名所ですね。大手町駅前にて。
松山という地名を聞くと様々なものや人が思い浮かぶ。日本最古と云われる道後温泉、俳句・短歌の世界に新風を吹き込んだ正岡子規、夏目漱石の小説『坊っちゃん』、そしてスペシャルドラマとかで話題になりつつある『坂の上の雲』などなど、ここで挙げたらきりがない…といったら語弊があるやもしれないが、それなりの数のものや人を思い浮かべることが出来る。そんな街を軌道・鉄道共に縦横無尽に路線網をめぐらせているのが伊予鉄道である。
四国で電車を走らせている会社はこの伊予鉄と琴電くらいしかない(電気で走る鉄道線を有した会社という意味で)。伊予鉄を訪問する前、何年か前に琴電を訪問し、そのあまりの濃密さに圧倒されて以来、私は伊予鉄に対してはかなりの偏見を持っていた。
「なんだよ〜あんなとこ。京王だけじゃねぇか。他に何があるって云うんだい?」
なんて無茶苦茶小馬鹿…いや純粋に馬鹿にしていたのだが、今年の夏松山を訪問してからその琴電にも負けぬ濃さに私は圧倒されてしまい、無我夢中で鉄・軌道線車両の雄姿をカメラに収めた。
2008年8月6日〜7日撮影・松山市内にて
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