TOPつぶやきトピックス<離乳食の開始と、進め方について


離乳食の開始と、進め方について


よく離乳食はいつ頃から食べたらよいかしらときかれますが、6ヶ月頃から、はじめてみましょうとお話しています。
離乳食の開始は最近の傾向では、遅くなりました。なぜなら、アレルギーが増えていること。母乳の研究が進むにつれて、あまり早くやらなくても良いということ。母乳は赤ちゃんにとって完全食品なのです。離乳食の開始時期が従来よりおそくなったのは、世界の流れです。

WHOもユニセフも離乳食は6ヶ月からと伝えています。

具体的には、親が食事をしている時に、子供が食べたそうに、よだれを垂らしながら、じっと眺めて、もぐもぐ口をうごかして、自分にもくれーと騒ぐようになってからでよいです。興味を持ったときが、開始時期です。単にに、よだれがでたとかではなく、本当にたべたいというようなそぶりになったときを、見計らってください。スプーンを赤ちゃんの口のそばに近づけた時、自然と口を開け、閉じる行動は5ヶ月の末から6ヶ月ごろです。

従来はスプーンになれさせるために練習をしましょうといわれていましたが、特別に練習をする必要はありません。自然の発達まで待っていれば良いということなのです。6ヶ月頃からスタートすることが自然なことだと思います。3ヶ月頃にスプーンに慣れさせようとしても無理なことなのです。3ヶ月頃、まだ歩けない時に、歩く練習をしないのと同じです。

離乳食の開始は焦らずにゆっくりスタートしてみてください。日本では、従来通りの説明をしている場合は5ヶ月頃から開始して下さいといわれる事が多いです。初めてのお子さんの場合は、周りからのすすめで始めてみたりしますが、まずは子供の様子を良く観察してみましょう。

離乳食のスタートのときは、食材は野菜か米など限られた食品ですので、毎日同じようなものを食べさせているような感がして、これでよいのかなと思うことがあるかと思います。それで、良いかと思います。なにしろ赤ちゃんは、離乳食を始める前は、毎日母乳か、ミルク(混合栄養)なので、それに比べれば、随分と広がったわけですので、あまり難しく考えなくてもよいと思います。

離乳食のスタートから蛋白質は与えないで欲しいですね。それから、果汁もスタートの時は与えないで下さいね。野菜と米、イモ類から始めてみましょう。なにしろ果汁は甘いし、蛋白質(魚、卵、肉類)はうまみがあるから、それから始めると、野菜ぎらいになってしまうことがあります。

ゆっくりとすすめてみてくださいね。


File_No.6

| トップ | 診療相談内容 | 出産前準備診療日 | 予約方法 | 料金 | 地図と交通機関 | 駐車場について | 院内のご案内 | ブログ | 赤ちゃん写真館 |
| ごあいさつ | プロフィール | よくあるご相談| トピックス | | イベント・講演会 | 助産院の名前の由来 |