仏壇には大きく分けて「金仏壇」と「唐木仏壇」があります。「金仏壇」は正式には「漆塗り金仏壇」と言い、漆と金
箔の輝く荘厳な印象をあたえます。「唐木仏壇」の多くは、黒檀や紫檀のような銘木を使用し、落ち着いた重厚な
風合いを見せるお仏壇です。
伝統的に浄土真宗では「金仏壇」を、他宗では「唐木仏壇」を置いている家が多いのですが、これは必ずしも決まり
ではありません。ですから、好みで選んでもかまわないのです。
また、伝統的なデザインにこだわらずに、自由に、モダンなデザインで、洋間にも合うように造られたお仏壇が増え
てきました。様々なデザインがありますので、部屋や個人の好みに合わせて選ぶことができます。これらのお仏壇
には決まった呼び名がありませんが、「都市型仏壇」とか「家具調仏壇」とか呼ばれています。また、メーカー各社
は、「現代仏壇」とか「モダン仏壇」とか「新仏壇」とかそれぞれに名づけています。
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