HOME 第69回 2004.7/24
21:30〜22:00
−1− −2−
−2−

FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち


眠れない熱帯夜は、
ぼくと一緒にGacktのFURACHIなオトコたちでテレフラ。

悩めるリスナーとFURACHIな電話相談です。
きょうのリスナーは兵庫県のりょう、高校2年生。
まずはメールを読んでみましょう。神戸市りょう17歳、高2。

「Gacktさん
ぼくの高校の危機を救ってください。
ぼくは兵庫県立○○高校、環境防災科という日本でただ1つの、
いや世界でただ1つしかない学科に通っています。
環境防災科とはそのものずばり、災害や防災についての
特別なカリキュラムが組まれている学科です。
しかし創設3年目にして、危機が訪れました。
ことし4月の新入生はなんと定員割れだったのです。
確かにわかりにくい学科だとは思いますが、
将来的にきっと社会に貢献できると思っています。
そのためには在校生のぼくたちがどんどんアピールしなければなりません。
うちの学科をGacktさんのように魅力のある存在にするためには、
どうしたらいいのでしょうか」


G:もりもり。

R:もりもり。


G:はい、おはよう。りょうは、これ、なぜ、環境防災科という。。。。
ぱっと聞くといまいちよくわかりづらいよね、ここにはいったのか。

R:阪神大震災を経験して、
消防士という仕事に憧れを持つようになったからです


G:これね、ぼく言ったか言ってないか覚えてないけど、いまだからね、話せる。
いまだから、いえることだと思うんだけど、ぼくね阪神大震災のときにね、
あの。。。。覚えてないんだよね、震災を。

ぼくちょうどいたんだけど、そっちに。で、たまたまぼく京都にいて。
でね、前日、前々日、前々前日まで、徹夜でね、遊びまくってたんだよね。
ほんとに遊んでて、いつもだいたい帰るのが朝8時くらいに帰ってたんだけど、
その日はね、ほんとにしんどくて、もうちょっとその日ね、
ぼくのメンバーのYouってやつと一緒にドライブを3日続けてやってたの。
で、あまりの徹夜で疲れてて、帰ろう、きょうはちょっとやばいって言って、
帰って、家について、寝た3分後に、実は地震が起きたんだよね。

で、ぼく目が覚めたときに、まずなににびっくりしたかというと、
目が覚めたのがちょうどぼくね、昼の2時だったんだけど。
起きたらね、頭痛いわけ。
イッタ〜と思って、頭に手をやるとね、血が出てるんだよね。
で、ぱっと横を見ると、スピーカーが転がってるわけ。

で、なんだこれ?と思って布団から、まあ出ようとして、
シーツから出ようとして、出ようとしたら、からだが動かないんだよね。
金縛りだ!と思ったら、実はね、たんすがぼくの胸まで落ちてたんだよね、倒れて。

ぼくね、たんすの下敷きになって寝てたんだよね、ずっと。

で、それにまったく気づかなくて、
よくみるとその部屋のシャンデリアが、落ちてて、
ぼくはそれが、泥棒だと思ってて。
泥棒にはいられたと思ってひとりでパニクって、ひとりでばたばたして。

で、たまたまね、テレビをつけたら、震災が、起きてたんだよね。
さっきまで自分が走ってた高速道路がみんな倒れてて。
ほんとにびっくりしちゃってね。


そのあと、どれくらいかな、1日かな、二日くらいずっと
電話がつながらなかったでしょう?
メンバーとかね、友達とかに全員連絡して。

で、震災で何人か亡くなっちゃったんだよね。
あのときにほんと思ったんだけど、もしあれが徹夜の二日目だったら、
ぼく間違いなく神戸にいたんだよね、普通に高速を走ってて。
普通に、たぶん落ちた高速にいたかもしれないなぁと思って。

ま、不思議な経験というか、そのあとに、
神戸に行こうって話になったんだけどね、メンバーと。
でも結局、道路がすべて閉鎖されて、
京都からは一切入れない状態で、っていう状況で。

実際に神戸から出てくる人に対しては話は聞けるんだよね。
で話を聞いたら中がすごい状態で、
実際にその、おにぎりとかを売ってる人たち、
おにぎり1個500円とか1000円で売ってるって
人間が出てきたりっていう話を聞いてもう、
どうしようもない、憤りを感じたっていうのが、
ぼくがあのときに、すごい思ったことで。


人ってなんでこんなときでも、商売のこと考えてしまうんだろうな、とか。

人間ってこんなもんなのかな、
っていうのをすごい感じたのを、いまでも覚えてるね。

実際にいまその、りょうが、いろんな思いの中で環
境防災科っていうのに入ったと思うんだけど、
実際に環境防災科に入ってる子たちっていうのは、
どんな意志を持って入ってるわけ?


R:やっぱり、地震を経験して、あの消防士になりたいっていう人は
ぼく以外にも、いるんですけど、そのほかにもやっぱり、
小さい子どもたちに、防災っていうか、そういうことがあったよ、
っていうのを教えたいっていう人が、保育士になって、
そういうのに教えてあげたいなあっていう子もいます。


G:なるほどね。え〜、どんなだいたい授業内容なわけ?
普通に学科はあるんだよね?学科以外にいろんな実地があると?

R:普通に、高校内で。

G:高校内でいろいろあると。どんなことやるわけ?

R:例えば大学の防災学の教授による、特別授業や、
校外に行って消防学校の体験入学とか、
あとはネパールの高校生との防災を通した国際交流などがあります。


G:ネパールっていうのは?

R:実は、ネパールは次に大地震がくる可能性の高い国のひとつなんですよ。
それで予測によると、その規模は阪神大震災の200倍とも言われているので、
そのネパールに高校生同士の国際交流を通して、
防災を伝えていけたらなと思っているんですけど。

G:なるほどね。なんで定員割れしたと思う?

R:やっぱり3年生が、まだ卒業してないから、
実績がないということで、やっぱり今回1年生の親がやっぱり怖い、
というイメージを持ったんじゃないかなと。

G:ぼくがりょうに言えることは、りょう自身が、
もっと明確に自分はこういうことをやっていこうと思う、
こういう仕事を作っていこうと思う、これが仕事として成り立っていくような、
環境を自分が作りたいと思う、っていうことを、
りょうも、そしてりょうのまわりの生徒たちも、
一緒になって考えるべきだと思うね。うん。

あの、例えば、震災の怖さを伝えていこう、
それはたぶんりょうの中でもすごく思うことだろうし、
神戸に住んでいる人たちは、もちろん忘れない出来事として思っていると思う。
ただし、じゃそれを仕事としてならなければ、ボランティアになるわけだよね。
それでは生活ができないわけさ。


じゃありょうとか自身が、いま思っている防災科にきていることが、
それをどうやって自分たちが将来仕事としてやっていけるのかっていうことを
明確に考えることっていうのは、すごい大切なことだと思うよ。
もちろんそれを先生達がやってくれるなんてことは絶対にないから、
りょうたちが、これはもしかして仕事として成り立つのではないかっていうことを
考えさえすれば、そこに投資してくれる人たちっていうのは
世の中にいっぱいいるからさ。

間違いなくね。仕事として成り立つのであればね。それを考えるべきだよ。
いま2年生だよね。あともう、2年しかないわけさ。1年半だよね。
1年半たって、自分たちが今後なにをやっていくのかっていうときに、
もちろん、消防局に入る、防災関連の会社に入る、
それは非常にわかりやすい仕事だとは思うけれども、
たとえば警備会社に入るだとか、防災関連の防災器具を作っている
関連会社に入るっていうのはわかりやすいけれども、
もっとほかに、こういう新しい事業を興せるんじゃないかっていうことを
考えられるいいチャンス、いい場にいるんだよ、いま。

例えばまだ、日本に1つしかない防災科ってところにいるってことは、
その視点で自分たちは物事を見れるわけじゃない?
こういうことをやったっていう実績がなにかの仕事に結びつくっていう考え方、
それは経営者としての考え方ね、を、持たないと、
たぶん今後その思いっていうのは、
新しくはいろうとする子たちにはたぶん伝わらないよね。

まあ、大切なのは、理想と現実っていうものを、
常に自分の中で同一線上に置くってことだね。

理想は理想、現実は現実でばらばらに置くんではなくて、
必ず自分の中で理想と現実をいっしょくたに考えて、
そして実現させるっていう思いがないと、実にはならないからさ。
気合入れてがんばってやってね。

R:はい。

いやね。。。あの、神戸のね震災をね、
ほんとに経験した人たちは、逆にこう、
防災科がなにをやるのか、なにをやれるのかっていうことを、
もっと神戸の人たちも、いろんな事業として考えるべきだと思うね。
それが神戸初だっていいと思う。
それが全国に広がればいいだけの話だからさ。
とにかく忘れちゃだめだよね。うん、あの惨劇を。

FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち

(CM)



FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。


GacktのFURACHIなオトコたち、


というわけで来週からはスペシャルウィークスタートどぇす。
え〜暑さ厳しい2004、夏。FURACHIな自由研究を提出してください。
題して
「FURACHIなGacktの観察日記2004夏」。。。。。うん。

。。。。ぼくGacktが自由研究のテーマです。
どんどんぼくを観察して分析してください。
研究レポートを送ってください。ぼくの真実に迫れるものなら、迫ってみろと。
どんな小さな観察でもかまいません。
まあ、笑えるような研究が嬉しいね。


え〜すべての宛先はメールアドレス全部小文字で。。。。。
Gacktのスペルはgackt。ハガキの宛先は。。。。まで。
最後に番組からのお知らせ。この番組はインターネットでも聞けます。
番組のHP、携帯電話のサイトもチェックしてください。
え〜今夜は最後まで聞いてくれて、ありがとう。
来週もこの時間に待ってます。

FURACHIなオトコがきみを変えてみせよう。
(終)
back
レポ作成 イリヤ &編集 tulip@管理人