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それは突然のことでした。いつものように、寝る前の授乳をしようとした時、息子がお気に入りの授乳クッションに乗ってきませんでした。いらないの?と聞くと、ねんねと言い寝てしまいました。私はその時、また明日の朝になれば飲むだろう・・・と思っていました。そして朝になり、パイパイは?と聞くと、ナイナイ!と息子は言ったのです。
しばらく状況が飲み込めないでいましたが、これが卒乳なんだ・・・と。息子は自分でパイとサヨナラすると決めたんだ・・・と受け入れるまで、それから何日もかかりました。
2才7ヶ月の割に言葉が遅く、うまくお話しできない息子に、どうして急にパイをやめようと思ったの?と聞いてみました。息子は3‼なる‼と言いました。3才になるからパイはやめると言っているようでした。
それでも名残り惜しいのか、時々オッパイを触ったり頬ずりしたりしますが、決して飲もうとはしませんでした。母として息子の卒乳を喜ばなくてはいけないつつ、もう2度とあの幸せな授乳の時間はこないのだと思うと、寂しさでいっぱいになりました。
息子が生まれてからの1年は、乳腺炎に何度もなり、笠松先生には本当にお世話になりました。カチカチのオッパイが、帰る時にはフワフワになりました。オッパイについてのお話も色々して下さり、2才すぎても子どもが飲みたいならのませてもいいんだよと言われて、自信を持って飲ませていました。
よく、母乳はむし歯になると言われていますが、2才半検診の歯科検診で息子は虫歯ゼロ虫歯菌もマイナスでした。きちんと歯みがきしていれば、むし歯にはならないし、母乳が原因ではないと私は思いました。
私と息子の授乳という、とても幸せな時間は2年7ヶ月で終わりましたが、この先やってくる幸せで楽しい子育ての時間を楽しみにしていこうと思っています。
息子よ‼今まで飲んでくれて本当にありがとう‼
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