コアなファンや地元の方々以外は知らないであろう地方私鉄の“遺産”を今回紹介してみた。レポの始まりでは遺構と書いているが、そんなことはどうでもいい。私も東北出身の父からこの湯野浜線の話を聞かなかったら、その詳しい存在を知らないまま今に至っていたと思う。詳しい存在を知らないままと書いたのは、元来から吊り掛け電車が好きなため、ネットで関連の写真を調べていたら、いずれは湯野浜線の写真に辿りつくのは間違いないからである。
ちなみに今回このレポを書くにあたって使用した文献は以下の通り。
「RM LIBRARY [68] 庄内交通湯野浜線」
(久保田久雄 著 / NECO PUBLISHING CO., LTD)
在籍車両の解説の他にも路線の歴史や駅の解説、また庄内が生んだ文豪、藤沢周平の湯野浜線に対する思いなどについても書かれていて、非常に読み応えのある一冊である。
というわけで、とりあえず終了とする。
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