イタリア旅行から   

 ピエトラルサ国立鉄道博物館 と ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館

2013年6月、リフレッシュ休暇を利用して、憧れのイタリアへ。
行先は家内の希望優先。2ケ所だけわがままを言って立ち寄った2つの博物館・・・と、おまけのローマ遺跡(アッピア街道とクラウディア水道橋)

<行程> 
 成田⇒ローマ→ナポリ→アマルフィ海岸(カプリ島~ポジターノ~アマルフィ)→ナポリ→フィレンツェ→ベネツィア→ミラノ⇒成田
        【ピエトラルサ鉄道博物館】                                          【ダ・ヴィンチ科学博物館】

<ピエトラルサ国立鉄道博物館>
   ナポリ近郊にあると知って、どうしても寄りたかった博物館

 
右の建屋が博物館。ナポリ近郊、鉄道駅に
隣接していながら、便が悪すぎて使えない。
 
やむなくホテル(ナポリ駅前)から
タクシーで行く

最後はこんな怪しげな路地を入って行く。
 
朝1番、開館(8:30)前に到着
 

 入館したとたんにこの景色。圧巻! 
前評判が悪く期待してなかったのにびっくり。とにかく蒸気機関車がいっぱい。
詳しい紹介はできません。
全機に解説板(英語)がありましたが、読んで理解する時間などなく。
元機関車修理工場。中央がトラバーサの移動スペース(横移動)
各待機場には、全て下に潜れるように地下スペースあり(ただし見学者は潜れず)
 
広大な敷地には複数の建屋群。
すべてに何らかの展示物
 
イタリアの蒸気機関車は黒ばかり
(日本と同じでつまらない)
 

  ガラス張りで下に見えるのが地下壕。
残念ながらガラス封鎖され地下は潜れず。
 
横から出てるのは煙突ではないかと???
 
BAYARD号。1939年製。これだけはレプリカ。
 

修理工場名残のクレーン(1938年製)
 
こんなのが無造作に置いてあるのが嬉しい。
 
 
他の建屋には電車やジーゼルカー、客車も
 
 
手前のゴーカートみたいのは何???
 
修理工場の工作機械も展示
   
 
大型模型も多数展示
 
HOジオラマも。久しく運転してない雰囲気

修理工場へ外から入線するための扇型転車台
 
館外の雰囲気。人気はほとんどなく閑散
 
敷地からは海を挟んでナポリの景観
 

これも敷地内(停留所?)

 土産物売り場があるわけでなく、子供の遊び場もなく、鉄道の歴史を解説するわけでなく、せっかくのジオラマも運転せず、おまけに交通の便も最悪。全くやる気が感じられない鉄道博物館(噂通り)
 でも、これだけの機関車(と模型)を集めて保存している姿勢には敬意を表します。


<レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館> ミラノ市内
   知人から製鉄関係(それも線材)の展示があると聞いて立ち寄り

 
地下鉄の駅から道を探しながら着いたと
思ったら、そこは出口
 
グルっと廻ってようやく辿り着ついた入口
 
館内を歩き、何やら動力源があると思ったら
 
地下に通じる怪しげな階段
 
まずインゴットを発見
 
次に加熱炉 1867年製
 
分塊圧延機と動力伝達歯車
 
そして我らが線材圧延機(3Hi)
 
まだ続く抽伸機(伸線)
 
最後に製釘機
 線材圧延機があると知人に聞き
行ってみたら、インゴットから製釘機
まであるとは脱帽。

 しかし展示ルームは地下の穴倉の
ような所で、パンフレットにも載って
いないというマイナーさ。
 知らなければ見逃していたかも。

銅の製造工程も同様に
 
もちろん、蒸気機関車も多数展示

スチールトラムの実物は初めて
 
お決まりの模型もいっぱい
 
鉄道展示のためだけに、この建屋を用意

さらには、こんなものまで実物展示
 
 船も丸ごと(しかも建屋内)
 
興味深かった杭打機の模型
 
木造の水車(フランシス水車?)

 実物を大切にする巨大な科学博物館。イタリアの力を感じました。子供たちへの何よりの科学アピールになるように思います。


おまけ <アッピア街道とクラウディア水道橋> ローマ近郊
  ついでに、どうしてもこの目で見たかったローマの科学遺跡(家内はこれが1番のわがままだと主張)

 アッピア街道

  観光ルートになく、地下鉄と
  ローカルバスを乗り継ぎ、
  降りてから徒歩で30分
 
アッピア街道上を行くバスの車窓から
 
ようやくたどり着いた目的地
 クラウディア水道橋

  アッピア街道から
  さらに徒歩で30分
 
長閑な田園風景(とゴルフ場)を眺めながら
歩くと、遠方に水道橋が
 
間近に見上げる水道橋の力強さ

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