COBOLって何?

『COBOL(コボル)』と、ひとことで言ってもみなさん知らないでしょうね。無理もありません。私も最初聞いた時は、殴られるのかと内心ヒヤヒヤものでした。それボコる。簡単に言えばプログラム言語のひとつです。BASICとかC言語、Javaなんかと同じです。

難しく言えば第三高水準言語のひとつです。どこら辺が高水準なのか知りませんし、知りたいとも思いません。えっ!?トイレ?勝手に行って下さい、漏らされても困ります。

■豆知識

高水準言語とは、より人間が理解しやすい言葉で書かれているプログラムのことを指します。 逆に低水準言語とは、より機械が理解しやすい言葉で書かれているプログラムのことを指します。たとえば、COBOLの命令文の「MOVE」は移動を意味します。うん、中学生でも理解できますね。これが高水準言語です。対して「010110……1010」と書かれているマシン語。もうね、これが理解できる人がいたらホッペにペンティアムのシールでも貼ってやりたいです。これは極端ですが、こんな意味不明なもので書かれているのが低水準言語です。

COBOLの由来

COBOLは、Common Business Oriented Languageの頭文字です。どのコンピュータ上でも共通に使用できる事務処理用言語という意味合いで名付けられたそうです。

実際に、みなさんの身近にもCOBOLで動いているものが多くあります。有名なのは銀行のキャッシュディスペンサーがそうです。各銀行間のデータをやり取りしているプログラムは現在もCOBOLが多く利用されています。主に事務処理(バッチ処理)に向いている言語です。

またCOBOLは主に汎用機(オフコン)と呼ばれる専用マシンを利用して使われている企業が大半を占めます。汎用機には様々なOSがあり、メーカーによって仕様も若干異なります。OSとはオペレーティング・システムの略称です。WindowsXPやMacOSなどと同じ、プログラムを起動させる基礎的なものだと理解すればわかり易いでしょう。最近では、汎用機専用のOS上だけでなく、UnixやLinux、WindowsなどのOSでも利用できるCOBOLが登場してきました。時代の進歩は早いものですね。

何故、今もなおCOBOL言語が利用されているのか?というコトは次ページに掲載しています。


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