- 元禄時代に流行した騒歌は、遊里で三味線や太鼓を用いて賑やかに唄ったものであり、また地方での騒ぎは、酒宴などで賑わしく唄い踊ったことをいったものです。郡上ではこの踊りに三味も太鼓も入れないが、派手な手拍子と、ことさらに踏み鳴らす履き物の音が勢いよく響いて見物衆を興奮させる。歌詞には男女間の情緒を唄ったものが多いようです。
ハアーーー飲めよ 騒げーーよ
一寸さーきゃーやーーみーよ コラッサット
今朝も はーだかのーげこが きーたーーー
(はやし言葉以下、同じ)
ハア 花が蝶々か蝶々が花か 来てはちらちら迷わせる
ハア 竹に雀はあちらの藪からこちらの藪まで チュンチュンばたばた
羽交をそろえて 品よくとまる 止めて止まらぬ 色の道
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