第30回福島県表装作品展の様子@

写真

第30回福島県表装展が、郡山駅前ビッグアイ六階で6月5日〜7日の3日間、開催されました。当社代表と私(管理人)が、福島県表具内装組合連合会の一員として、創作屏風2点、掛軸1点を出品しました。写真は、会場での会員の集合写真です。(用事があって写真に写れなかった方もいました。)

第30回福島県表装作品展の様子の前に・・・@

写真

まず、私が出した作品の制作風景と紹介です。

最初、材料は・・・廃材利用です。使わなくなった襖(欄間用の小襖)4本を骨の状態まで剥がし、大きさを合わせ、曲尺を使い直角を見て骨縛りです。骨縛りは、古い和紙の台帳を使い骨に糊付けしていきます。乾燥したら、さらに繊維の向きを替え二層目を貼ります。乾燥後、兆番を付けてその後、袋張り、仕上げ貼り(裏面・表面)、縁付けで完成となります。写真は骨縛り、兆番付けが終了し、袋貼り行程の写真です。


                                                         

第30回福島県表装作品展の様子の前に・・・A

写真

写真は袋貼り行程後の仕上げ貼り(裏面)の写真です。


第30回福島県表装作品展の様子

写真

完成写真です。私人生初の屏風作品です。(時間が無く、表装展の会場で撮りました。)私は他の会員様や父の様に書や画など持ってないので、自分で千切り画で滝桜の様な物と、母が作ってくれた鯉の木目込みの様な物、鶯の木目込みの様な物が、小川の辺の一場面を創造してつくりました。ちなみに、ポイントは、縦縁に天然の桜の枝を使った所でしょうか。中々入手するのに苦労しました。(伐採してある物を加工して使いました。)少し幼稚な雰囲気ですが、この後、子供達の手形を押して、5月節句なんかに飾れたら良いかなと思います。今後、組合青年部の皆様と共に表装の勉強をして色々な作品を作れる様、日々精進して参りたいと思います。


第30回福島県表装作品展の様子

写真

父の出品作品です。創作2段屏風です。ちょうど電車のパンタグラフのように交差して閉じる事も可能です。表側には1年(12ヶ月)の暦にちなんだ書が12枚貼ってあります。裏には上段に柳、下段に菖蒲の涼しげな絵柄が描いてあります。


第30回福島県表装作品展の様子

写真

父の出品作品で、掛軸です。蟹の画の上に様々な印が押してあります。


トップページへ