レビュー番号50

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エルフェンランド
作者:アラン・ムーン

金メダル

総合評価:☆☆☆☆
ルール難度:やや重い
人数:2〜6人 
コンポーネントの美しさ度:☆☆☆☆☆
そこに雲置くんじゃねぇ!度:☆☆☆


エルフの少年が
ドラゴンや、トロル、ユニコーンといった者たちの力を借りて
様々な場所を巡って旅をしていくという
ファンタジーチックなテーマの作品。
童話を思わせるような秀逸なデザインのゲーム。


メンツは俺と
MSA
GIN IKI の4人。






各街に、木製ゴマを配置。

街に到達すればこの円筒形の駒をゲットできる。

これが勝利点にもなる。

自分の駒はブーツの駒。なかなかかっこいい。



せっせと俺がセットアップしてる時に

ブーツ駒を積んで遊ぶGIN。



これが上から見たもの。

細かい所まで書かれていて

楽しそうな雰囲気満載である。




ゲームは手札を使って移動していく。
手札には万能なドラゴンとか川や湖をスイスイすすむ筏。
トロルの力車や魔法の雲など。
地形によってそれぞれ得手不得手がある。
それらを駆使して進んでいく。
また、任意の3枚使ってキャラバン移動といって
ジョーカーのようにして好きなカードにして進むのも可能。


街と街を結ぶ、道に各プレイヤーが移動タイルを配置する。
その移動タイルにもカード同様にそれぞれの絵が描いていて
そのカードを使って移動する。
他人が置いたタイルも利用できる。
また、余計に1枚必用な障害タイルもあるので
他人の邪魔をしたり、自分の都合のいいように
タイルを配置する。


また、目的地がそれぞれ設定されており最終的に
目的地を目指していく。
当然だが、効率よく回っていきたい。






カード。これも絵が美しい。

個人的にはカードの質感も好き。

さすがカードゲームを多数販売している

AMIGOだ。



目的地カード。

最終的にここを目指す。

離れていれば減点になってしまうので

要注意なのだ。



移動タイル。

これを道に配置して

使えるカードを確定させる。

これが置かれていない道は通れないので

注意。




ゲームはたったの(?)4ラウンドしかない。
とにかく、無駄なことなどしてられないって感じだ。


自分の目的地は・・・・っと・・・・
スタート地点からすぐ南東の場所か。
こういうのは
いったりきたりしていてはだめなんだろう
推測。
マップ北の方から反時計まわりに攻めていきたいが・・・・・。


って誰も北の方面に移動タイル配置しないやん!!
しかも、カードと移動タイルの組み合わせがどうにも
悪い!!仕方なく、南から攻める俺。
いきなりの予定変更。

効率悪いなぁ、俺。





カードは4枚まで次のラウンドに持ち越せるので

このラウンドでダメでも次、取り返せばいい。



この美しさ!!

本当に冒険しているような気分に

させてくれる。


ラウンドを表すカード

たったこんだけの為にカードが!

もう、コンポーネントで満足しきりだ(笑)



みんな初めてだったので最初は手探り状態。
2ラウンドくらいやったあたりではさほど
差はなかった。



IKI は一人、独自ルートを爆走中。
完全一人旅。


俺と
MSA は割と接近している。
GIN も割と近くにいる。
みんなお互いで移動タイルを利用しあう感じ。
まぁ、これは勝つための常套手段であろう。






移動カードの移動できる場所や

必用な枚数が書かれた

早見表。これを見ながら手札と相談する。



1ラウンド目

いきなり目的地に到着しちゃう俺。

意味無いじゃーん!!





単純に「効率よく路線を回る」的なゲームは
あまり得手じゃないが
今回は効率云々よりも
なんせ移動タイルと移動カードの巡りが悪すぎる。
どう考えても。


とにかく常にカツカツな状態の俺。
どうにか効率のいい移動はないかと頭をフル回転させるも
いい案が無い。


逆に
MSA GIN は割と順調に
見受けられる。
そして、差がつきだした。ヤバイ!


こやつらと離れて
IKI の移動タイルを
利用しておきたいと思ったが
あまりにも遠すぎて無理。

逆に
MSA GIN 
うまいこと利用されてる度:☆☆☆☆☆だ。




ゲーム中盤。

MSAがぴったりついてくる。

ストーカーだな。



最終結果。

全然ダメだった〜

目的地にも到達せず。失点もくらった。





結局、俺はどうにもならないまま
ゲームはあっさり終了。

一位
MSA 
二位GIN 
三位 
四位IKI

ぐり総評
 金メダル 総合評価:☆☆☆☆


もう、とにかく
本文でも何度も登場したが美しいボードやカード
たくさんの木製ゴマでいやがおうにも
雰囲気を盛り上げてくれる。
個人的に別にファンタジー物は特別好きじゃないが
これは良い。登場するキャラがファンタジーなだけで
さほどファンタジー色を感じさせないからだ。
むしろ、童話とかをイメージしながらプレイすると
楽しいかもしれない。
所有欲をくすぐる満足度の高いコンポーネントだ。


ゲームの方は移動に手札が必要なところや
移動手段を決めるためにタイルを配置する部分
カードが次のラウンドに持ち越せる部分
効率よく色々な場所を巡るなど
感覚的には非常に
マーメイドレインに近い。
まぁ、俺のプレイ順が
マーメイドレインエルフェンランド
なのでこういう感想なのだが、このゲームの方が古いし
移動のルールに関してはわかりやすい。
「険しい山々を超えるのに魔法の雲の助けが必要」
って感覚的にわかりやすいでしょ!?

エルフェンランドカードマネージメントが重要で
そこにゲーム性も感じる
のだ。
適当にカードをプレイしても絶対にうまくいかない。

この似たゲームでありながら、決定的に差をつけたのは
コンポーネントと分りやすさとマネジメント性だと思う。

エルフェンランドの方が断然、楽しい。

非常に優秀なゲーム。
オススメしておきます。


ちなみについに
50レビュー到達です!!
俺もがんばったなぁ(笑)