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ADD

【用途】
数値項目に対する加算を行なう。コボルでは使用頻度が高い。
入力件数や出力件数なんかの加算などにも使用。帳票の行カウンターや頁カウンターとしても重宝されます。
また、マイナスの数値を加算することにより、実際に引き算させることも日常でよく使用します。この命令は必須!

【使用例】
・A=A+1   ADD  1  TO  A
・A=A-1   ADD -1  TO  A
・B=A+1   ADD  1  TO  A  GIVING B

ADD文


機能

ADD(加算)文は,幾つかの数字作用対象の和をとって,その結果を一つ以上のデータ項目に収める.


一般形式

【書き方1】
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【書き方2】
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【書き方3】
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構文規則

(1)

書き方1と書き方2では,一意名は,数字項目でなければならない.ただし,GIVING(答)の右に出てくる一意名だけは,数字編集項目であってもよい.書き方3では,一意名は集団項目でなければならない.

(2)

定数は,数字定数でなければならない.

(3)

作用対象の合成のけた数は,18けたを超えてはならない.
(a)

書き方1では,作用対象の合成は,すべての作用対象によって決まる.

(b)

書き方2では,作用対象の合成は,GIVINGの右に出てくるデータ項目以外のすべての作用対象によって決まる.

(c)

書き方3では,作用対象の合成は,それぞれの対応する一対一のデータ項目によって決まる.
ただし,このコンパイラでは作用対象の合成のけた数は,18けたを超えてもよい.

(4)

CORRとCORRESPONDING(対応)は同義語であり,どちらを書いてもよい.


一般規則

(1)

書き方1では,TOの前にある各作用対象の値を加え,その和を一時的なデータ項目に入れる.この一時的なデータ項目の値を一意名-2のデータ項目の値に加え,その結果を一意名-2のデータ項目に入れる.更にこの処理を一意名-2が指定された順に左から右へ一意名-2の各繰り返しに対して行う.

(2)

書き方2では,GIVINGの前にある各作用対象の値を加え,その和を一意名-3の各データ項目に入れる.

(3)

書き方3では,一意名-1のデータ項目の値を,一意名-2中の対応するデータ項目の値に加え,その和を一意名-2中の各項目に入れる.

(4)

コンパイラは,実行時に有効数字を失わないように,十分なけた数の領域を用意する.


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