イオンと電離　　　　　　　戻る

原子が電子を失ったり、得たりすると [ 電荷 ]を帯びる。
この電荷を帯びた粒子を [ イオン ] という。
また、物質がイオンに分かれる現象を [ 電離 ]という。
分類 性質・例
電解質 水などに溶けて電離する物質。電離する割合の大小がある。
塩化ナトリウム(NaCl)、アンモニア（NH3）、メタノールなど
非電解質 水に溶けても電離しない物質
　　　グルコース、エタノールなど

陽イオンと陰イオン

　陽イオン
　　価電子の少ない原子は、電子を失って陽イオンになります。
　　 電子１個を失って１価陽イオンとなるのに必要なエネルギーを [ イオン化エネルギー ] といい、
　　イオン化エネルギーが大きいほど、陽イオンになりにくくHe（ヘリウム）が最大となる。

　陰イオン
　　価電子の多い原子は、電子を受け取って陰イオンになります。
　電子１個を受け取って１価の陰イオンになるときに放出するエネルギーを [ 電子親和力 ]といい、
　電子親和力が大きいほど、陰イオンになりやすくハロゲンで大きい値となりF（フッ素）が最大。
　希ガスでは０