ご隠居さんたち
古町の車庫には、過去に走っていた車両が2編成(そのうち一本はいろんな意味で不完全だが)保存されている。…っていうところまで書いて、wikipediaで電車の詳細について調べていたら、なんと2008年12月に両編成とも解体処分されたとのこと。写真撮っておいてよかったぁ。というわけで、正確には“されている”ではなく、“されていた”です。
でその2本が上の写真に写っているわけだが、不完全な編成はいうまでもなく、手前の600系である。部分的にしか写っていないため分からないが、3両あるうちの一両は存在しておらず、また側面も心無い者によって窓ガラスが所々割られている。
しかしこの600系、なんとなく江ノ電300形に見えなくもない。前面の窓配置もさることながら、ナンバーの位置も江ノ電のそれと全く一緒だ。お色直しをして極楽寺で305Fと肩を並べても違和感ないんじゃないかと思うが、どうだろう。
そしてもういっちょ。
これは別の日に撮った写真である。上の600系の隣に居た車両で、300系という。形式からして新幹線を想像してしまうところが困ったものだ。私があやふやな知識で車両についてあれだこれだ云うよりかはぐぐった方が話が早いと思うので、詳しい説明は省略する。でもあえて付言するとしたら、中間車が東急から来ているということを私は指摘したい。十和田に居る元東急3000系と共に、数少ない関東式窓配置を有した車両だったが、先に述べた通り、残念ながら解体されてしまった。余談だが、この編成全体のでこぼこ感がなんとも云えない。
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