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カルシウムのお話


2005年度版日本人の栄養摂取量カルシウムの摂取量が変わりました。
今までカルシウムの摂取量は妊娠中300mg、授乳中は500mgと増加するようにいわれておりました。カルシウムは今回から「±0」というわけです。今年度から、多くとる必要がないということになったのです。

その一つの理由として、妊娠中は腸管からのカルシウムの吸収率が著しく上昇することが分かったからです。妊娠前に比べると2倍ぐらい吸収率がよくなります。ホルモンのエストロゲンやビタミンDが高くなりその結果、妊娠すると吸収率が良くなることが明らかになったのです。

二つめの理由として妊娠中カルシウムを含む食品を多く食べても尿で排泄される量が増えるからです。妊娠中にサプリメントでカルシウムを大量にとると、まれに泌尿器系の結石を起こすことがあるとのことです。


カルシウムを多くとる必要があるのは、妊娠前と授乳終了期間です。妊娠や授乳時のカルシウムの量(付加量)がなくなったからといって、妊娠前にカルシウムの摂取量がもともと少ない人は、カルシウムを多くとる必要はあります。
2005年のカルシウムの付加量は、±0mgではありますが、今までに十分に取っていた人を対象としております。妊娠中や授乳中のカルシウムは骨の方からの関係で、骨量を減らしていきます。授乳中に骨量は減っては行きますが、授乳終了6ヶ月には、もとの骨量になるとのことです。それもすごいですね。

授乳終了後に、カルシウムを多く採ることが大切です。授乳終了後6ヶ月までにもとの骨量にもどることも、よく出来ているなーと驚きました。骨量を若い時から蓄積していないといけないですね。

女性の場合、カルシウムの1日の蓄積量のピークは12歳から14歳ぐらいが最大になります。ですから小学校高学年から中学生時代にしっかりとカルシウムをとり、運動をすることが大切なんだなと思いました。将来の骨粗しょう症の予防のためにこの時期はとても大切なことをあらためて知りました。

2005年の摂取基準では8歳〜17歳までの目安量を従来の1.2倍〜1.4倍に増やしています。成長期にカルシウムをしっかり採ることが大切ということです。将来の骨粗しょう症の予防の為に成長期からのカルシウムの摂取が重要です。

閉経後には、女性ホルモンが減るので、カルシウムの吸収率が低くなります。若い時に、しっかり骨量を貯金していなければならないということです。運動することも大切です。女性の腰椎の骨密度は、15歳ぐらいで、成人と同じになるので、小学生・中学生の時期が、本当に大切なんだということがつくづく感じました。

ただし、妊娠中毒症などの胎盤機能低下がある場合は、腸管からの吸収率が増加しないので、カルシウムの付加は必要!ということを追記しておきます。



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