ブルーベリーの取り木







 






取り木とは


取り木とは、木の枝に処理をして枝から発根させる繁殖方法です。
ここでは手法としての取り木について取り上げます。



ブルーベリーにおいてはサッカー(横に伸びた根から発生する茎)を
掘り上げて苗とする方法がよく行われています。
しかしこれはむしろ株別れしたものを苗にすると言う感覚に近いように思います。



取り木の利点

挿し木のように親株と切り離されるわけでは無いので
水分などの補給は引き続き行われ挿し木では成功しにくい植物の繁殖も可能なことがある。

接ぎ木した枝を挿し木することなく(安全に)別個の苗とすることができます。

全ての接ぎ木が成功した場合
取り木でそれぞれを単独の接ぎ木苗に出来ます

こんな高い位置で接ぎ木しても取り木で苗に出来れば普通の苗木が台木としても利用できます。

接ぎ木の取り木




取り木の欠点
挿し木のように1度に大量に繁殖することはできない。









以下の三つの手法について記述します。


盛り土法 茎や枝の部分に用土を高く盛って発根を促す方法        NEW!
  盛り土法での接ぎ木の取り木
高取り法 茎や枝を傷つけてその部分をミズゴケなどで包み発根を促す方法
圧条法 横に伸びた枝などを抑えつけるようにして地面に接触させて発根を促す方法
参考リンク集  















盛り土法



ブルーベリーにはサッカー(根から出てくるほぼ垂直にのびる枝)と
シュート(地上部の茎からほぼ垂直に伸びる枝)があります。



この手法は用土表面付近の茎から発生するシュートからの発根を促して繁殖させる方法です。
方法は簡単でシュートの地上付近の場所にに用土を盛って用土に埋まった部分からの発根を目指します。

この場合ただ単に用土を被せる方法でも良いですが
シュートに傷をつけたほうが、より発根しやすいようです。
ただし病菌が入りやすくなるので親木が危険にさらされる可能性もあります。

2008/03/19追記
傷つけた場所にルートンやオキシベロンなど植物ホルモンのオーキシンを含んだ発根促進剤をつけるのが良さそうに思います。
(ルートンの説明書きには取り木については触れられていませんが)



厳密なサッカーではなくて地中に埋まった茎から出てくるシュートの場合は
そのままにしておいても用土に覆われているので
長期間置けば自然と発根する場合も多く発根が確認出来たら彫り上げれば
苗を増やすことが出来ます。


↑パウダーブルーのサッカーからの発根
ブルージェムのサッカーからの発根→
(いずれも地下の茎から発生した枝なので
厳密にはシュートかもしれません)







実践



レガシーの2年生です
細めのサッカーらしきものも出ています。
1箇所を切った小さめのビニールポットを用意します。



取り木する枝の一部に瑕ををつけます。
この際あまりに浅かったりするとすぐにカルスで覆われてしまって
発根に至らない場合があるそうなので形成層をちゃんと剥ぎ取るようにします。
枝の外周の半分程度の皮を剥く感じで瑕をつけまました。




ビニールポットの底穴を枝が通過する状態にして切ってある部分をホチキスで留めて
用土を入れて出来上がり。
低いところからサッカーが出ていたのでそちらも同じようにしています。
この状態で来春くらいまで放っておこうと思っています。







2007/09/13
発根
教科書では4月くらいまでそのままおくとされていますが
待ちきれず覗いてみました。
細いですが2本の根が出ていました。






根も少ないので地上部も減らしてポット上げしました。






2007/10/14
ポットに上げて1ヶ月
順調に成長しています。
 









盛り土法での接ぎ木の取り木



3年生サウスランドの台木に7種7本の接ぎ木をしたところ(写真左)4本の接ぎ木ができました。
3本は活発に成長していますが1本は少し伸びただけで停滞しています。(手前の接ぎ木)




2007/10/18
あらかじめ中央部に盛り土をしておいたので成長が停滞している接ぎ木から発根が見られました。
根が1本だけなのでかなり心配でしたが切り取ってポット上げしました。















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高取り法







盛り土法は地面付近の枝での発根による繁殖ですが
高取り法は比較的高い位置での発根を目指します。



手法
環状剥皮法
根を出させたい部分の枝を固い芯だけを残し3センチ程度皮を※ぐるりとはぎます。
(このとき形成層を残さないように剥ぎ取ります)
※ぐるり1周剥ぎ取らず半分または一部を剥ぎ取る方法もあります


切り込み法
取り木をしたい部分を刃物で下から斜め方向に深い切り込み(1/3〜1/2)を入れます。
切り込みを入れた部分がくっつかないように間にミズゴケなどを挟みます。




皮をはいだ部分(切り込みをいれた部分)を湿らせた水こけなどを巻き透明のビニールなどで覆います。
ビニールで覆う際、ビニールの上の部分に少し隙間を作るか
明けられるようにして給水できるようにしておきます。
(皮を剥いだ部分をビニールポットに用土を入れてで覆う方法もあります)

2008/03/19追記
傷つけた場所には盛り土法同様、ルートンやオキシベロンなど植物ホルモンのオーキシンを含んだ
発根促進剤をつけるのが良さそうに思います。
(ルートンの説明書きには取り木については触れられていませんが)




発根が確認出来たらビニールやミズゴケをとって(根を傷めないように)
植えつけます。



参考リンクにイメージがあるのでご覧ください



TAKAOちゃんのホームページを開設されている新井さんが
ブルーベリーで行って成功しています。
ブルーベリーの取り木高取り法







参考リンク
取り木して増やそう(ブルーミングスケープ)
観葉植物の増やし方<取り木-1>




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圧条法



地面付近で真横に伸びた枝などを抑えつけるようにして地面に接触させて
接触した部分に用土を被せる方法です。
詳しくは盛り土法に準じます。


参照
植物を増やす〜接木・取り木〜






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参考リンク
 ブルーベリーでの実践 ブルーベリーの取り木高取り法
 高取り法 取り木して増やそう
(ブルーミングスケープ)
 高取り法 観葉植物の増やし方<取り木-1>
 高取り法・圧条法 植物を増やす〜接木・取り木〜
 高取り法(ビニールポットを
用いる方法)
もみじの繁殖(4)―取り木

















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