レビュー番号37

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チャイナ
作者:ミハエル・シャハト

金メダル 
総合評価:☆☆☆☆☆
ルール難度:普通
人数:3〜5人
どぎついカラーリング度:☆☆☆☆
箱にきちんと収まらん!!度:☆☆☆


タカMSAかもや@
との4人プレイ。


このゲームは
「王と枢機卿」というゲームのリメイク。

マップがヨーロッパから中国に変更になっている。
といってもみんな王と枢機卿やった事無いし
チャイナも初だ。


全員初となると、みんな勝つために俄然、燃えるもんである。


ちなみにゲームは中国を舞台に
邸宅や公使をうまく配置して得点を重ねる
陣取りゲームになっている。






横からの画像で恐縮。

すごいカラーリングのボード。

ちなみに、5人用とそれ以下の人数用になっていて

リバーシブル。



手札を使ってコマを配置していく。

ちなみにシャハトは自分で

デザインも手がけているらしいのだが

これもそうなのだろうか。






まずは基本ルールである
3−2−1ルールを説明しよう。


3枚までのカードを使って2個までのコマを1つの領土に
配置できる。
これがこのゲームの
根幹である。


カードには色と領土名が書かれている。
まぁ色さえ分ればいいので言語依存はまったくない。
その色の所にコマを配置できる。
また同じ色のカード2枚でワイルドカードとして
使用できる。






家の形のコマが邸宅で

丸い頭の形のコマが公使だ。

緑の邸宅が一個欠品しとるやんけ!!


しゃーないので紫で代用した(笑)



山札と場札。

手番の終了時に好きな方から

補充する。

この補充も重要なのだ。





邸宅と公使とでは得点の仕方が違う。
一つの領土で邸宅建設スペースがすべてうまると
即得点が分配される。
また、邸宅を連続してつなげると
道ボーナスもある。


公使は「邸宅の数」で配置できる
人員がきまってくるしゲームの終わりまで
得点が入ってこない。
ただ、最後の得点計算は公使は結構数える数が
多いのでおろそかにできない。





万里の長城みたいなのが

得点トラック。


ちなみにジョーコデルモンドにあった

国名シールを貼ってみた。





なんせみんな初めてだったので
どうすればいいのかあまりつかめていない。
ただ、ルールは簡単で
プレイ感は非常に軽い。


プレイ開始して2ターン目でさっそく

かもや@に妨害される。
「くっ・・・・!これじゃ邸宅の連続配置による得点が
できないじゃないか・・・・。
いきなり痛い目にあう俺。







黄色のかもや@に

囲まれるように配置される

緑の俺。


序盤から苦しい展開だ。





タカMSAは非常に
上手に「邸宅を配置している」



かもや@も上手に配置しながら
公使も巧みに配置している。


そして、完全に出遅れる俺。
てか、あっちゅーまに邸宅スペースを占拠されていく・・・・!!


俺はもう、公使を効率的にドンドン配置していく
作戦しかない状況。
これって、ヤバイパターンなんじゃね・・・・・!?


ゲームは二度目の山札が無くなったら
終了。みんなコマを残して
さくっと終わる。
なんちゅーザックリしたゲームなんだろ。
なかなか心地よい収束感である。


最後の得点計算
邸宅と、4つ以上邸宅をつなぐことによる道の得点計算。
俺だけが完全足踏み状態・・・・。
分っていたことだが、むなしい時間帯。


そして公使の得点計算!!
逆にゲーム中

「公使置く暇がない!」
といっていた
タカはここで脱落。


そして公使コマを置ききった俺の逆襲!!
グングン得点が伸びる俺。


MSAもついにかわし、

VS


かもや@
この男は
公使もそれなりに置いていたので
侮れない。
点差も縮まらない。


そして最後の計算を終えて・・・・・


だぁぁぁぁーーーーー!!!!

1点差で負けてるぅぅぅぅーーーー!!!

ガックシ・・・・。

かもや@の逃げ切り、快勝であった。






最終形態。



コマが沢山で雰囲気もよい。






ぐり総評
 金メダル 総合評価:☆☆☆☆☆

ルールはそれほど難しくない。


ゲームの展開やプレイ感は
パトリツィアに非常に
近いものを感じる。
この感じが
シャハトの特徴なんだろう。


初回プレイではイマイチ勘所が掴みづらいが

パトリツィアよりも盤上の展開は分りやすい。


驚くほど収束感が強く
もう一回!となりやすい。
もう一回!!と思えるゲームは
名作だと
俺は思う事にしている。


無駄な一手を打てない感じが
アブストラクトに近い感覚を覚える
それを好むかどうかだが
陣取りゲームなので個人的には悪くないと思う。


まだ試していない

「要塞」のルールもおりまぜてやってみたい。
より、戦略性がますのであろう。


とにかく簡単なプレイ感で重厚な陣取りが堪能できる
ナイスなゲーム。


個人的にはこのシャハトだったら好き。