ブルーベリーに関する報告及び研究その他
ブルーベリー栽培全般 | 品目別栽培カード21 ブルーベリー栽培 |
技術体系例:ブルーベリー | |
ブルーベリーの特性について | |
施肥土壌関連 | 「ラビットアイブルーベリーの生育およびN,P,K,Ca,Mg,Fe,Mn,Alの吸収に及ぼす土壌pHの影響」 |
ブルーベリーにおける新梢先端葉クロロシスの発生原因と対策 | |
「ピートモス施用, 窒素形態および土壌pHが
ラビットアイブルーベリーの生育と養分吸収に及ぼす影響」 | |
ブルーベリー「ティフブルー」における窒素肥料吸収特性の把握 | |
ブルーベリーの好酸性・好アンモニア性に関する栄養生理学的研究 | |
ニュージーランド産の北部ハイブッシュブルーベリー品種Nui,Puru,Rekaの 栄養生長に及ぼす肥料形態の影響 | |
ブルーベリー栽培に適した土壌の選定 | |
籾殻の混合がピートモスの三相分布に及ぼす影響 | |
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ブ窒素形態の影響についてのレポートリンク集 「ルーベリーのクロロシス発生に及ぼす培養液pH並びに窒素形態の影響」 「施用窒素形態がブルーベリーの生育並びに葉中窒素成分濃度に及ぼす影響」 「培養液中のN形態に対するラビットアイならびにハイブッシュ・ブルーベリーの 生育反応の比較」 「一定pH条件下における培養液中の窒素形態に対するラビットアイ・ブルーベリーの 生育反応」 「水耕によるラビットアイ・ブルーベリー樹の生育と養分吸収に及ぼす窒素形態の影響」 「ブルーベリー樹体中の窒素化合物組成に及ぼす施用窒素形態,培養液pHの影響」 |
開花結実関連 | 「粉媒介昆虫としてのニホンミツバチがラビットアイブルーベリーの結実に及ぼす影響」 |
サザンハイブッシュ系はラビットアイ系で受粉するという報告 | |
「日本とニュージーランドで栽培されたタイプの異なるブルーベリー品種における 花芽分化,発育並びに生育習性パターン」 | |
「収穫期間を通じたラビットアイブルーベリーの果実品質の比較」 | |
「ハイブッシュブルーベリー果実の成熟に対する葉果比および受粉の影響」 | |
受粉がブルーベリー果実の成熟に及ぼす影響 | |
ブルーベリーのハイブッシュとラビットアイの種間交雑親和性 | |
ブルーベリーの促成栽培に関する研究(第1報)温室搬入時期, 品種, GA処理 | |
寒冷地におけるラビットアイブルーベリーの導入 | |
ブルーベリーの品種特性とさし木繁殖 | |
ブルーベリーの成熟に及ぼす開花日ならびに種子数の影響 | |
ハイブッシュブルーベリーの成熟に及ぼす自家および他家受粉ならびに種子数の影響 | |
挿し木・接ぎ木等 増殖関連 |
西都原の観光資源としてのブルーベリー摘み取り園の確立(接ぎ木の傾向) |
ブルーベリー(ブルーレイ)の挿し穂は枝齢を経た休眠枝も有効 | |
「ハイブッシュブルーベリーの休眠枝挿しにおける摘心処理が発根に及ぼす影響」 | |
ブルーベリーの挿し木による繁殖法の検討 | |
ハイブッシュブルーベリーの緑枝挿し効率と水管理法の改善 | |
ブルーベリー「おおつぶ星」の 組織培養による大量増殖 | |
ブルーベリーの効率的な挿し木増殖技術 | |
北部ハイブッシュブルーベリーの暖地栽培のための スノキ属野生種シャシャンボの台木としての可能性 | |
ハイブッシュブルーベリー品種'Darrow'の休眠枝挿し床土種類と
2,3の薬剤処理が発根に及ぼす影響 | |
寒冷地におけるラビットアイブルーベリーの導入 | |
ブルーベリーの品種特性とさし木繁殖 | |
高pH土壌適応性の高いブルーベリー種間雑種における台木適性 NEW! | |
短切した休眠枝の利用によるハイブッシュブルーベリーの大量増殖 NEW! | |
品種関連 | 「ブルーベリー種間雑種(Vaccinium corymbosum ×V. ashei )の倍数体作出法 」 |
神奈川県におけるブルーベリーの品種適応性について | |
ブルーベリーの地域適応性品種の検索 | |
帯広畜産大学ブルーベリーの品種特性 | |
小果樹類遺伝資源の収集と特性に関する研究 | |
ブルーベリーの低労働投資型栽培技術の組立 | |
blueberry 2002 | |
品種識別のためのDNAマーカーの開発 | |
寒冷地におけるラビットアイブルーベリーの導入 | |
ブルーベリーの品種特性とさし木繁殖 | |
ブルーベリーの優良品種の選定 | |
ブルーベリー既存品種における果実品質および形状の差異 | |
ブルーベリー既存品種における収穫時期および果実重の差異 | |
岩手県におけるブルーベリーの生育生態及び品種選定に関する研究 | |
青森県におけるハイブッシュ・ブルーベリーの特性 | |
会津地域におけるブルーベリーの品種特性 | |
中山間地域に適したブルーベリーの有望品種と栽培組み合わせ利用 | |
ハイブッシュ系ブルーベリーの品種比較(定植2年目) | |
島根県におけるブルーベリー栽培の現状と適応種類の選定 | |
観光・直売に適するブルーベリーの品種選定 | |
ブルーベリーの種間雑種系統における耐乾性評価方法の検討 | |
大果で北海道向きのブルーベリー新品種「CW1」および「CW7」 | |
おおつぶ星の交雑和合性とハイブッシュブルーベリーの特性等 | |
東京都におけるブルーベリー既存品種の収穫時期と収量 | |
長崎県におけるラビットアイ系ブルーベリーの特性 NEW! | |
栽培関連 | 中山間地域に適したブルーベリーの簡易雪害防止法 |
ハイブッシュブルーベリーとラビットアイブルーベリーの 種間雑種の高 pH土壌適応性 | |
促成栽培関連 | ブルーベリー 山へ登る? |
「中山間傾斜地におけるブルーベリーのコンテナ養液促成栽培の実用化」 | |
傾斜ハウス及び傾斜地養液栽培システムを利用した ブルーベリーのコンテナ養液促成栽培技術マニュアル | |
ブルーベリーの促成栽培におけるマルハナバチの利用と品種選択 | |
ブルーベリーの促成栽培に関する研究(第1報)温室搬入時期, 品種, GA処理 | |
ハイブッシュブルーベリーの施設コンテナ栽培における被覆開始時期と生育 | |
ブルーベリーの花芽分化とその促進並びに促成栽培 | |
加温施設及び露地栽培に適したブルーベリー品種の選抜 NEW! | |
水耕栽培関連 | 水耕によるラビットアイ・ブルーベリー樹の生育と養分吸収に及ぼす窒素形態の影響 |
ハイブッシュおよびラビットアイ・ブルーベリーの生育と養分吸収に及ぼす培養液pHの影響 | |
剪定関連 | ブルーベリー剪定法の検討 |
ブルーベリー老齢樹の強せん定による樹勢改善 | |
ブルーベリー「おおつぶ星」と「あまつぶ星」の大粒果を安定生産できるせん定法 | |
病害虫防除関連 | ブルーベリー斑点病の薬剤防除 NEW! |
ブルーベリー斑点病防除にストロビードライフロアブルが有効である | |
ブルーベリー斑点病防除にインプレッション水和剤が有効である | |
ブルーベリーのミズキカタカイガラムシに対するダーズバン水和剤1000倍の防除効果 | |
ブルーベリーを加害する昆虫種の解明 | |
ブルーベリーを加害する昆虫相とシャシャンボツバメスガに対する薬剤の防除効果 | |
ブルーベリーの新病害「バルデンシア葉枯病」の発生 | |
ブル−ベリ−赤色輪点病 | |
パーライトはコガネムシの幼虫駆除に有効か否か? | |
鳥害対策関連 | 果樹園における鳥害防止用複合威嚇装置 |
害獣対策関連 | ハクビシンとアライグマを登らせて感電させる効果の高い電気柵 |
雑草関係 | CCマルチング 岩手大学研究報告書(杉皮など針葉樹の皮) |
ナシ園のナギナタガヤ草生栽培は雑草管理の省力化及び土壌改良に有効 | |
リンゴ剪定枝チップによるブルーベリー園のマルチ | |
温暖化関連 | 温暖化はすでにわが国の果樹生産に様々な影響を及ぼしている |
温暖化の影響と適応策に関する資料集 | |
中長期的な気象変動予測から推定される温度変化の果樹農業への影響 | |
シアナミド剤による低温要求時間短縮 | |
ラビットアイ系の葉の 癌抑制効果など |
ブルーベリーラビットアイ系の葉の研究の全容
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市場流通関連 | 京浜地域におけるブルーベリーの流通について |
北米におけるブルーベリーの生産 | |
ブルーベリー園 経営関連 |
中山間地域における販売方法を想定したブルーベリーの品種構成 |
夏秋どりイチゴの販売ターゲットとなる洋菓子店の特徴 | |
ブルーベリー加工関連 | ブルーベリージャム製造における未熟果混入の影響について |
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品目別栽培カード21 ブルーベリー栽培
千葉県農林水産部さん
技術体系例:ブルーベリー
滋賀県さん
※
果樹園周辺の忌避植物の植栽 ハーブ類の植栽についてはハーブのタンジーのことと思われます。
※
斑点病にはトモオキシランは登録がないようなので、バチルス ズブチリス水和剤(インプレッション水和剤など)や
クレソキシムメチル水和剤(各種・ストロビードライフロアブルなど)が登録があります。
ブルーベリーの特性についての資料紹介
『特産果樹』要約版(社)日本果樹種苗協会編
我が国の特産果樹の特性(委託調査「特産果樹情報提供事業」(1985〜2008)より)
内の
12.ブルーベリー
原生地と産地形成
分類と品種 (枝についての解説が詳しい)
形態と生理・生態 (年間の樹の成長が参考になりました)
栽培管理
(製枝・剪定が参考になりました)
消費
↑について纏められていますが、私としては分類と品種、形態と生理・生態、栽培管理あたりが
お浚いも含めて目を通しておくと良さそうに思いました。
初心者の方には教科書として保存しておくのも良さそうです。
ブルーベリーについてのみ触れましたが他の果樹についてもあれこれ解説がありますから
興味がある果樹などありましたらそちらについても目を通されるのも面白いかと思います。
(財)中央果実基金さんのリンクからの資料です。
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施肥土壌関連
2007/08/30
「ラビットアイブルーベリーの生育およびN,P,K,Ca,Mg,Fe,Mn,Alの吸収に及ぼす土壌pHの影響」
赤玉土では好適pHの範囲が狭くなると言うことが分かります。
赤玉土3:ピートモス2というブレンドの用土を用いて
土壌pHをpH3,6/pH4,3/pH5,3/pH6,0/pH6,6に設定してラビットアイ系品種を育てたところ
pH4,3でのみ良好な生育を示したという報告です。
つまり赤玉土では好適pHの範囲が狭くなると言うことになります。
育て方でも用土に赤玉土を混ぜるのには反対していましたが、
やはり赤玉土は混ぜないほうが育てやすいみたいですね。
※論文を詳しくごらんになりたい方は↓こちらから行けます。
研究紀要 恵泉女学園園芸短期大学 34
論文はpdfファイルです。
(上段にあるのでタイトル右の「CiNii」
をクリックしてください)
「ラビットアイブルーベリーの生育およびN,P,K,Ca,Mg,Fe,Mn,Alの吸収に及ぼす土壌pHの影響」
2007/08/06
ブルーベリーにおける新梢先端葉クロロシスの発生原因と対策
その名の通りクロロシスについての論文です。
用土は黒ボク土と粘土鉱質土の5:5のブレンドの場合や
黒ボク土のみと粘土鉱質土のみの場合でも調査しています。
低ph区(4.0〜5.2)と高ph区(5.5以上)での比較です。
今まで言われていた鉄(Fe)などの減少は認められず
クロロシスを発生したものそうでないものと唯一際立って差異(減少)が認められたのは
マンガン(Mn)だけでした。
従ってクロロシスはマンガンの欠乏によって発生するということのようです。
このマンガン量の減少についてはこの論文でも同じ結果が出ています。
「ピートモス施用,
窒素形態および土壌pHがラビットアイブルーベリーの生育と養分吸収に及ぼす影響」
研究紀要 恵泉女学園園芸短期大学 35 (20040320)
論文はpdfファイルです。
(上段にあるのでタイトル右の「CiNii」 をクリックしてください)
ではどうしてマンガンが不足してしまうのか?というと
低Ph土壌と高Ph土壌の交換性マンガンを比較すると高Ph区の交換性マンガンが
際立って減少しているので(土壌を変えても同じ結果でした)
土壌Phが高くなると土壌の交換性マンガンが減少して不溶化し
ブルーベリーがマンガンを取り込めなくなることが原因のようです。
対処法としては硫黄華などで酸性度を上げて(Phを下げる)
土壌中の交換性マンガン量を増やしブルーベリーがマンガンを
吸収しやすくする。
因みにマンガンの葉面散布も有効な可能性はあるが今回の方法では
改善は見られなかった。
(散布量及び散布間隔、散布回数などを変えることによって改善する可能性が
あることは示唆しています)
この論文はとても分かりやすい論文なので全文をご覧になることをお勧めします。
※論文を詳しくごらんになりたい方は↓こちらから行けます。
農業生産技術管理学会誌
農業生産技術管理学会 11(1) (20040515)
http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AA11646210/ISS0000166015_jp.html
論文はpdfファイルです。
(上段にあるのでタイトル右の「CiNii」
をクリックしてください)
ブルーベリーにおける新梢先端葉クロロシスの発生原因と対策
2007/08/05
「ピートモス施用, 窒素形態および土壌pHが
ラビットアイブルーベリーの生育と養分吸収に及ぼす影響」
土壌Phが4付近が生育が良く6以上になるとクロロシスや壊死を生じ葉の生長低下が見られる。
また、アルミニウム(Al)や鉄分(Fe)を根に集積し葉への過剰吸収を抑制していると考えられる。
研究紀要 恵泉女学園園芸短期大学 35 (20040320)
論文はpdfファイルです。
(上段にあるのでタイトル右の「CiNii」
をクリックしてください)
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ブルーベリー「ティフブルー」における窒素肥料吸収特性の把握
ブルーベリー「ティフブルー」における窒素肥料吸収特性の把握
東京都農林総合研究センターさんの20年度のレポートです。
↑pdfファイルです。
成木の折々の窒素収奪量について調べられています。
一般的に春に施肥しますが春の窒素収奪量は少ないようです。
収穫時期には果実の収穫量(重さ)と同じ程度の窒素を収奪しているようです。
施肥の遣り方も従来とは変える必要もあるのかも知れません。
施肥については詳しくないのでコメントはこの程度にしておきます。
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2007/08/04
ブルーベリーの好酸性・好アンモニア性に関する栄養生理学的研究
ブルーベリーがアンモニア態窒素を好み硝酸態窒素では
生育が悪くなる場合があるという報告の紹介です。
アンモニア態窒素と硝酸態窒素を与えた場合に
低濃度(14mgLマイナス1乗)の場合はどちらも余り変わりはないが
高濃度(24〜44mgLマイナス1乗)になった場合、硝酸態窒素では
アンモニア態窒素の場合よりも根の生育が悪くなり
樹全体の生育も悪くなるということのようです。
以下硝酸態窒素が高濃度の場合
N(窒素)P(燐酸)K(カリウム)Ca(カルシウム)Mg(マグネシウム)の
吸収の低下が起こる。
(特にCaとMgの吸収比率の低下が激しく葉や果実に影響する)
吸水量の低下が起こり耐乾性の低下にも結びつく
これは根の生育が悪くなり枝葉とのバランスが崩れ枝葉に障害を起こし
樹の生理機能が著しく低下したことが要因と考えられる。
中略
ブルーベリーは根や葉の硝酸還元酵素活性が低いため
吸収した硝酸態窒素の同化効率が低くタンパク質合成量が減少する。
従って硝酸態窒素を施用した場合はアンモニア態窒素よりも生育が低下する。
アンモニア態窒素なら生育が向上する濃度であっても
硝酸態窒素では生育が悪くなったり吸水力低下や耐乾性が低下してはつまりません。
ブルーベリーに施肥するさいの肥料はアンモニア窒素態であることを
確認することをお勧めします。
※論文を詳しくごらんになりたい方は↓こちらから行けます。
恵泉女学園大学園芸文化研究所報告 : 園芸文化 恵泉女学園大学 3
(20060520)
論文はpdfファイルです。
(上段にあるのでタイトル右の「CiNii」 をクリックしてください)
「ブルーベリーの好酸性・好アンモニア性に関する栄養生理学的研究」
2007/05/21
ニュージーランド産の北部ハイブッシュブルーベリー品種Nui,Puru,Rekaの
栄養生長に及ぼす肥料形態の影響
筑波大学
ブルーベリーは固形肥料より液肥の方が良く育つという報告です。
2001年5月中旬から2001年9月中旬までの4ヶ月の調査です。
肥料形態 | Nui | Puru | Reka | ||||||
根 | 枝 | 葉 | 根 | 枝 | 葉 | 根 | 枝 | 葉 | |
無肥料 | 4,4 | 1,8a | 1,6a | 6,5a | 2,1a | 1,7a | 12,3ab | 5,1a | 3,0a |
固形肥料 | 4,7 | 3,0a | 3,3a | 6,7a | 5,1b | 4,4b | 7,9a | 5,7 | 4,6a |
液肥 | 4,9 | 9,3b | 9,0b | 11,8b | 16,8c | 13,3c | 23,1b | 21,8b | 12,6b |
固形肥料は化成肥料のマガンプ(6-5-3,5)、
液肥はハイポネックス(6-6-6)を1500倍に希釈しph4,5に調整した培養液を点滴方式で毎日潅水したようです。
※ハイポネックス(6-6-6)はネット通販では450mlで800円前後のようです。
固形肥料に比べ液肥を与えたものは地上部は全ての品種で2〜3倍の成長が見られ
根についてはNuiにはあまり差異が見られなかったものの
Puru・Rekaについては2〜3倍の成長が見られた。
ブルーベリーの商業的栽培は溶液栽培法により増収の可能性があると結んでいます。
ほとんどが英文の報告(pdfファイル)で
結論のみ和文があります。
※論文を詳しくごらんになりたい方は↓こちらから行けます。
園芸学会雑誌 園芸学会 72(1) (20030115)
論文はpdfファイルです。(上段にあるのでタイトル右の「CiNii」 をクリックしてください)
「ニュージーランド産の北部ハイブッシュブルーベリー品種Nui,Puru,Rekaの
栄養生長に及ぼす肥料形態の影響」
黒ボク土と粘質土と砂質土を比較した研究です
ブルーベリー栽培に適した土壌の選定
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籾殻の混合がピートモスの三相分布に及ぼす影響
奈良県農業試験場さんのレポートです。
イチゴ栽培のための調査ですがピートモスに籾殻を混ぜた時の
気相、液相、固相についてのデータがレポートされています。
ピートモス培地によるイチゴ高設栽培の実用化に関する研究(1)
↑10ページのpdfファイルです。
4〜5ページあたりのグラフです。
用語解説
pFというのは水がどのくらいの強さで土壌に吸着されているかを圧力で表す方法なんですが
難しいので簡単に言うと
pF1.0は潅水直後の水分率(液相率)で
pF2.0が潅水点での水分率(液相率)
と考えれば良いと思います。
籾殻を混ぜることによって気相が増えますがその割に保水性が極端に損なわれることはないようです。
固相も減らないのでピートモスに籾殻を混ぜることはブルーベリーに有益であることが推測されます。
今後は籾殻の自然分解速度がどれくらいであるかを調べる必要はありそうですが
コストパフォーマンスは抜群というか究極とも言えそうなので注目しつつ私自身試行しています。
窒素形態の影響についてのレポートリンク集
ブルーベリーにはアンモニアか硝酸か議論されることがあるようなので
ブルーベリーの施肥の窒素形態の影響のやや古い資料を集めておきました。
ブルーベリーのクロロシス発生に及ぼす培養液pH並びに窒素形態の影響
施用窒素形態がブルーベリーの生育並びに葉中窒素成分濃度に及ぼす影響
培養液中のN形態に対するラビットアイならびにハイブッシュ・ブルーベリーの生育反応の比較
一定pH条件下における培養液中の窒素形態に対するラビットアイ・ブルーベリーの生育反応
水耕によるラビットアイ・ブルーベリー樹の生育と養分吸収に及ぼす窒素形態の影響
ブルーベリー樹体中の窒素化合物組成に及ぼす施用窒素形態,培養液pHの影響
窒素形態で括りましたがアプローチするアングルは様々なので色々に楽しめると思います。
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ブルーベリー栽培におけるピートモス代替資材としての水稲育苗床土の利用
岩手大学の技術部報告資料からの紹介です。
岩手大学技術部報告 第4巻 2011
↑pdf
文書としては56ページとなっていますがpdfでは72ページなので
pdfページの上部にある□/118の前のボックスに72を入れてエンターキーを押すと直ぐに行けると思います
私としては水稲育苗床土には全く馴染みがありませんのでイメージしにくかったのですが
ピートモスの代替資材が増えてくれるのは有難いですね。
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開花結実関連
2007/06/26
粉媒介昆虫としてのニホンミツバチがラビットアイブルーベリーの結実に及ぼす影響
受粉方法の違いが果実に及ぼす影響についての報告です。
Woodard
処理区 | 収穫数 | 成熟日数 | 収穫率(%) | 果実重(g) |
日本蜜蜂区 | 222 | 96,0 | 61ab | 1,31 |
西洋蜜蜂区 | 230 | 88,9 | 55 | 1,59 |
他家受粉区 | 183 | 81,7 | 68bcd | 2,28 |
自家受粉区 | 160 | 98,5 | 60ac | 1,43 |
自然放任区 | 224 | 86,9 | 70d | 1,61 |
昆虫遮断区 | 10 | 107,4 | 3e | 1,10 |
Tifblue
処理区 | 収穫数 | 成熟日数 | 収穫率(%) | 果実重(g) |
日本蜜蜂区 | 235 | 94,0 | 77a | 1,43 |
西洋蜜蜂区 | 280 | 91,8 | 88c | 1,45 |
他家受粉区 | 185 | 87,0 | 78a | 1,86 |
自家受粉区 | 134 | 96,1 | 59b | 1,36 |
自然放任区 | 186 | 95,1 | 58b | 1,48 |
昆虫遮断区 | 16 | 88,9 | 5d | 1,44 |
やはり収穫数は断然ミツバチ(西洋)が多いのですが
サイズでは他家受粉が勝っているようです。
収穫数x果実重で収穫量が出るわけですが
例えばウッダードの場合
西洋ミツバチ受粉区では230x1,59=365,7
他家受粉区では183x2,28=417,24
ティフブルーの場合は
西洋ミツバチ受粉区 280x1,45=406
他家受粉区
185x1,86=344,1
ウッダードの場合は収穫量もむしろ他家受粉が勝っています。
省力という意味ではミツバチによる受粉は最善かと思われますが
サイズを狙いたい場合はやはり他家受粉が良いみたいですね。
(ミツバチによる受粉ではむしろ自家受粉のサイズにほぼ等しい感じがします)
報告では果実の種子数の違いや酸度・糖度の違いについても報告されています。
※論文を詳しくごらんになりたい方は↓こちらから行けます。
ミツバチ科学
「粉媒介昆虫としてのニホンミツバチがラビットアイブルーベリーの結実に及ぼす影響」
論文はpdfファイルです。(中段やや下にあります。)
2007/05/17
サザンハイブッシュ系はラビットアイ系で受粉するという報告です
サザンハイブッシュ系品種ががラビットアイ系品種の花粉で受粉するという報告です。
(今まではハイブッシュ系とラビットアイ系は交配しないと言われていました)
フロリダ大学の食物と農学(IFAS)研究所の報告のようです。
Reproductive Growth and
Development of Blueberry
Yahoo!翻訳で翻訳したところ
サザンハイブッシュ系の受粉のところで下記のように記述されているようです。
サザンハイブッシュ系はラビットアイの花粉での受粉で結実し果樹品質や果重等も良くなるが
ラビットアイにハイブッシュで受粉では結実率・果樹品質は良くならないということのようです。
試験内容とか書かれていないので信憑性がどれくらいのものか分かりかねます。
検証できれば良いんですけどね。
フロリダ大学の食物と農学(IFAS)研究所の報告なので
まるっきり嘘ということもなさそうです・・・。
これだと例えば開花時期が合えばサザンハイブッシュ系1本とラビットアイ系2本で
十分受粉できて収穫に至るってことになります。
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2007/05/12
「日本とニュージーランドで栽培されたタイプの異なるブルーベリー品種における
花芽分化,発育並びに生育習性パターン」
花芽が出来る時期に関する調査です。
花芽の出来る時期を把握できていれば剪定(特に夏剪定)をする際にも役立ちそうです。
ノーザンハイブッシュ系・ハーフハイブッシ系・サザンハイブッシュ系・ラビットアイ系で
17品種で調査したようです。
内容はほとんど英文で結論のみ和訳があります。
(PDAファイルなので翻訳もかけにくく詳細な内容まではお知らせできませんが
グラフで大体言いたいことは分かると思います)
結論のみ引用します。
花芽分化のパターンは次に3タイプに分類される
@花芽分化時期が収穫時期とほぼ一致するタイプ
ハーフハイブッシュ系・ノーザンハイブッシュ系・いくらかのサザンハイブッシュ系
(サザンハイブッシュ系ではオニールがこのタイプ)
A収穫が終了し一定期間経過後に花芽分化を開始するタイプ
サザンハイブッシュ系品種の一部
(ミスティーやサンシャインブルーが該当するようです)
B収穫最盛期以降に花芽分化を開始するタイプ
ラビットアイ系
また@のタイプの中で花芽分化開始から雌ずい形成期までの期間が早生品種で短く
晩生品種で長いことが確認された
研究者の結論はここまでですが私なりの仮説も立ててみました。
サザンハイブッシュ系でタイプが二つに分かれる点についての考察です。
ご存知の方も多いかと思いますが
サザンハイブッシュ系はハイブッシュ系とラビットアイ系の交配種です。
ですから勿論両者の遺伝子情報を持っていることになります。
サザンハイブッシュ系は収穫時期は全て概ね他のハイブッシュ系と同じ頃の収穫ですが
花芽分化の時期(花芽が出来る時期)については
ハイブッシュ系の特徴が出るものと、ラビットアイ系の特徴が出るものとに分かれるのではないかということです。
@のタイプについては前者であって
Aのタイプは後者であろうということです
(収穫が終わって一定期間経過後に花芽分化を開始するというのは
実際にはラビットアイ系品種が花芽分化を開始する時期とほぼ一致するからです)
個々のサザンハイブッシュ系がタイプ@になるのかタイプAになるかについては
今後私も栽培している品種を観察しながら分類していこうと思います。
これもある程度データが出揃えば品種同定の一助にもなりそうです。
私が栽培しているサザンハイブッシュ系品種数はあまり多くはないので
できればHPを閲覧していただいている方からも情報をいただければと思っております。
※論文を詳しくごらんになりたい方は↓こちらから行けます。
論文はpdfファイルです。
園芸学会雑誌 園芸学会 74(1) (20050115)
(タイトル右の「CiNii」 をクリックしてください)
「日本とニュージーランドで栽培されたタイプの異なるブルーベリー品種における花芽分化,発育並びに生育習性パターン」
・
2007/04/24
「収穫期間を通じたラビットアイブルーベリーの果実品質の比較」
2003年発表の調査です
(伴
琢也氏 山口 雅篤氏 吉永 好明氏 小川 智広氏 植田 尚文氏)
@)
多くのラビットアイ系品種は収穫時期が遅くなるにつれ果実重は減りサイズは小さくなる
表1参照
A)
多くのラビットアイ系品種は収穫時期が遅くなるにつれ果実が甘くなる傾向にある
(Brix値が徐々に増えてくる)
表1参照
B)
気候条件など環境の変化によってはブルーベリーの品種の収穫期の早晩が変わる場合がある
(本来、晩生といわれるものでも早生または中生の時期に収穫できる場合などがある)
表2参照
C)
その他
●Gardenblueはアントシアニン含有量が多い
●一部の品種(Bluebelle・Homebell)は収穫時期が遅くなるにつれ酸味が薄れる
●T-100とT-142はサイズも大きく糖度がも高いことから優良品種と思われる
●アントシアニン構成比は品種毎に異なるのでこの構成比を調べることにより品種同定ができる可能性がある
以上のような点が述べられています。
また、●T-142とHomebellは酸含有量が少ないということも見受けられました。
詳しくは論文でご覧ください※
データ
調査対照品種
Bluebelle (ブルーベル)/Briteblue
(ブライトブルー)/Gardenblue (ガーデンブルー)/Homebell (ホームベル)
Tifblue
(ティフブルー)T-100(ノビリス)/T-142(グロリア)/T-172(フェスティバル)
表1
T-142(グロリア)の収穫期間を通じてのサイズや質の変化
収穫日 月/日 |
果実重さ (g) |
果実横径 (mm) |
果実縦径 (mm) |
Brix (%) |
滴定酸含量 (g/100ml) |
アントシアニン含量 O.D.525nm) |
8/3 | 1.9±0.1 | 15.4±0.3 | 12.0±0.2 | 8.9c | 0.74 | 1.05 |
8/8 | 2.2±0.1 | 16.2±0.3 | 12.7±0.2 | 10.2bc | 0.56 | 1.10 |
8/13 | 1.6±0.1 | 15.3±0.3 | 1.0±0.2 | 10.8bc | 0.69 | 1.02 |
8/18 | 1.5±0.1 | 14.8±0.3 | 11.2±0.2 | 10.9bc | 0.72 | 1.07 |
8/23 | 1.4±0.1 | 14.2±0.3 | 10.7±0.2 | 12.1b | 0.66 | 1.13 |
8/28 | 1,1±0.1 | 12.8±0.3 | 9.4±0.2 | 12.8a | 0.69 | 1.10 |
9/2 | 0.9±0.1 | 12.1±0.4 | 9.0±0.2 |
調査対照品種全ての調査表がありますがT-142(グロリア)のデータのみ引用しました。
概ねどの品種もこの表と同様の傾向です。
詳しくは論文でご覧ください※
表2
品種 | 早晩性 | 収穫開始日(月/日) | 収穫終了日(月/日) | 収穫期間(日) |
T-172 | 晩生 | 7/13 | 8/2 | 21 |
Bluebelle | 晩生 | 7/17 | 8/6 | 21 |
Briteblue | 晩生 | 7/22 | 8/21 | 31 |
Gardenblue | 晩生 | 7/22 | 8/21 | 31 |
Homebell | 中生 | 7/24 | 8/18 | 26 |
Tifblue | 晩生 | 7/31 | 8/13 | 31 |
T-142 | 晩生 | 8/3 | 9/2 | 30 |
T-100 | 晩生 | 8/8 | 9/2 | 26 |
※論文を詳しくごらんになりたい方は↓こちらから行けます。
農業生産技術管理学会誌 10(1)
(20030515)
論文はpdfファイルです。(上段にありますのでタイトル右の「CiNii」
をクリックしてください)
「収穫期間を通じたラビットアイブルーベリーの果実品質の比較」
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岩手大学農学部
ハイブッシュブルーベリー果実の成熟に対する葉果比および受粉の影響
内容
@)
人工授粉において同じ3回の受粉の場合、開花日よりも翌日に行ったほうが果実が重くなる
データ
受粉の方法 | 結実果実数 | 収穫数 | 収穫割合(%) | 成熟期間(日) | 果実重(g) | 種数 |
開花日に3回 | 90 | 83 | 92.2 | 61,9 | 1,18 | 67,4 |
開花日に10回 | 80 | 79 | 98,8 | 62,3 | 1,20 | 65,6 |
開花翌日に3回 | 80 | 73 | 91,3 | 60,9 | 1,32 | 72,1 |
A)
花芽一つに対して葉芽が多いほうが果実が重くなる
データ略
pdfファイルには↓こちらから行けます。
(中段にありますのでタイトル右の「CiNii」
をクリックしてください)
GeNii園芸学会雑誌67(5) (19980915)
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受粉がブルーベリー果実の成熟に及ぼす影響
やはり同系で2品種以上あったほうが実も大きくなり
熟期も早まるようです
ブルーベリーのハイブッシュとラビットアイの種間交雑親和性
平成16年度 研究成果レポート (東京都農林総合研究センター)
詳細はありませんが
ブルーベリーのハイブッシュとラビットアイの種間交雑親和性
交雑親和性は高く,特にハイブッシュを種子親にした場合は高率で種子が得られる。
by宮下千枝子氏・石川俊二氏・三位正洋氏
と報告されています。
詳細がないから微妙な部分もあるのですが、このレポートを文面通り信じるならば同系統という言葉を外すことができそうです。
少なくともハイブッシュ系はラビットアイ系でも交配できるということになるからハイブッシュ系1本、ラビットアイ系2本で完結できることになりそうです。
実生で新品種を作ろうと思っている人にも交配する品種のバラエティーが広がりそうです。
交雑親和性とは
自家不和合性(交雑不和合性、交配不和合性) |
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2008/03/10
ブルーベリーの促成栽培に関する研究(第1報)温室搬入時期, 品種,
GA処理
↑本文右の「CiNii」をクリックしてください
ジベレリンという薬を用いて単為結果などを促す処理のことを園芸学などではGA処理と呼んだりします。
ジベレリンは種無しブドウを作ったり、ビックリグミなど1種類だと結果率が著しく悪い果樹に散布すると結実させることが出来ると言う薬品のことです。
この薬をブルーベリーに用いたらどういうことになるのか調べた調査です。
この調査では促成栽培という訪花昆虫がいない環境下での調査においてですがGA処理でも十分な結果率が得られることが報告されています。
また、収穫期が遅れる傾向にあること、単為結果であるためにサイズが小さくなること、種が無いことなども報告されています。
サイズが小さくなるのは困りますがラビットアイ系だと種がないというのは嬉しいかもしれません。
また凍害を起こした蕾に対してもGA処理が効果があることや人工授粉などとの併用によって
更なるサイズUPへの可能性も引用されていたりします。
残念ながらこの調査では促成栽培については私にはあまり見るべきものが無かったように思いますが
読者の皆さんでしたら何か光るものを見つけられるかもしれません。
単為結果
単為結果(たんいけっか)とは、植物に於いて、受精が行われずに子房壁や花床が肥大して果実を形成すること。このようにしてできた果実は通常無核果である。自然界でもバナナやパイナップルなどは単為結果し種子のない実をつけることがある。(原種に近いものほど種子がみられる頻度が高い、また種子が大型のことが多い)種なしブドウはジベレリンを用いて、種なしスイカは三倍体植物を育成し、それぞれ人工的に種子のない果実を作った単為結果の例。 |
2007/12/05
ブルーベリー(ブルーレイ)の挿し穂は枝齢を経た休眠枝も有効
従来、ブルーベリーの挿し木は古い枝では発根率が著しく低下するとされていました。
MYHPでも紹介している米田先生の↓レポートでも
ティフブルー、ホームベル共に3年枝だと随分発根率が低かったということになっています。
ブルーベリーの挿し木による繁殖法の検討
しかし、このレポートでは
27年生樹の6年〜12年枝でも76%の高い活着率を示したと報告されています。
(ピートモス5:鹿沼土5、長さ12〜13センチ、太さは1センチ程度と見られる)
従来、低い発根率しか得られないとされてきましたが古い木の古い枝でも76%も成功するなら十分ではないでしょうか。
詳しくは↓こちらをご覧ください。
ブルーベリー(ブルーレイ)の挿し穂は枝齢を経た休眠枝も有効
(平成15〜16年)(PDF25KB)
美の国あきたのHPで紹介されているレポートです(農畜産振興課>実用化できる試験研究成果
)
比較的樹勢が弱いとされているノーザンハイブッシュ系で高い発根率が得られたのだから
ラビットアイ系でも↑この調査の方法で挿し木をすれば高い発根率が得られる可能性は高そうにも思われます。
今回のレポートの冒頭にもあるように若い挿し穂が確保できない場合は
古い枝から挿し穂を採取することで補ってもよいかもしれません。
2007/05/06
「ハイブッシュブルーベリーの休眠枝挿しにおける摘心処理が発根に及ぼす影響」
恵泉女学園園芸短期大学、小林幹夫先生らの報告です。
発根率が悪いと言われているSpartan
(スパータン)とDarrow (ダロウ)を対象として
5月に休眠挿しをして2ヵ月後に摘心した方が何もしなかったものより
発根率が高いという報告です。
(こういった摘心処理は葡萄などで行われているようです)
品種 | 平均値 | 穂木の直径 (mm) |
発根穂木の 直径(mm) | |||||||||
処理の有無 | 試供数 | 枯死率 (%) |
発根率 (%) |
根数/穂 | 総根長/穂 (cm) |
発根穂木の 直径(mm) |
未発根穂木の 直径(mm) |
最大値 | 最小値 | 最大値 | 最小値 | |
Spartan | 有 | 120 | 69,2 | 30,8 | 5,0 | 38,7 | 7,3 | 7,3 | 12,73 | 2,70 | 12,09 | 2,70 |
Spartan | 無 | 123 | 90,2 | 9,8 | 5,5 | 42,2 | 5,8 | 6,0 | 10,80 | 2,87 | 6,92 | 4,17 |
Darrow | 有 | 48 | 77,1 | 22,9 | 6,9 | 59,7 | 5,1 | 5,5 | 9,42 | 2,95 | 8,98 | 3,67 |
Darrow | 無 | 49 | 100,0 | 0 | - | - | - | 6,1 | 9,92 | 3,02 | - |
全体的に若干成功率が悪すぎの感も否めないですが
ハイブッシュ系品種で発根率の悪い品種での休眠挿しには
効果的かもしれません。
なお、ダローについては発根促進剤を切り口に塗布しないほうが
発根率が良いとも述べられています。
※論文を詳しくごらんになりたい方は↓こちらから行けます。 論文はpdfファイルです。
研究紀要 恵泉女学園園芸短期大学35(20040320)
(タイトル右の「CiNii」 をクリックしてください)
ブルーベリーの挿し木による繁殖法の検討
挿し木には太さ3〜8ミリ、長さ10〜15センチが適当とのことです
農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センターの報告で
ハイブッシュブルーベリーの緑枝挿し効率と水管理法の改善
挿し木を5cm潅水、1cm潅水、布帯潅水、連日潅水、乾燥時潅水の5条件で試みた研究です
緑枝挿しの成長は乾燥時潅水がもっとも成績がよく続いて連日潅水であったこと
このセンターでは労力削減も考慮して1cm底面潅水で水管理をしているということ
挿し木が難しい品種を高炭酸ガス環境下で挿し木すると成功しやすいことなどの報告です
バイオ的な増殖
ブルーベリー「おおつぶ星」の
組織培養による大量増殖
群馬の効率的な挿し木増殖技術
挿し木床の下に電熱マット(100v)を敷き込み床土を暖め、地温を18〜25℃にすると発根率が高まります
一次伸長枝の中位部〜先端部及び二次伸長枝の基部から挿し穂を採取すると発根率がやや高くなります
ハイブッシュブルーベリーの効率的挿し木増殖技術
「北部ハイブッシュブルーベリーの暖地栽培のためのスノキ属野生種シャシャンボの台木としての可能性」
※論文を詳しくごらんになりたい方は↓こちらから行けます。
園芸学研究 園芸学会 5(2)
(20060615)
論文はpdfファイルです。
(上段にあるのでタイトル右の「CiNii」 をクリックしてください)
ハイブッシュブルーベリー品種'Darrow'の休眠枝挿し
:
床土種類と2,3の薬剤処理が発根に及ぼす影響
トレハロースという多糖類を溶いた水溶液で水揚げすると発根率は良くなるか?というテストについてのレポートです。
ハイブッシュブルーベリー品種'Darrow'の休眠枝挿し :
床土種類と2,3の薬剤処理が発根に及ぼす影響
本文右のCiNii
をクリックして下さい。←Pdfファイルです。
結果としては無処理よりも発根率は上がる場合が多く特にココピートと鹿沼土のブレンドの場合に顕著である。
ルートンなどのオーキシンを含んだ発根促進剤との併用で更なる発根率の
上昇が期待できるのではないかと結んでいます
因みにココピート単体若しくはココピートと鹿沼土のブレンドではルートンなどのオーキシン処理をしても
発根率が50%程度にとどまるということで挿し木にはココピートは向いていないことも分かりました。
(ピートモスと鹿沼土1:1のブレンドを用いた場合の発根率は8割近いようです)
寒冷地におけるラビットアイブルーベリーの導入
(↑pdfファイルです。本文右のCiNiiをクリックしてください)
表題は栽培適地に関するレポートですが
ラビットアイ系品種の品種別発根率についての調査も報告されています。
群馬県園芸試験場さんの報告です。
群馬県園芸試験場報告
ブルーベリーの品種特性とさし木繁殖
↑PDFファイルです。
1976〜1981年あたりの調査です。
ハイブッシュ系、ラビットアイ系両方についての
発芽期・開花期・樹冠のサイズ・樹勢・凍害の有無・収穫期間・収穫日数・果実重・生産量・糖度・食味・
挿し木発根率・開花始から収穫始までの日数・などを15ページに渡って多岐に報告されています。
栽培適地についても言及されていてラビットアイ系品種は群馬県においては渋川市以南が適地とされ
渋川以北はハイブッシュ系の栽培適地であろうとも報告しています。
高pH土壌適応性の高いブルーベリー種間雑種における台木適性
東京都農業総合研究センターさんのレポートです。
以前、このブログで紹介した
ハイブッシュブルーベリーとラビットアイブルーベリーの 種間雑種の高
pH土壌適応性
と言うレポートがあります。
今回のレポートは↑の調査において得られたpH6,5前後の高pH条件下でラビットアイと
同程度の樹勢の強さと適応性を有する種間雑種をハイブッシュ系ブルーベリーの台木にする場合の適正についてのレポートです。
高pH土壌適応性の高いブルーベリー種間雑種における台木適性
↑2ページのpdf
感想としては
私の場合は土壌適応性の問題についてはシャシャンボを台木とする接ぎ木に注目していましたが、
こちらのセンターでは種間雑種を用いることで解決を狙っているようです。
シャシャンボの台木の場合は台を育てるのにブルーベリー以上に時間が必要ですし
接ぎ木の成功率もブルーベリーの台木の場合よりは成功率が低いように思うので将来的にどちらに軍配が上がるか楽しみではあります。
それともう一つは結構台木の品種の違いでも接ぎ木の成功率にバラつきがあるんですね。
(トロなんかを穂木にした接ぎ木だと成功しやすいと思ったりしていますが台木についてはあまり意識したことはありませんでした)
短切した休眠枝の利用によるハイブッシュブルーベリーの大量増殖
極短い枝での挿し木の手法についてのレポートです。
1本が2〜3cmと言うことで「普通の場合の3倍程度増やすことが可能であるが慣行法と比較して苗の生育は劣る」
と言うことのようです。
詳しくは↓こちらをご覧ください。
短切した休眠枝の利用によるハイブッシュブルーベリーの大量増殖
↑pdf
こちらは要約だけですが普通のHPなので軽いです。
短切した休眠枝の利用によるハイブッシュブルーベリーの大量増殖
詳しくは↑のレポートを見ていただくのが一番だと思います。
これについては実はtoppoさんが去年の春に挑戦されたのですが残念ながら上手く行かなかったようでした。↓
toppo(とっぽ)の園芸Blog
問題点も幾つかあったようですが温度管理は難しそうだと私も見て感じました。
レポートではなかなかの好成績のようですから、きちんと管理できるようなら有望な方法なのかもしれません。
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品種関連
2007/07/26
「ブルーベリー種間雑種(Vaccinium
corymbosum ×V. ashei )の倍数体作出法
」
新品種をつくる過程においてこの5倍体から倍数体を作り出して
ノーザンハイブッシュ系とラビットアイ系の種間雑種の有望な育種素材の
稔性を高めて中間母本として利用しようという試験も試みられています。
コルヒチンという薬品で5倍体を処理すると10倍体であるとか
15倍体とがができるそうです。
実験内容の詳細↓
ブルーベリー種間雑種(Vaccinium corymbosum ×V. ashei
)の倍数体作出法
[担当]東京農総研・商品開発科・植物バイテク研究室
1984年の少し古い研究ですが、品種別挿し木の発根率
果実品質・生育調査・収量調査・低温要求時間について調査されています
神奈川県におけるブルーベリーの品種適応性について
ブルーベリーの地域適応性品種の検索
奈良県でのラビットアイ系およびハイブッシュ系の
地域適応性、果実収量、果実品質、収穫時期が報告されています。
ブルーベリーの地域適応性品種の検索
奈良農技セ・果樹振興センター・特産開発チーム
研究期間
: 2002〜2006年度
帯広畜産大学ブルーベリーの品種特性
帯広畜産大学ブルーベリーの品種特性によると
北海道でもスパルタンは栽培が難しい。ブルーレイ・ダローの食味は悪い。
神奈川県伊勢原市におけるブルーベリーの栽培適性を検討するための基礎
資料を得る目的で行ったもの。
収穫期・収穫量・果重・果実糖度・収穫期間中の糖度の変化・固体の生存率についての調査
小果樹類遺伝資源の収集と特性に関する研究
平成13年中山間特産物の営農条件整備に関する試験
− ブルーベリーの低労働投資型栽培技術の組立
上記2件埼玉県農林総合研究センター試験研究課題と成績より
ブルーベリーのDNAマーカーを用いての品種特定法についてのレポートです。
いわゆるブルーベリーのDNA鑑定です。
品種識別のためのDNAマーカーの開発
寒冷地におけるラビットアイブルーベリーの導入
寒冷地におけるラビットアイブルーベリーの導入
(↑pdfファイルです。本文右のCiNiiをクリックしてください)
ラビットアイ系品種の栽培適地に関する報告
寒冷地(仙台付近)でラビットアイ系品種とハイブッシュ系品種と生育を比較し
ラビットアイ系品種の栽培適正について調べた調査です。(2006年までの調査)
「ラビットアイ系品種はその年の気候によって収穫できない年もありブルーベリー園などで
本格的に導入するには問題があるので品種選ぶ必要がある」としています。
東北大学(仙台)大学院農学研究科さんからのレポートです。
群馬県園芸試験場さんの報告です。
群馬県園芸試験場報告
ブルーベリーの品種特性とさし木繁殖
↑PDFファイルです。
1976〜1981年あたりの調査です。
ハイブッシュ系、ラビットアイ系両方についての
発芽期・開花期・樹冠のサイズ・樹勢・凍害の有無・収穫期間・収穫日数・果実重・生産量・糖度・食味・
挿し木発根率・開花始から収穫始までの日数・などを15ページに渡って多岐に報告されています。
栽培適地についても言及されていてラビットアイ系品種は群馬県においては渋川市以南が適地とされ
渋川以北はハイブッシュ系の栽培適地であろうとも報告しています。
ブルーベリーの優良品種の選定
岩手県農業研究センターさんからのレポートです。
収穫時期は暖地よりも1ヶ月程度遅れるようです。
果実の重量平均が一番重かったのはブルーチップで食味調査でも一番でした。
ブルーベリーの優良品種の選定
↑では19品種の中から選定された八つ(アーリーブルー・デューク
・ブルージェイ・スパータン・シェラ・ブルーチプ・プル・ブルーレイ)の優良品種についての
レポートですが8品種以外の全てのデータについては↓こちらでご覧いただけます。
ブルーベリーの特性評価と優良品種の選定pdf
↑2ページのPDFファイルです。
選定の基準がサイズ、収量、食味なのでサイズも収量も申し分ないのに外された
ハリソン、ヌイ、トロ、コビル、ダローあたりは食味的に評判が良くなかったということになります。
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ブルーベリー既存品種における果実品質および形状の差異
東京都農林総合研究センターさんの20年度のレポートです。
ブルーベリー既存品種における果実品質および形状の差異
↑pdfファイルです。
糖度が高い品種
ラビットアイ系ベッキーブルー、ブライトウェル、ブルーシャワー、
ノーザンハイブッシュ系ではスパルタン、レイトブルー、ハーバート
サザンハイブッシュ系ではリベイル、シャープブルー
硬度が高い品種
ラビットアイ系、クライマックス、ベッキーブルー
ノーザンハイブッシュ系、ブルークロップ、あまつぶ星
サザンハイブッシュ系、リベール
若干サイズ的に「?」と思うものもあるので生育の状況でかなり左右されている感も否めないような気もします。
やはりラビットアイ系の方が糖度が高いものも多いですね。
私の感じでは種も触らないし糖度も高いからベッキーはラビットアイ系の早生のメインになりそうです。
それからデータ的にですがリベールかなり固いようです。
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ブルーベリー既存品種における収穫時期および果実重の差異
東京都農林総合研究センターさんの20年度のレポートです。
ブルーベリー既存品種における収穫時期および果実重の差異
↑pdfファイルです。
収穫時期についてはノーザンハイブッシュ系とサザンハイブッシュ系は、
ほぼ同時期でラビットアイ系が終盤に被る感じです。
大関ナーセリーさんのカタログをお持ちの方は、我が家でもそうですが東京あたりでも
果実の成熟期の表のラビットアイ系の部分は一ヶ月くらい前にずらせば良さそうです。
収穫量について
総じて幼木の方が収穫量が多いですね。
成木、幼木入り混じりなので比較しにくいですが系統内での差異は参考になりそうです。
ラビットアイ系
やはりバルドウィンの豊産はゆるぎなし。
我が家ではかなり結実率が悪いブルーシャワーなんかもちゃんと収穫できているようですね。
ノビリスもそこそこ収穫できているようでこの調査だと収穫量は
ベッキーがダメでやはりデライトも芳しくはないみたいです・・・・。
ノーザンハイブッシュ系
総じて収穫量多し。
ノーザンハイブッシュ系は幼木ばかりだから老婆心ながら来年の生育が心配ですが・・・。
サザンハイブッシュ系
オニールはダメでフロリダブルーが凄い事に。
我が家ではダメなサンシャインブルーもちゃんと収穫できているようです。
ハイブリッド系
総じてパッとせず・・・・。
岩手県におけるブルーベリーの生育生態及び品種選定に関する研究
岩手大学農学部からの報告です。
岩手県におけるブルーベリーの生育生態及び品種選定に関する研究
11ページのpdfファイルです。
興味深かった点を幾つか挙げておきます。
ジューン、ランコーカス、ジャージーでは品種ごとに年によって開花の時期は早晩があっても
収穫時期は開花の早晩にはそれ程影響されず、
むしろその後の天候に影響されるのではないかということ。
ラビットアイ系は収量が低く特にホームベルは殆ど収穫できていないこと。
(雪上に出ている部分が殆ど枯れてしまう)
ブルッタ、ジャージー、ウェイマウス、ノースランドは凍害を受けにくい。
推奨品種
早生、ブルータ
中生、ノースランド、バークレイ
(岩手内で比較的暖かい地域ではブルーレイ、ブルークロップ、ダロー、レイトブルーも可)
以前、東北大学の調査で宮城県あたりがラビットアイ系品種の栽培北限であろうと推測されましたが、
それを裏付ける結果となったようです。
青森での調査です。
青森県におけるハイブッシュ・ブルーベリーの特性
青森県におけるハイブッシュ・ブルーベリーの特性
東北農業研究、49号、p.135-136、(1996-12)
↑11ページのpdfファイルです。
青森県におけるハイブッシュ・ブルーベリーの特性
青森県畑作園芸試験場研究報告
結論から言うと、コリンズ、バークレー、デキシー、ペンバートン、ジャージー、コビルが
優良品種ということになったようです。
凍害についてはデキシー、ウェイマウス、ランコーカス、コリンズあたりが弱かったようですが
凍害についての危険性は低いとしていたのが岩手県の調査と違っていて興味深かったです。
食味調査ではランコーカスの評価が高かったのが少し意外でした。
収量ではノースランドが1位。
その他にはノースランドの裂果が40%と際立って高いこと、ルーベル(平均1g)と
ジューン(平均1.4g)の果実の小さい事などが目に付きました。
会津地域におけるブルーベリーの品種特性
具体的なレポートではないからあまり役立たないかも知れませんが一応紹介しておきます。
会津地域におけるブルーベリーの品種特性
福島県農業総合会津地域研究所
平成19年度農業総合試験成績概要
ブルーベリー31品種(南部ハイブッシュ系、北部ハイブッシュ系、ラビットアイ系)について、
5年生樹(結実2年目)における収穫期、果実品質、収量等の品種特性を調査したレポートです。
会津あたりでもラビットアイ系の生育が良くない。
ハイブッシュ系の晩生品種が少ない。
ハイブッシュ系ではシャープブルー、ネルソン、チャンドラー、ダロウの品質が優れた。
具体的にどんな品種を比べたのか分かりませんが去年の調査ですし
チャンドラーも混じっているから極端に古い品種ばかりではなさそうです。
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中山間地域に適したブルーベリーの有望品種と栽培組み合わせ利用
新潟県農業総合研究所の調査です。
中山間地域に適したブルーベリーの有望品種と栽培組み合わせ利用
要約
中山間地域におけるブルーベリーの有望品種を、樹勢、雪害回復性、収量性、食味を基準として選定した。
また、目的に応じて品種組み合わせ利用ができる。
ということのようです。
調査によって色々な結果が出ますがこの調査でも一般的に言われているのと
同じこともあれば予想外の結果もあったりします。
もともと何品種から選んだのか分かりませんが、
「ランコカス」、「ブルークロップ」、「プル」、「レカ」、「ブルーヘブン」、「ジャージー」、「コビル」、「ウッダード」、「ティフブルー」を推奨しています。
美味しいのはプル
大きいのもプル
多収はレカ
新潟の中山間地域あたりだとラビットアイ系は栽培は大丈夫みたいです。
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ハイブッシュ系ブルーベリーの品種比較(定植2年目)
神奈川県農業技術センターさんが2008.12.16日に発表したレポートです。
ハイブッシュ系ブルーベリーの品種比較(定植2年目)
ノーザンハイブッシュ系12品種での調査です。
スパータン、ブルーヘブンが生育が良く、シエラ、ブルークロップの成績が著しく悪かったようです。
植え付け方や施肥についても興味深いと思いました。
調査は今後も継続されるとのことなのでそちらも楽しみです。
島根県におけるブルーベリー栽培の現状と適応種類の選定
島根県での調査です。
日本海側でのブルーベリー栽培では品種の選定でも悩ましいようですが
標高420m程度の場所ではラビットアイ系でも問題なく栽培できるようです。(冬の雪囲いは必要)
標高420mの横田町や赤来町と標高20mの松江市と比較すると
開花の開始時期は3〜4週間、収穫開始が2〜3週間遅れる。
収穫量は何れの標高の場所においてもラビットアイ系が多かった。
結論としては「島根県全体としてのブルーベリーの経済栽培はラビットアイ系が適している」と結んでいます。
日本海側のことは良く分かりませんが福井県南部くらいまでは同じようなことが言えるのかもしれません・・・。
農業生産技術管理学会 10(1)
(20030515)
論文はpdfファイルです。
(ページ上段にあるのでタイトル右の「CiNii」
をクリックしてください)
観光・直売に適するブルーベリーの品種選定
千葉県 農業総合研究センター・生産技術部・果樹研究室さんのレポートです。
試験研究成果普及情報課題一覧(平成20年度)内
中段の、果樹、20
観光・直売に適するブルーベリーの品種選定(PDF480KB)
観光・直売に適するブルーベリーとして推奨される品種
早生
アーリーブルー
スパルタン
中生
ブルーヘブン
シャープブルー
デキシー
晩生
クライマックス
ティフブルー
デライト
ノビリス
サイズはスパルタン>デライト>ノビリスの順。
味はスパルタン、デライトが美味しいとなっています。
小さい順ではガーデンブルー<キャラウェイ=ランコカス<バーリントン=サウスランド
味的にX印も5品種あったりして・・・。
具体的には「冬囲いに加えて肥料袋を活用し、樹の上部にくくりつける方法」です。
これについても同センターさんが写真とデータ付きのレポートがあるので
↓そちらをご覧頂けば一目瞭然なので宜しかったらご覧ください。
中山間地域に適したブルーベリーの簡易雪害防止法
ハイブッシュブルーベリーとラビットアイブルーベリーの 種間雑種の高 pH土壌適応性
ハイブッシュブルーベリーとラビットアイブルーベリーの 種間雑種の高
pH土壌適応性
↑写真入りの10ページのpdfファイルです。(写真は最下)
種間雑種においてラビットアイ系品種よりも土壌適応性が高い個体が得られるという結論のようです。
ブルーベリーの台木にシャシャンボを用いることばかり考えていましたが
台木専用の種間雑種を育種するというのも「あり」なのかもしれません。
私が興味深かった点を挙げておきます。
高pHの用土での栽培の場合でも苗の2年生程度までの生育においては通気性と保水性を好適に保てればpH6,5程度なら旺盛な生育が得られる。
このあたりについてはポット栽培の方が管理がしやすいからこの調査でもポット栽培の方が枯死率が明らかに低いようです。
他にも夏の乾燥の問題も併せて考えるとどうやら2年生くらいまではポット栽培の方が難易度が低くなるように思えます。
つまりは若い時期に慌てて地植えしないほうが良さそうだと言うことです。
せめて2年はポットで栽培した方が良さそうなのでこれからは初心者の方にも2年生まではポットでの栽培を勧めようと思います。
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単為結果(たんいけっか)とは、植物に於いて、受精が行われずに子房壁や花床が肥大して果実を形成すること。このようにしてできた果実は通常無核果である。自然界でもバナナやパイナップルなどは単為結果し種子のない実をつけることがある。(原種に近いものほど種子がみられる頻度が高い、また種子が大型のことが多い)種なしブドウはジベレリンを用いて、種なしスイカは三倍体植物を育成し、それぞれ人工的に種子のない果実を作った単為結果の例。 |
ハイブッシュブルーベリーの施設コンテナ栽培における被覆開始時期と生育
3月から無加温ハウスで栽培すると収穫期が10〜20日程度も早くなるそうです
ハイブッシュブルーベリーの施設コンテナ栽培における被覆開始時期と生育
という報告があります
ブルーベリーの花芽分化とその促進並びに促成栽培
人口低温によって自然の低温による促成栽培よりも早い収穫を目指すことを目的とした調査です。
(関連して花芽分化についても調査されています)
島根大学生物資源科学部のレポートです。
ブルーベリーの花芽分化とその促進並びに促成栽培
↑1ページのpdfファイルです。
4度以下で7週間も低温処理するとか凄いですね。
欲を言えば低温要求時間が短い品種でも促成栽培して欲しかったような気もします。
あるいはそれではつまらないのかな・・・?
早期に休眠打破できる薬品とかを用いて低温処理の期間を短くするとか色々工夫も出来そうに思います。
加温施設及び露地栽培に適したブルーベリー品種の選抜
加温施設及び露地栽培に適したブルーベリー品種の選抜
静岡県農林技術研究所さんのレポートです。
(グラフが読みにくい場合はCtrlキー+マウスのスクロールを向こう側に回せば拡大されます)
加温ハウスでの促成栽培はミスティーが良いみたいですね。
加温ハウスでオニールとブライトウェルの収穫時期があまり変わらないのはちょっと意外でした。
このレポートによるとオニールは加温ハウス栽培には向いていないみたいですね・・。
消費者はブルーベリーの品種についてとか理解されていない現状では、同じ時期なら沢山収穫できるブライトウェルに軍配が上がりますかね。
なお
No.9/
平成23年5月/ 研究所ニュース↓においては今後の課題などについても言及されています。
ブルーベリーの加温施設栽培下における特性
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水耕栽培関連
水耕によるラビットアイ・ブルーベリー樹の生育と養分吸収に及ぼす窒素形態の影響
目に付いた点
1)アンモニア態窒素の高濃度が成長が良い
2)低濃度ではアンモニア態も硝酸態もあまり変わらない
3)アンモニア態窒素高濃度では糖度は上がるがサイズは小さくなる。
(熟期も遅れる)
500円玉サイズとかサイズを狙う場合は寧ろ肥料を控える方が良いのかもしれません。
木の成長や収穫量と糖度は濃い方が良いから基本的にはやはり肥料の濃度は濃い目が良さそうです。
濃度濃い目だと熟期が遅れるから促成栽培などの場合も注意が必要かもしれません。
↓こちらの真ん中付近にあるので本文右のCiNii
をクリックしてください。
日本土壌肥料學雜誌 社団法人日本土壌肥料学会 66(5)
(19951005)
ハイブッシュおよびラビットアイ・ブルーベリーの生育と養分吸収に及ぼす培養液pHの影響
目に付いた点
1)水耕だとpH3.5では時間差はあるものの最終的に全滅。
2)適正pHハイブッシュ系は4.5ラビットアイ系5.5
3)肥料の吸収はは窒素が9月上旬がピークであること。
追肥は今頃やっておくと良さそうです。
4)カルシウムは8月上旬まで増加、8月上旬から9月上旬まで低下、9月上旬から10月下旬頃まで増加。
カルシウム肥料は秋は9月上旬頃が良いかもしれません。
↓こちらの真ん中付近にあるので本文右のCiNii
をクリックしてください。
日本土壌肥料學雜誌 社団法人日本土壌肥料学会 66(5)
(19951005)
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独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所
今のところ興味深かったのは↓以下あたりでした。
2.2.1.気候温暖化と落葉果樹の凍霜害
↑では「気候温暖化で果樹の春の活動が早まることによって寧ろ霜害に遭遇しやすくなる」
2.2.3.気候温暖化が落葉果樹の休眠・開花に及ぼす影響
↑においてはやはり暖地での休眠時間不足について危惧しています。
(ハウスナシの「眠り病」やモモ障害樹の発生やブドウの着色不良、ウメの生育不良など様々な影響が報告されています)
ブルーベリーについての記述では群馬県において
ハイブッシュ系で夏の高温による干害が多くなっており、
またメリットとして凍害の減少やラビットアイ系やサザンハイブッシュ系の
栽培が可能になってきているということが上げられています。
↑4.3.樹種別の気候温暖化影響の集計より
地球温暖化によるリンゴ及びウンシュウミカン栽培適地の移動予測
PDFファイルになりますが↓こちらの方が詳しいです。
中長期的な気象変動予測から推定される温度変化の果樹農業への影響
ブルーベリーの栽培適地の移動予測
ブルーベリーの栽培適地はよくリンゴや蜜柑に准えられるのでこういった論文から類推出来ると思います。
気象庁の報告によるとわが国を含む北アジア地域の気温上昇は
世界でも最も最大で20世紀の100年で平均気温が1度上昇したこと。
2060年には現在リンゴの栽培適地が蜜柑の栽培適地となり栽培可能ではなかった北海道全域がリンゴの栽培適地となって
本州では東北の内陸部の高原のみがリンゴは栽培適地なってしまうと報告されています。
実際、蜜柑の栽培適地は北上しているという報告↓もあります。
嬉しい温暖化? ミカン産地北上、佐渡で初出荷
ノーザンハイブッシュ系はリンゴの栽培適地あたりが良いと言われているから自根では
やがては北海道が主要産地になって本州では一部の限られた地域でのみ栽培できる程度になってしまいそうです。
当地は今ですらノーザンハイブッシュ系は栽培適地ではないから接ぎ木でやっとという感じなのに今後は接ぎ木でも厳しくなるかもしれません。
まあ、私が生きているうちはラビットアイ系が栽培できなくなることはなさそうですが。
自発休眠を強制的に明けさせる方法
今日はその自発休眠を強制的に明けさせる方法についてです。
自発休眠を強制的に明けさせる方法は幾つか研究がなされています。
1)シアナミド剤※による方法
自発休眠が明ける前に、シアナミド0.5〜1.0%液を散布することで、自発休眠を打破する方法
※シアナミド
休眠打破を目的に使用される一般名をシアナミド、商品名をCX−10カーバイド液剤と呼ぶ生長調節剤
現在、ブドウ、オウトウやニホンナシなどで登録されている農薬
CX−10
↑取り扱い方法が結構扱い難いようで素人にはちょっと怖そうな薬品です(笑
ブルーベリーにはまだ登録はありませんが将来的にはブルーベリーの登録もありえると考えています。
自発休眠を強制的に明けさせることが出来ると温暖化対策に有効なことは勿論ですが
低温要求時間が足りなくて本来促成栽培が出来ないような品種でも促成栽培が可能となったり、
覚醒の時期をそろえることによって収穫時期もそろえることが出来たりするようになったりします。
参考資料
オウトウの休眠制御によるハウス栽培
地球温暖化と休眠打破 生長調節剤の力が必要に
その他温暖化関連リンク
地球温暖化について香川県の状況を調査しました!
今、顕れて来ている地球温暖化の農業への影響
「地球温暖化と農業」を考える
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ブルーベリーラビットアイ系の葉の癌抑制効果など
ブルーベリーラビットアイ系の葉の研究の全容
宮崎県地域結集型共同研究事業のラビットアイ系の葉での肝臓癌などを抑える薬とかの研究が
全体的にどうなっているかを紹介した研究の資料集↓です。
↓こちらのページの9〜21が全て葉の研究関連のレポートです。
割と素人でも分かりやすいし軽いからざっとでも目を通しておくと良さそうです。
宮崎県地域結集型共同研究事業 資料編
一部は私の説明も書いておきます。
009 ラビットアイブルーベリー葉に含まれる各種成分 010 C型肝炎ウイルスRNA複製抑制効果 ←インターフェロン代替抑制剤として期待 011 肝臓への脂肪蓄積抑制効果 012 ATL細胞、HTLV-1感染細胞増殖抑制効果 013 肝がん発症・進展抑制効果 014 血圧降下作用 015 抗酸化活性 016 マイクロプロパゲーションの確立 ←試験管内大量増殖 017 高機能性品種選抜 ←癌抑制効果が高い品種や実をつけない品種の開発など 018 品種識別のためのDNAマーカーの開発 019 密植栽培 ←お茶みたいに栽培しています。 020 茶収穫機によるブルーベリー葉の収穫 ←収穫もお茶と同じ方法です 021 ブルーベリー葉を利用した機能性食品の開発 |
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市場流通関連
京浜地域におけるブルーベリーの流通について
群馬県東京園芸情報センターさんのレポートです。
東京市場と群馬市場での出荷量と単価などについて報告されています。
群馬県HP>産業・労働 > 農業 >ピックス(平成16年)内
生鮮ブルーベリーの動向 (pdf 15KB)
最近は促成栽培が盛んに行われているようですがやはりこの頃から5月の価格はかなり高目だったようです。
7月に入って価格が下がってくると出荷よりも摘み取り園に移行するのだろうと思われます。
北米におけるブルーベリーの生産
北米におけるブルーベリーの生産
28ページのpDFファイルです。
byメイン大学の園芸学教授、デイビッド・ヤーボロ博士
北米でもブルーベリー生産量は右肩上がりで南部などでのサザンハイブッシュ系生産が増えています。
南米(アルゼンチンとチリ)でもかなりのハイペースで生産量が増えているようです。
3月に開催されたブルーベリーサミットでのレポートです。
北米ワイルドブルーベリー協会「ブルーベリーサミット」初開催
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ブルーベリー園経営関連
中山間地域における販売方法を想定したブルーベリーの品種構成
東濃地域でのブルーベリー生産農家が販売方法を市場出荷、直売所、摘み取り園のそれぞれに限定した場合の
最も効率が良い品種構成について考察したレポートです。
中山間地域における販売方法を想定したブルーベリーの品種構成←Pdfファイルです
やはり、ブルーベリーの市場価格は6月中旬あたりまでが高めで推移してそれ以降はキロ1000円程度で推移するようです。
(一般的に早生ものというのは高値ですし、ブルーベリーでは早生品種は栽培も難易度が高いし収量も少ないから収穫初期は高くなるのでしょうね)
市場出荷限定では市場価格が高い早生と中生で構成しています。
直売所ではややバランス型ですが収量が多いラビットアイ系を中心にして6〜8月まで安定して出荷できるようにして、
摘み取り園では収量重視でラビットアイ系のみが良いとしているようです。
この他にも極早生と極晩生は何でも高いですからこのレポートでは触れていませんが
市場出荷限定ではさらに促成栽培を加えても高値を狙えるかもしれません。
(先日、紹介した↓こちらのマニュアルでも2005年度の出荷単価は5月中は大体キロあたり3500円くらいでした)
傾斜ハウス及び傾斜地養液栽培システムを利用したブルーベリーのコンテナ養液促成栽培技術マニュアル
また極晩成のラビットアイ系を加えるというのも面白そうな気がします。(市場出荷限定の場合)
このレポートでもその他のレポートにおいても9月中旬以降の価格が上昇傾向にあるようです。
(ただ、レポートは9月中旬までで終わっているものが多いのでそれ以降については分かりません)
夏秋どりイチゴの販売ターゲットとなる洋菓子店の特徴
ブルーベリーを出荷するに当たって競合するフルーツについて考えると
輸入のブルーベリーは勿論ですが、
その他に輸入のイチゴや国産の夏取りイチゴなどが揚げられると思われます。
東北農業研究センターさんのレポートです。
[要約]
製造従業員数や店舗数が多く、客層に遠来のグルメ客を含み、
イチゴショート価格が高い「広域高価格型」の洋菓子店は、
夏秋期の国産イチゴ使用率や国産への関心が高く、
イチゴ価格の重視度が低いため、夏秋どりイチゴの有望な販売ターゲットとなる。
ケーキやさんでも夏場はトッピング用のフルーツの入手先には色々苦心しているようです。
地場で低価格でケーキを販売しているお店は安価な輸入物で済ます傾向が強く
広域に向けて割と高めで販売するお店は国産のイチゴがあったら
そちらを希望するというお店が多い傾向にあるようです。
夏秋どりイチゴというのを単純にブルーベリーに置き換えるというわけにはいかないかもしれませんが
ブルーベリー園経営者さんにとって多少でも参考になればと思い記事にしてみました。
既にケーキ屋さんに出荷されているブルーベリー園経営者の方も多いと思いますが
「広域高価格型」の洋菓子店への売込みが有望のようですから
ブルーベリー園経営者の方は試みられてはいかがでしょう。
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ブルーベリー加工関連
ブルーベリージャム製造における未熟果混入の影響について
私は未熟果などと小さな果実は主にジャム用に回しているわけですが未熟果が
多いとジャムも風味が劣ってしまうと思う方もいるかと思います。
では
「どれくらいまでなら未熟果を加えても風味が落ちないか?」
これについて調べたのがこの調査です。
奈良県農業総合センターさんの発表です
ブルーベリージャム製造における未熟果混入の影響について
↑pdfファイルです。
ジャムに加工する場合は40%未熟果が混入しても品質に大きく影響しないことがわかりました。
ジャム用に収穫するときはかなりアバウトに収穫しても良いから収穫作業も楽になるということです。
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奈良県農業総合センターの発表
受粉がブルーベリー果実の成熟に及ぼす影響
やはり同系で2品種以上あったほうが実も大きくなり
熟期も早まるようです
ブルーベリー剪定法の検討
強めに間引く剪定で収量が増加し粒も大粒になること
長果枝の方が収量、果実重ともに優れていることなどが分かりました。
ブルーベリーの挿し木による繁殖法の検討
挿し木には太さ3〜8ミリ、長さ10〜15センチが適当とのことです
ブルーベリージャム製造における未熟果混入の影響について
ジャムに加工する場合は40%未熟果が混入しても
品質に大きく影響しないことがわかりました。
ブルーベリーを加害する昆虫種の解明
シャシャンボツバメスガ、イラガ、ミノガの発生が多いようです。
宮崎大学の國武 久登 教授の國武研において
色々な研究が報告されています。
宮崎県におけるブルーベリー栽培の可能性
ノーザンハイブッシュ系も栽培可能等報告されています。
ブルーベリーの接ぎ木苗の生産
−在来野生種シャシャンボの台木としての可能性−
ブルーベリーとその在来野生種の
果実における抗酸化活性の評価
ラビットアイ系の特に野生種でアントシアニン含有量などが多く
抗酸化物質も豊富であることなどが報告されています。
2007-06-20上記3件リンクが切れました
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