二次関数のグラフ 二次不等式 戻る
頂点が原点(0,0)の二次関数グラフは中学3年で学習しました。思い出してください
下のグラフは2次関数。つまり、はの2乗に比例するグラフ。y=ax2で表します。
仮に比例定数=2として、y=2x2のグラフを書いてみましょう。
のようなグラフになります
a>0:下に凸の場合と、a<0:上に凸の場合の2つでしたね。
高校ではx軸やy軸に平行移動したグラフを学習していきます。
以下、基本的な二次関数グラフです。 |
(1)のグラフは中学で学習したy=ax2のグラフで、仮にa=2とし、y=2x2のグラフとしましょう。 (2)のグラフはy=2x2のグラフをx軸に平行に+1移動したグラフです。 (3)のグラフはy=2x2のグラフをy軸に平行に−3移動したグラフです。 (4)のグラフはy=2x2のグラフをx軸に平行に+1移動、y軸に平行に−3移動したグラフです。 なお、(4)のグラフはい一般的に y = (x-p)2+q で表します。頂点がすぐわかるからです。 |
具体的に説明しましょう。
y= x2-4x-12
まず中学で学習した[乗法の公式]を使います。
y= x2-4x-12の y= x2-4xに注目。
y= (x−2)2になり4が余計になりますので4を引きます。
y= (x−2)2-4-12 で y= (x−2)2−16でOK。グラフの公式に変形できました。
x軸に平行に2、y軸に平行に-16、平行移動したグラフで、頂点(2,-16)ですね。
グラフを書く際にはy軸との接点も必要ですね。
y軸との接点はxが0のときですから、(0,-12)でy軸と接しますね。
例題 y= x2+4x+2のグラフを書き、頂点およびy軸との接点を答えなさい。 |
問 y= −2x2+4x+3のグラフを書き、頂点およびy軸との接点を答えなさい。 |
問1 ①2次関数 y= -x2 + 4x+2の最大値、または最小値を求めなさい。 ②2次関数 y= -x2 -6x-4の最大値、または最小値を求めなさい。 問2 2次関数 y=- x2+6x+cの最小値が−4のとき、定数cの値を求めなさい。 |
問1-① y= -x2 + 4x+2
y= -(x2−4x)+2 y= -(x−2)2+4+2 y= -(x−2)2+6
a<0でxの範囲も指定されてないので最大値のみ
頂点(2,6)だから 最大値は6 (x=2のとき)
問1-② y= -(x+3)2+5 最大値は5 (x=-3のとき)
問2 y= x2+6x+C
y= (x+3)2−9+c
a>0だから 頂点は(-3,−9+c)
x = -3で 最小値 −9+c = −4
c =−4+9 c =5
問3 f(x) =-2x2+ax+3について、f(x) = −3 を満たしているとき、次の(1)~(3)の問いに答えなさい。 (1) aの値を求めなさい。 (2) 2次関数 y=f(x)のグラフの軸と頂点を求め、そのグラフをかきなさい。 (3) 2次関数 f(x)において、定義域が−1以上、2以下のときの最大値と最小値を求めなさい。またそのときのxの値は?。 |
x2−6x+8<0 を考えてみます。グラフを意識し、 y=x2−6x+8とおいてみましょう。y=(x−4)(x−2) x軸で交わる2次関数グラフを書いてみます。(右図) xは2と4で交わり、y<0, つまりx2−6x+8<0 ですのでx軸よりマイナス、下の領域(赤の個所)になります。 2<x<4…答 |
例2 x2−6x+5≧0 y=x2−6x+5をグラフにすると、 右図のようになり、x軸より上になり、 x≦1 , x≧5 …答 |
問 以下の(1)から(4)までの2次不等式を解きなさい。 (1) x2+x−2>0 (2) x2−6x−7≦0 (3) 4x2−4x+1≧0 (4) x2-8x+17<0 |
下の図から答は、(1) x<-2,x>1 (2) -1≦x≦7
(3) x=−1/2 (4) xの解無し
問 x2+ax−6>0の解が x<-1, x>6 のときのaの値を求めなさい。 |
解説 x2+ax−6を以下のようにグラフの式にします。
-6>0
軸: -1と6の中心は2.5
右図より
=2.5 a=-5 …答