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SET

【用途】
インデックスに数値をセットする。真偽項目にいずれかをセットする。指標つきテーブルを使用する場合は必須
SEARCH命令でのテーブル検索にもよく利用されたりなんかして

【使用例】
・IDX1に1をセット    SET  IDX1  BY  1
・IDX1に偽をセット    SET  IDX1  TO  FALSE
・IDX1に現指標値+1  SET  IDX1  UP  BY  1

SET文


機能

(1)

SET(設定)文は,表要素の指標を設定して,表操作の参照点を定める.

(2)

SET文は,外部スイッチの状態を変更するのにも用いる.

(3)

SET文は,条件変数の値を変更するのにも用いる.


一般形式

【書き方1】
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【書き方2】
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【書き方3】
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【書き方4】
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構文規則

(1)

指標名-1,一意名-1及び指標名-3に関する規定は,それらの繰返しにも適用する.

(2)

一意名-1及び一意名-2は,指標データ項目又は整数項目でなければならない.

(3)

一意名-3は,整数項目でなければならない.

(4)

整数-1及び整数-2は,符号を付けてもよい.整数-1は,正の整数でなければならない.

(5)

呼び名-1は,SWITCH-0からSWITCH-7に関係付けなければならない.

(6)

条件名-1は,条件変数に関係付けなければならない.


一般規則

  [書き方1及び書き方2]
  
(1)

指標名は,OCCURS句のINDEXED BY指定で記述することによって,その表と関係付けられる.

(2)

指標名-1を書くとき,SET文の実行後の指標名-1の値は,指標名-1と関係付けられた表の出現番号に対応しなければならない.PERFORM文又はSEARCH文の実行後,指標名に対応する指標の値は,関連する表の範囲外の出現番号であってもよい.
指標名-2を書くとき,SET文の実行前の指標名-2の値は,指標名-1と関係付けられた表の出現番号に対応していなければならない.
指標名-3を書くとき,SET文の実行前及び実行後の指標名-3の値は,指標名-3と関係付けられた表の出現番号に対応していなければならない.

(3)

書き方1の動作は,次のいずれかとする.
(a)

指標名-1に,指標名-2,一意名-2又は整数-1の値に対応する出現番号の値を設定する.一意名-2が指標データ項目であるか,又は指標名-2が指標名-1と同じ表に関連しているときには,変換は行わない.

(b)

一意名-1が指標データ項目のとき,一意名-1は,指標名-2又は一意名-2の内容に等しく設定される.このとき一意名-2は,指標データ項目でなければならない.いずれの場合にも,変換は行わない.

(c)

一意名-1が整数項目のときは,TOの後には指標名-2だけを書くことができる.一意名-1に指標名-2の値に対応する出現番号の値を設定する.

(d)

指標名-1,一意名-1の繰返しが書いてあれば,処理を繰り返す.指標名-2又は一意名-2のデータ項目の値は,文実行当初の値が使用される.一意名-1に添字付けがあるときは,繰返しごとに一つずつ順番に評価する.

(4)

書き方2では,指標名-3の内容が,整数-2又は一意名-3のデータ項目の値で表される出現番号に対応する値だけ増やされる(UP BY)か減らされる(DOWN BY).更に,指標名-3の繰返しに対して処理を繰り返す.各繰返しにおいて,一意名-3のデータ項目の値は,文実行当初の値が使用される.

(5)

書き方1のSET文における各作用対象の組合せの可否を表3.20に示す.

表3.20 書き方1のSET文の作用対象の組合せの可否
 
送出し側      
              
                受  取  り  側                            
 整数データ項目 
       指標名       
  指標データ項目  
整数          
   −/(3)(c)   
    ○/(3)(a)      
    −/(3)(b)    
整数データ項目
   −/(3)(c)   
    ○/(3)(a)      
    −/(3)(b)    
指標名        
   ○/(3)(c)   
    ○/(3)(a)      
    ○/(3)(b)*   
指標データ項目
   −/(3)(c)   
    ○/(3)(a)*     
    ○/(3)(b)*   


○ :組合せができる

− :組合せができない

(n):一般規則の番号

* :変換が行われない組合せ

  [書き方3]
  
(6)

指定した呼び名-1に関係付けられた外部スイッチの状態を,そのスイッチに関係付けられた条件名の評価の結果,その真理値がON指定を書くとオン状態,OFF指定を書くとオフ状態となるように変更する.

  [書き方4]
  
(7)

条件名-1に関係するVALUE句の定数を,VALUE句の規則に従って,条件変数に設定する. VALUE句に二つ以上の定数を書いたときは,そのVALUE句に書いた最初の定数の値が条件変数に設定される.

(8)

複数の条件名を書いたときは,そのSET文で書いたのと同じ順序で,別々のSET文を各条件名-1に対して書いたのと同じ結果となる.


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