近畿車輛の台車
シュリーレン台車
近畿車輛は1953年に、スイスにあるSchlieren Wagon und Aufzug Fabrik A. G. (シュリーレン 車輌 エレベータ製造株式会社)から技術導入し、シュリーレン台車を製造開始しました。
シュリーレン台車の開発はスイス連邦鉄道の協力の元に行われ、標準台車となりました。
わが国最初のシュリーレン台車は1954年に製作されたKD6、7形式で、近鉄ではじめてのカルダン台車でもありました。
KD6形式は車軸方向に配した2連の重ね板ばねを枕ばねとし、軸ばね内の案内にオイルダンパを使用せず耐摩レジンをを使用した案内筒を採用しました。
これはスイス連邦鉄道で支線用準軽量客車用として検討された試作台車とほぼ同じ構造で、比較検討用として試作されたようです。
一方のKD7形はオーソドックスなシュリーレン台車で、軸箱守にオイルダンパを使用し、枕ばねにコイルばねを使用しています。
KD15 近鉄 3020 KD20A 近鉄 710 KD28 近鉄 6431 KD29C 西鉄 1300 KD31A 近鉄 6551 KD32C 近鉄 6261 KD33 近鉄 6423 KD36E 近鉄 900 KD38 東京都 5000 KD39 近鉄 6800 KD41近鉄 10100
当初使用したKD30のリンク式揺枕吊りに問題があったようで、すべてKD41に交換された。KD42 近鉄 920 KD48 近鉄 6000 KD48A 近鉄 6000 KD49A 近鉄 1321 KD49C 近鉄 2710 KD51A 近鉄 900 KD54 近鉄 693 KD56 近鉄 1650 KD57 近鉄 6431 KD58 近鉄 1590 KD59 近鉄 18000 KD60C 近鉄 1900 KD61A 近鉄 6000 KD63 近鉄 18200 KD65 近鉄 1810 KD66 近鉄 2410 KD68B 近鉄 11521 KD70 東京都 6000 KD71 近鉄 12200 KD71E 近鉄12300 KD72C 近鉄 2900
軸箱は流用品と思われるKD73A 近鉄 970 KD74 近鉄 920 KD77 近鉄 6200