レビュー番号39

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マーメイドレイン
作者:安田 均 
   刈谷 圭司


総合評価:☆☆
ルール難度:重い
人数:3〜6人
萌え画はいらん!!度:☆☆☆
宝物とりずらい!!度:☆☆☆☆☆

純国産のドイツゲーム風のゲーム。

ってことで期待して買ってみた。


かもや@MSAタカ 
との4人プレイにて。


と、その前に。
実はこの日のゲーム会の後半で登場した。
疲れもあって重めのゲームって事で
結構みんな衰弱していた。


インスト中に
すでにブーイングの嵐。


←この人ばっかだがw

かまわずインストをすすめるけどねw


まぁ、あれだ。

りんさん と大差ないな。俺。


でも本当にインストに時間がかかる。
細かいルールやらが多いのだ。






ゲームボード全景。

外周が得点を表す。

盤上に落ちてる

ちっちゃいのが宝物。これを

集めるのが目的である。




みんなはマーメイド(人魚)
惚れた王子様に会いに行くために
魔女と契約を結ぶ。
人間になるために宝を集めてくるのが指令。
指定された宝を集め、余った宝で美しく自分を仕立て
王子様の元へ・・・・


っていうゲームさね。





宝物を集めてる黄色のかもや@人魚。

それと青のマーメイドMSA.




まずは行動順を決めるために
ポーカーのような要領で手札を出し合い
役を作りながら、順位を決めていく。


ただ、やみくもにここで手札を使うのは考えものだ。
と、いうのも行動順が決まった後、宝を集めるフェイズに
なるのだが、宝を集める(移動)ためにも
この手札を使うからだ。


まずは、一回目。

スタートダッシュは
MSA

「マーメイドスコール!!!」   注:ポーカーの役ね。


プリキュアばりの大技炸裂である。
4カードで得点も一気にはいるのである。
序盤からいいんかな・・・・!?
ちなみにこのゲームのタイトルであるマーメイドレインは
5カードだ。強力な効果があるのは言うまでも無い。
ま、今回は一度も登場しなかったけどね。





スタートダッシュの青:MSA。



手札。

これでポーカーの役を作ったり宝を集めたり。

3種類あってそれぞれいける場所が違ったりする。

萌え系の絵はオールマイティだ。

それにしてもこの絵は

俺からしたら大減点である。


六角形のつながったようなものが

波のタイル。

行動順に盤に配置していく。

そのラウンドで消えてしまう波と

ずっと固定の波と2種類あるので

効率よく配置したいところだ。




基本的には先ほども少し述べたが
ゲームの流れは


手札の出し合いで役の確定・行動順の確定。




波のタイルを選んで配置。




宝物を集める




流れる波の処理・カードの補充




次のラウンド



という流れになっている。


俺はというと
すっかりインストに気力をとられ
集中力がまるでない・・・・wwww
序盤でとれる宝物もうっかりミスで取り逃してしまう始末。



タカ が非常にうまく立ち回って宝を沢山集めている。

MSA はプリキュア大技作戦であるw

かもや@ は逆に手札を沢山使って
移動に重きを置いている。





この宝がスゲーちっちゃい。

盤上に無数にあるのだが

とりずらい事この上ない。

また初回のセットアップも非常に面倒である。



中盤の争い。

それにしてもどうせなら

コマぐらい人魚姫の造形にできなかったのか。



まだ点差はさほど開いては

いないが・・・・





苦し紛れに、わざとに流れる波に乗り続けて
大移動したり、後半はなんとか食らいついた俺だが
一人、蚊帳の外状態。
大惨敗。


結果は宝を集めまくった
タカ 
逆転勝ちである!
お見事!!





最終結果

:タカ優勝

:MSA

:かもや@

:俺




ぐり総評
 総合評価:☆☆

突っ込みどころは色々ある。
ストーリーや、やろうとしている事は非常にいいのだが
小難しいルールの割に楽しさはさほどでもないというか・・・
この手のゲームが好きな人もいるんだろうし
もう一回やればすんなりゲームに入れるだろうから
いいのかもしれないが・・・・


手札で手役を作るんだけど、別に作らんでもどうとでもなるし
波タイルも別に残ったやつで充分だし
宝もそれなりにとれてしまうのだ・・・・。
これがいけない原因のすべてに感じる。
ゲームバランスの調整の問題なのかな・・・・
もっとシビアでもいいのかな〜と思った。


ポーカーで手役を作ったり
行動順や宝・波は早い者勝ちになっているんだけど
前述の
「どうにでもなる」システムのせいで
なんか逆にソロプレイ感が強いようにも感じる。


コンポーネントにも不満が残る。
宝物タイルの扱いづらさとセットアップの面倒さ、
絵の統一性の無さだ。
普通のアニメの中に突然萌え系の人魚とか出てこられても・・・。


一般の人はドイツゲームの認知度は低く
情報なしに「輸入物の玩具」に手を出す機会は少ないだろう。
逆にこの会社はウォーシュミレーション系のゲームを出しており
なにより「純国産」の強みでどちらかといえば手を出しやすい
のかもしれないがこのゲームをやって
この手のゲームにはまりだす・・・・
という風にはならないと思う。


手厳しいレビューとなってしまったが場にいたみんなの
反応を見ていてもこれくらいの評価はやむを得ない。

ただ、色々と改善していけば
よくなる余地はある。


ドンドンこれから改善を重ねて試行錯誤して
ドイツに負けないいいゲームを作ってもらいたい気持ちだ。
それこそ「日本(人)だからこそできるゲーム」の登場を
期待しての辛口批評とさせてもらった。


2011年6月13日追記
Z−MAN GAMESより、リメイクされて発売された模様。
コンポーネントに不満を持っていたがこれで改善されていれば
評価の見直しもありうる。