ファイル名-1は，順呼出し法又は動的呼出し法のファイルの名前でなければならない．

データ名-1は，修飾してもよい．

ファイル名-1に関連するUSE AFTER STANDARD EXCEPTION（標準例外用使用）手続きがないときは，INVALID KEY（無効キー）指定を書かなければならない．
ただし，このコンパイラでは，関連するUSE AFTER STANDARD EXCEPTION手続きと INVALID KEY 指定の両方を書かなくてもよい．

データ名-1は，関連するファイル管理記述項のACCESS MODE（呼出し法）句のRELATIVE KEY（相対キー）指定で記述されたデータ項目でなければならない．

ファイル名-1のファイルは，START文を実行する前に入力モード又は入出力両用モードで開いておかなければならない．

KEY指定を書かないと，比較演算子“IS EQUAL TO”が指定されたものとみなす．

START文の実行によって，レコード領域の内容は変わらない．

KEY指定の比較演算子で指定された比較は，ファイル名-1で参照されたファイルのレコードに関連するキーと，一般規則(9)で指定されたデータ項目との間で行われる．数字比較の規則が適用される．

(a)	ファイルのレコードのうち，キーの値が比較条件を満たす最初のものの相対レコード番号に，ファイル位置指示子が設定される．
(b)	ファイル中のどのレコードに対しても比較条件が満たされない場合，無効キー条件になり，START文の実行は不成功になる．

START文の実行によってファイル名-1に関連する入出力状態の値が更新される．

START操作の実行の成功又は不成功による制御の移行は，START文のINVALID KEY指定又はNOT INVALID KEY指定の有無に依存する．

START文の実行が不成功になると，ファイル位置指示子は有効な次のレコードがないことを示すように設定される．

END-START（START文の終わり）指定は，START文の範囲を区切る．

一般規則(4)による比較では，ファイル名-1に関連したACCESS MODE句のRELATIVE KEY指定で記述されたデータ項目が使用される．