皆様はじめまして。
人前で話すのは苦手ですが、こうしてPC上で、今までの私の育児生活が整理できること、また将来育児真っ最中であった思い出を残すことができること、それと何より少しでも育児に何か悩みを持ってしまった方のためにこれを読んで、「な〜んだ、自然体でいいんだ〜」と思っていただければとお受けしました。
私は長女と双子の男の子の母です。
長女が2歳のときに主人と「一人でも良かったけれど、やっぱり兄弟がいたほうがいいかなぁ。」と考え始めた頃のことでした。
体調がおかしいので「もしかして??」と期待しながら病院へ行くと、いきなり初診で、「あれ〜?お部屋が2つあるよ〜。」と言われ、私は絶叫してしまいました。
妊娠したことはうれしかったのですが、一瞬にしてあたまが不安で一杯になって、診療中は作り笑顔がやっとのことだったと記憶しています。
それからは将来のことを考えて、「本当にやっていけるのか。」「苦労が絶えないだろうなあ。」「お金、体力はもつのかなあ。」などマイナスのことばかり考えて動揺は大きくなるばかりでした。
双子妊娠がわかってからの周囲の反応も、「双子〜、かわいいだろうね〜、うらやましい〜、たのしみだね〜。」というものから「え〜、双子って聞いただけでぞっとする〜、大変だよ〜。」と色々でしたが、後者のような不安をあおるようなものが多かったかもしれません。
母子手帳を窓口に貰いに行き、「そろそろ落ち着きましたか?」と声をかけて下さった時は、他事妊娠を気づかってくれた嬉しさで涙が出そうになりました。
それからは検診を進めていくうち、「双子を授かったんだ。」ということを少しずつではありますが受け入れられるようになりました。
二人が成長していくところをエコーで見た長女がいっぺんに2人のお姉さんになれることを楽しみにしていると言った時、「神様は私だから双子を授けてくれたんだ〜。」「これからは楽しいことも2倍、3倍あるかも〜。」と思えるようになりました。
出産は母を亡くしているために、姑に長女の世話も含めて2ヶ月手伝いに来てもらいました。
2人が生まれてからは、今度は母乳時間を決めて、夜中の授乳も最低限にして、規則正しい生活をするぞーと決めていました。
なぜなら長女の時には1歳6ヶ月までほぼ母乳育児だったのですが、虫歯が見つかってから慌てて断乳したからです。
また、姑には「おっぱいしか飲んでないから哺乳瓶が使えない、留守番した時に困ってしまう。」と言われていた為、今度はダラダラ飲みはやめよう!おっぱいばかりに頼るのは良くないのでは?と思っていました。
しかし、双子ではそう簡単にはいきませんでした。
二人同時に大声で泣いたり、一人ずつ順番に交互に泣いたりと規則正しく行くわけがありません。
すぐに挫折してしまいました。
それからは飲みたい時に好きなだけ飲ませるという、長女のときと同じ母乳育児になりました。
ただしばらくは姑と一緒でしたので、「二人分も母乳が出るわけ無いから、今泣いてるのは母乳が足りないからじゃないか。」とか「二人もいるのだから、何かあって預かってもらうときのために今度こそ哺乳瓶にも慣らせたほうがいい。」と言われ、それがずいぶんストレスになりました。
ただ、私には二人分の母乳が出る母としての自信がありましたし、妊娠中精神的にも不安定だったからこそ、二人とつながっていたいという事もあって、おっぱいだけの育児に専念しました。
最初は私も二人分は無理かなあと思っていましたが、不思議なことにあげればあげるほど母乳は出つづけました。
その分、お腹はすくし、喉も渇くしで、今までの3倍は食べていました。
二人の母乳のあげ方ですが、ラグビーボールを両脇に抱えるスタイルから始まり、慣れてくると腕立て伏せ、横になっての犬スタイルなどなど、いろいろやりました。
色々試していると自分でも笑えるポーズもありましたが、いかに楽に母乳をあげるかがテーマでしたので、色気も何もありませんでした。
夜中なんて毎回寝ぼけ眼ですから、おっぱいを出したまま朝を迎えることが殆どでした。
そんな頃おっぱいが詰まってしまって先生にお世話になることになりました。
飲まれて触られるのも痛かったおっぱいですが、先生の気持ちの良いお手当てで、すっかり元通りになっておっぱいを再開することが出来ました。
先生からも「痛くてもあげ続ければ子ども達が飲むことによってこのおっぱいを治してくれるよ。」という言葉をいただいて、「やめなくていいんだなぁ」と励みになりました。
出産から1年11ヶ月、私の場合はいつまでもおっぱいをすわれているということがストレスになってしまって、断乳を決意、そしてまた先生にお世話になりました。
お手当てをしながら「よくがんばったね、2人分のおっぱいが出たのは自然体が良かったんだね」と言ってくださったんです。
その言葉にはっとしました。
妊娠中は一度に二人(3人)のお母さんになってしまうプレッシャーからか「3人の子持ちになるんだからしっかりお母さんしなくては」とか「〜しなければ」という不安を自分で作ってしまうばかりでした。
妊娠中に悩んでしまっていても、主人の協力が少なくても(お惣菜が多かったり、お部屋が散らかっていても文句はいわないのでそれだけでも感謝していますが)実家が遠くても、「どうにかなるさの自然体」でいけば子育てできると思います。
皆様も育児やおっぱいのことなどで悩んでも「〜しなければ」と考えるのはやめにしませんか?
こうして改めて「自然体」に気づかせてもらったのも先生のお蔭です。
人に言われて初めて「それ」に気付き、自分の心の中が整理できて楽になることってありますよね?
先生ありがとうございます。
また次回リラックスとストレス解消に行くのが楽しみです。
長女5歳、双子2歳これからも自然体で子育て楽しんでいこうと思います。