものづくり」による情報教育とは


 単にソフトウエアの操作を習得することや成果物の製作が目的ではなく,制作した画像やマルチメディアソフトウエア,絵本等を何に活用するか,制作課題を明確にさせ(事前に提出),この目的に合った成果物の種類や内容,素材,制作手順を工夫し,実行させることで,問題解決に向けての意識を高め,問題解決の過程における様々な知識,思考,能力の獲得を容易にし,より主体的,創造的に課題に取り組ませることを目指した指導をおこなえます。
 たとえその制作過程の理論的な理解が困難であっても,具体的な目的をもった制作物を完成させ,これを対外的な広報等において実際に活用することで,座学や単なる制作等よりも,より大きな成就感を味あわせ,向上心を引き出せ,より難易度の高い課題に取り組ませることが期待できます。

 また観点別評価については,小単元毎,実習毎に評価の観点を定めるのではなく,実習を区分し,流れの中で段階的に各観点ごとに指導,評価をおこなうことができますが、このことについても実際的な目的をもった具体的な作品製作についての実習の方が,単に画像を作成する場合より実習の過程を意味を持たせて区分しけやすく,このことが観点別評価を実習の流れの中で円滑,効率的におこなうことを助けることとなります。

 具体的な実習例、評価例等をあげていますので参考にしてください


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