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IDENTIFICATION DIVISION 見出し部

【用途】
COBOLプログラム始まりの部。絶対に必須です!プログラム名をココに必ず記述します。その他の項目は今後廃止される予定ですから、覚えなくてもよいです。ちなみに各段落(2カラム目から始まりピリオドで終わる行を「段落」と呼びます)の補足は以下の通り。となっています。うん、どうでもいいですね。

見出し部


概説

見出し部(identification division)は,そのプログラムを識別する.見出し部は,COBOL原始プログラムでは省略できない.利用者は,更に一般形式に示す一般形式の各段落にプログラムを書いた日付けその他必要な情報を書くことができる.


構成

段落の見出しを用いて,その段落に含まれる情報を識別する.見出し部の最初の段落は,プログラム名(program-id)段落とする.ここにプログラムの名前を書かなければならない.

プログラム名段落以外の段落を異なった順序で書いてもよい.

AUTHOR段落,INSTALLATION段落,DATA-WRITTEN段落,DATE-COMPILED段落,及びSECURITY段落は,廃要素であり,今後この要素は削除される予定である.新たに作成するプログラムにおいてこの要素を使用すべきではない.


一般形式

【書き方】


構文規則

注記項(comment-entry)は,計算機文字集合で許される任意の文字の組合せからなる.標識領域にハイフンを用いて,注記項をつないではならない.しかし,注記項を1行以上書いてもよい.


一般規則

AUTHOR段落,INSTALLATION段落,DATE-WRITTEN段落及びSECURITY段落は,注記項を書くためだけに存在する.


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PROGRAM-ID プログラム名識別段落

【用途】
COBOLプログラムの名前を記述する段落。絶対に必須です!プログラム名をココに必ず記述します。注意点として、同一のプログラムが存在しているか必ず確認すること。既に存在しているのに翻訳してしまった場合、上書きして既存プログラムのオブジェクト(翻訳済み実行プログラム)を破壊する場合があります!

プログラム名段落


機能

プログラム名(program-id)段落は,プログラムを識別する名前を与える.


一般形式

【書き方】


構文規則

プログラム名は,利用者語に関する規則に従って,書かなければならない.プログラム名の最初の8字が,プログラムを識別する名前として用いられる.

このコンパイラでは,プログラム名は英字で始まる英数字で構成される文字列とする.

プログラム名を構成する文字として日本語文字は使えない.


一般規則

プログラム名は原始プログラム,実行用プログラム及びそのプログラムに関するすべての印字出力を識別する.また,プログラム名は実行用プログラムの名前となる.


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