漆工庵松丘歴史・略歴

 −漆工庵松丘−

1912年、石川県山中町で生まれた初代松丘(義雄)は
18歳で大下雪香に弟子入りをし、1934年には鎌倉の
印籠師、戸辺公風の工房で三浦明峰、渡辺松山とともに
仕事をしこの間、松山の紹介で白山松哉の弟子にあたる
鵜沢松月に弟子入りし、「松丘」を授かる。

その後、1946年古美術商に招かれ京都に転移し、
1975年、滋賀県甲西町(現湖南市)に工房「漆工庵松丘」
を構え、戦後途絶えた印籠作りを復活させ、その技術で根付
硯箱、茶道具といった制作も行ってきました。




二代目松丘(義次)略歴

2006美術大鑑紹介


1948   京都市に生まれる。

1966   父(義雄)に印籠の木地製作と蒔絵及び
        古美術の修復を習う。

1975   第1回全国伝統工芸展出品。NHK賞受賞。

1977   京都にて親子展開催。

1990   水戸家より、光圀愛用の黒地四段葵紋蒔絵
        印籠の複製を委託される。

1994   ドキュメンタリ−テレビ番組「極める〜日本の美と心〜」
         (印蘢装彩〜究極の江戸工芸)に出演。

1997   横浜高島屋「第二回現代根付彫刻展」より
        毎回印籠を出品。

2001   岐阜高島屋で個展。

2002   社団法人日本漆工協会より優秀漆工技術者賞受賞。
        横浜高島屋で個展。
      
2004   いわき市小野美術で個展。
       第12回「漆の美展」に於いて
伝統的工芸品
       産業振興協会会長賞受賞
           

2005   漆の美展スペイン展出品。
               (〇五 サラマンカ・〇六 トレド)

2006   横浜高島屋で個展。

2007   岐阜高島屋で個展


2008   横浜高島屋で個展。


20   横浜高島屋で個展。

20   圓山記念日本工藝美術館において白井松丘蒔絵展

 

現在
国際根付彫刻会会員
日本漆工協会会員
淡海の創手たち」より(朝日新聞)



1975   京都市に生まれる。

1993   京都市立銅駝美術工芸高校(漆芸科)卒業。

1996   国立高岡短期大学産業工芸学科(漆工芸科)卒業。
       日展理事・井波唯志氏に師事する。

2000   日本現代工芸美術展に「囀」が初入選・現代工芸賞。
       以後、連続入選。(2004年度より本会員出品)

2001   日展に「駿」が初入選。

2002   現代工芸美術家協会会友に承認される。
        日展に「悠泳」が入選する。

2003   現代工芸美術家協会本会員に承認される。
       日展に「極光の射す方へ」が入選する。

2005   日展に「凛」が入選。
       根付彫刻新作展に出品。以後毎年出品。

2006   日展に「双響」が入選。
       現代根付展に出品。以後毎年出品。
       滋賀県美術展覧会「流麗」佳作

2007   横浜高島屋「悠游会展」出品。

2009   第48回現代工芸美術展に於いて京都新聞社賞。
       日展に「創世」が入選


2011   京展に飾り箱「鯨」入選。

2014   湖南市美術委員副会長。

2022   三代・松丘を襲名
       京都タカシマヤにおいて現代根付展
       ジェイアール名古屋タカシマヤにおいて悠游会展


2023   ジェイアール名古屋タカシマヤにおいて白井松丘蒔絵展
三代目松丘(友一) 略歴