伊予鉄道<TEXTSTOKYO PHOTO EXPRESS
伊予鉄道 〔1〕 〔2〕


伊予鉄の心臓部にて。

これは前の頁にも書いたことだが、鉄道線には一日乗車券というものがない。よって軌道線とは異なり、様々な場所で撮影を試みることは出来なかった。しかし車庫がある古町や駅舎が魅力的な三津駅の写真は撮ることが出来たのでその写真を見せようと思う。




電車待ち。古町にて。
小休止。古町にて。
右の電車の後ろに塗装のことなる車両がうっすらと写っているが、まぁその車両については後ほど。




ご隠居さんたち

古町の車庫には、過去に走っていた車両が2編成(そのうち一本はいろんな意味で不完全だが)保存されている。…っていうところまで書いて、wikipediaで電車の詳細について調べていたら、なんと2008年12月に両編成とも解体処分されたとのこと。写真撮っておいてよかったぁ。というわけで、正確には“されている”ではなく、“されていた”です。

でその2本が上の写真に写っているわけだが、不完全な編成はいうまでもなく、手前の600系である。部分的にしか写っていないため分からないが、3両あるうちの一両は存在しておらず、また側面も心無い者によって窓ガラスが所々割られている。

しかしこの600系、なんとなく江ノ電300形に見えなくもない。前面の窓配置もさることながら、ナンバーの位置も江ノ電のそれと全く一緒だ。お色直しをして極楽寺で305Fと肩を並べても違和感ないんじゃないかと思うが、どうだろう。



そしてもういっちょ。

これは別の日に撮った写真である。上の600系の隣に居た車両で、300系という。形式からして新幹線を想像してしまうところが困ったものだ。私があやふやな知識で車両についてあれだこれだ云うよりかはぐぐった方が話が早いと思うので、詳しい説明は省略する。でもあえて付言するとしたら、中間車が東急から来ているということを私は指摘したい。十和田に居る元東急3000系と共に、数少ない関東式窓配置を有した車両だったが、先に述べた通り、残念ながら解体されてしまった。余談だが、この編成全体のでこぼこ感がなんとも云えない。




こんな渋い待合室も消えてしまったとは…。

場所は変って三津駅である。渋い木造駅舎を有した駅で有名だったが、近年行われた改良工事でその姿を消してしまった。確か私が訪問した時も、ホームと改札の工事は終わっていて、あとはメインの駅舎のみという感じだったはず。



駅舎全景。とにかく建築様式が独特であるとのこと。
三津駅にて。渋すぎる。
新たに出来た改札口からこのように電車の写真を撮ることが出来る。



はっきり云おう、伊予鉄を見くびって申し訳ない、と。吊り掛け・半鋼製・ニス塗りの軌道車や元東急を挟んだ300系、そして渋すぎる三津駅の駅舎。どれも趣味的に尋常じゃない衝撃を私に与えた。でもそんなこと云いながらも、車庫に保存されていた旧型車は解体され、三津駅駅舎も改築され、良くも悪くも状況は変ってしまった。今度はニス塗りが消えるかななんて不謹慎なことを考えたりする時もあるが、その時はその時である。永久不滅なものなんてない。一人の鉄道好きとしてそれは胆に銘じておかなければいけないと思う。



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