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DISPLAY

【用途】
処理状況の表示。入力や出力件数などを処理実行した端末のディスプレイやリストに出力を行なう。
中間経過の確認などデバッグ作業にもよく利用される。どちらかといえば開発用の命令かな?

【使用例】
・入力件数(仮にI-CNTとする)を画面(仮にCONSOLEとする)表示
   DISPLAY  I-CNT  UPON  CONSOLE

DISPLAY文


機能

DISPLAY(表示)文は,少量のデータをハードウェア装置に表示する.


一般形式

【書き方】
Image


構文規則

(1)

呼び名-1は,環境部の特殊名段落で,次のハードウェア装置に対応付けておかなければならない.
 
CONSOLE,SYSOUT又はSTATION
 

(2)

定数-1が数字のときは,符号なし整数でなければならない.
このコンパイラでは,定数が数字のときに,符号付きであってもよい.また,小数点を含んでいてもよい.


一般規則

(1)

DISPLAY文は,作用対象の内容を,指定した順序でハードウェア装置に転送する.

(2)

作用対象が表意定数の場合,表意定数の1回の繰返しだけが表示される.
日本語定数の場合,表示される文字の大きさは12ポイントである.

(3)

作用対象が一意名の場合,次のように表示される.
(a)

集団項目又は用途がDISPLAY(表示用)(ただし,SEPARATE指定でない符号付き外部10進項目を除く)の場合,一意名の内容が,変換されることなくそのまま表示される.

(b)

用途がBINARY(2進用),COMPUTATIONAL(計算用),INDEX(指標)又は PACKED-DECIMAL (内部10進用)の項目又はSEPARATE指定のない符号付き外部10進項目の場合.
(i)

SEPARATE指定のない符号付き外部10進項目以外の場合,外部10進数に変換される.

(ii)

次の形式で表示される.
符号付きのとき:
 

+9(n)V9(m)

符号なしのとき:
 

9(n)V9(m)


ここでnとmは,それぞれ整数部のけた数と小数部のけた数を示す.指標データ項目の場合には,符号なしとしてnは9,mは0である.

(c)

用途がBIT(ビット)の場合,外部ブール項目と同様の形式に変換されて表示される.

(d)

項類が日本語又は日本語編集の場合,CHARACTER TYPE IS MODE-1が指定されたものとして表示される.

(4)

DISPLAY文で,二つ以上の作用対象を指定したとき,転送されるデータのバイト数は,すべての作用対象のバイト数(変換が必要ならば,変換されたあとのバイト数)の和とする.

(6)

DISPLAY文では,作用対象の内容が指定された順序で次のように転送され表示される.
(a)

転送されるデータのバイト数又は転送されるデータの残りの部分のバイト数と,装置の最大レコード長が同じ場合,データはそのまま転送され表示される.

(b)

転送されるデータのバイト数又は転送されるデータの残りの部分のバイト数と,装置の最大レコード長が異なる場合は,次のように転送され表示される.
(i)

転送されるデータのバイト数又は転送されるデータの残りの部分のバイト数が,装置の最大レコード長より大きいとき,それらのデータの左端が装置の左端に合わせて収められる.転送されるデータの残りの部分は,a又はbにより表示される.

(ii)

転送されるデータのバイト数又は転送されるデータの残りの部分のバイト数が装置の最大レコード長よりも小さいとき,転送されるデータの左端が装置の左端に合わせて収められる.ただし,装置が可変長のレコードを受け入れない場合には残りの部分は空白が埋められる.

(7)

UPON指定を省略すると,SYSOUTが指定されたものとみなされる.

(8)

最後の作用対象をハードウェア装置に転送した後に,ハードウェア装置の行位置は,その装置の次の行の最左端に位置付けられる.


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