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乳腺炎になり感じたこと

産後2日目の初めての授乳、赤ちゃんは、おっぱいを吸ってくれるものと思い込んでいましたが、私の乳頭はどうやら赤ちゃんが吸いにくいようでペタペタと舐める程度でした。

”そのうち吸えるだろう”と思っていましたが、4〜5日目になるとお乳がパンパンに張ってきて、寝るのも苦しいほどでした。けれども赤ちゃんの吸い方は以前と変わらず。次第に左の乳房がカチンカチンになり、赤く腫れてきました。

「しぼりなさい」と言われ,、しぼってみても、自分では20〜30ccがやっとで、看護師さんにしぼってもらうのですが、3時間おきの授乳が憂鬱になってしまいました。左の乳房はひどくなる一方で、「このままだと乳腺炎になるよ」と言われ途方にくれてしまいました。

知人に桶谷式(オケタニ式)が良いよとすすめられ、訪ねたのです。

”またあの痛いしぼり方か”と思っていましたが、全く痛みも無くシューシューといっぱい出てきます。何日か通い、病院に行けば切開されそうだった乳房も少しずつ赤み・しこりも取れてきました。自分でもうまくしぼれるようになりましたが、赤ちゃんはなおもうまく吸えません。それなのに、どんどん出てくるお乳。焦りと疲労でお乳が出なくなればいいと何度思ったことか。でも先生に丁寧に指導していただき、どうにか少しずつ直接授乳の方向へむいており感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 産後の授乳、必ず行う大切なことですが、その授乳にトラブルが隣り合わせのようで、初めてなら尚更、解らずうまく出来ないのに、しっかりとした指導も無く、ビデオを見たり、事務的な説明や痛いだけのお乳しぼりで残念に思っています。お乳が出ない方からはうらやましがられますが、私のような出すぎるお乳からのトラブルで悩む方も多いと思います。

桶谷式(オケタニ式)がもっと広く知られ、母乳哺育で悩むお母さん方の手助けをしてくださいますよう願っております。
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