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ユニセフ、WHOのお話

NICEF/WHO 母乳育児支援ガイド 医学書院の本の中に母乳育児の世界目標
「すべての女性が生後6ヶ月まで完全に母乳だけで赤ちゃんを育てることができるように、また、すべての赤ちゃんが6ヶ月までは完全に母乳だけを飲むことができるように推進しましょう。その後は、子どもたちに適切で十分な食べ物を補いながら、2歳かそれ以上まで母乳育児を続けましょう」

母乳育児の目標として2歳を掲げております。ゆっくり飲ませましょうというメッセージになったことを、喜んでいる私です。長くおっぱいを飲ませている人の中には、なんかとても肩身が狭い思いをしながら授乳をしている人が多いのです。だからWHOの2歳かそれ以上まで母乳育児を続けましょうと書いてある本に出会って嬉しかった!長くおっぱいを飲ませたいと思っている人にとって、ようやく市民権を得た様な感じです。1歳ぐらいで、もうやめなければならないのかと思っていた人も多いはず、今までそう思い込まされていたのだと思います。だから、この話をすると、「えーー!?」と驚く人も中にはいるでしょう。ホッとしている人と困惑する人とそれぞれだと思うのですが、まあそれも強制することではありませんので、それぞれの親子で考えてみていただければいいなと思っています。だけど、だけど、赤ちゃん側からみると、ゆっくり飲んでいたいというのが、本音かなと思います。医療者側からまだ飲ませているの?と言われたり、もうおっぱいには、栄養がないよとか、水みたいなものとか、かなりきつい言葉でいわれたりして、へこんでしまいますよね。特に、一人目の時は、余計そう思ってしまいますよね。ごく当たり前のことなのに、肩身の狭い思いで飲ませなければならないなんて、辛いですよね。母乳のエネルギー(カロリー)は、1年以上でも生まれた時と同じぐらいでエネルギーは変わりありません。ですから水同様、栄養がないなんてことはありません。ゆっくりと飲ませたい方は、どうぞ安心して飲ませて下さいね。
ユニセフや、WHOがそう言ってくれているんだと、安心したような顔をするママが増えて、良かったなと思っています。ミルクで育てたママは、また違った肩身の狭い思いで過ごすことも多いと思います。出産する病院選びを間違えると、ミルクの方向に行ってしまうこともあります。スタートが大切です。分泌が良くなるのは、3ヶ月目ぐらいからということもあります。とにかく諦めずやり続けて下さい。
病院入院中に母乳の出の悪いと思われる方は、出来るだけ早く来院されることをお勧めいたします。けっこう出ているのに早々、ミルクの量が多い人や、心配でミルクを足している人がいるんですよ。

東日本大震災時に母乳で育てて良かったという声が多かったです。
ミルクやお湯、哺乳瓶などなくっても母親自身の身体一つでよいのですから。
混合栄養でも、当座はなんとかしのげますから非常時にも母乳ですと助かりますね。
桶谷のグループでも被災地の方にボランティアで乳房のトラブル(乳腺炎など)などの対応をしておりました。同じような地震がこないよう祈るような思いです。

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