HOME 第49回 2004.3/6
21:30〜2200
−1− −2−
−2−

FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。


GacktのFURACHIなオトコたち、テレフラタイム。
今夜の出会い系テレフラの相手は、三重県のくみこちゃん25歳、職業女教師。
まずはメールを読んでみましょう。

「わたしは中学の国語の教師をやっています。
いま
授業で清少納言の枕草子を勉強しています。
春はあけぼの、夏は夜、秋はゆうぐれ。
清少納言の思う季節のいいところを子供に感じ取ってもらったあと、
それだけで終わらせるのは面白くないと思い、
生徒が思う四季の良さ、という質問をしてみました。
すると、冬は人のぬくもりを感じる季節、
夏は大胆になれる季節という答えがかえってきました。
Gacktさんの曲の歌詞は、季節感を感じる言葉が多くて勉強になります。
最近の言葉には季節感が失われていると思います。
生徒にもっと季節感を感じる言葉を伝えていくには、
どうすればいいのでしょうか」


きょうすごい真面目な質問だね!びっくりした!
え〜。。。。こんなくみこちゃんと電話がつながっています。もりもり。


K:もりもり。

G:25歳。女教師くみこ。くみこちゃんは国語の先生なの?

K:そうです。

G:中学校って、国語っていう先生は国語しかやっちゃいけないの?

K:。。そうですね。

G:ああ、そうだったっけ?忘れちゃったな。ちなみにそんなくみこちゃん、
枕草子を教えていて、子供の反応はいかに?

K:古典なんで、苦手だなっていう生徒も多かったんですけど、
日本人は昔から、四季を重んじてきたんだね、とか、
言葉が美しくていいねっていうことを言ってました。


G:なるほどね。ぼくね、古典だいっきらいだったんだよね。
一ニ点だとか、レ点とか、もうね、なにがレ点や!みたいな。
もうほんっと嫌いだったんだけど、ところが、中国語を勉強するようになって、
最近漢文を読むようになったんだよね。
そしたらね、普通に読めるようになってて、ああこういう意味だったのかって。。。。
でもね、その当時はほんとうにわかんなくって。でもね、その。。。。
古典の先生も大変だったんだろうなって思うんだよね、いまから考えると。
でぼくは最近、
お気に入りの漫画があってね、ROOKIESって漫画があるの。
その漫画の中に出てくる先生はカワトウって先生なんだけど、
そのカワトウって先生はね、古典の自分の授業の最中に本を読むんだよね、教科書を。
で、教科書読みながら、感動して泣き出して先にすすめないっていう先生なんだけど。
これね、くみこちゃんもこういうふうになったほうがいいかもしれないね。
あんまり先生がしっかりしすぎると、生徒っていうのはついていけないんだけど、
例えばくみこちゃんが、文読んでる最中ぽろぽろ泣き出して、
もう読めないとかって言ってたら、たぶん生徒の方で、
先生のかわりに授業すすめなきゃって、たぶん思うと思うよ。

K:そうですか。

G:あんまりね、こうしっかりしすぎて、
なんであんたたちはわかんないのみたいな、態度だとね、
生徒ってね、たぶんついていけなくなるんだよね。

K:そうですね。


G:まあ、枕草子の中でどこらへんで季節感が。。。
出ていると、くみこちゃん思いますか。

K:冬のところなんですけど、昔はストーブとかないので、
炭で火をおこして温まるっていう部分があるんですけど、
そのへんとかをやってたときに、今とは時代のギャップがあるんだけど、
とても風流だねって、子供たちが言ってて、
寒い冬には炭を起こして温まるのがとても季節感が感じられるところだなと思いました。


G:なるほどね。それは、この枕草子の授業をしているのは、
つい最近の話かな?

K:最近ですね。

G:つい最近。くみこちゃんのいる学校のまわりっていうのは、田舎?都会?

K:田舎です。

G:田舎。田んぼある?

K:田んぼあります。

G:だったらそこで
焚き火しながらやるべきだね!授業を。
炭火をたきながら、この話をすれば、そのシチュエーションが、
絶対生徒たちは忘れないものになると思うし。
そうやって、イメージとして教えてあげることのほうがいいかもしれないね。
授業の中でやっててもなかなかイメージできないけど、実際に目の前でさ、
焚き火をしながら炭火をたいてね、炭火っていうのはこういうものでっていうのがわかったら、
たぶん生徒達は感動するだろうね。

K:やっぱり実際に見て、感じると、ずっと先まで覚えてるでしょうね。

G:と思うよ。で、こんな授業してくれる先生いないから。
たったこのことだけを教えるのに、ここまでやってくれるとかなったら、
間違いなく生徒は感動するだろうね。そういうことって大切だと思うけどね。

K:それは、すごくいい考えだと思います。

G:昔ね、ぼくの担任の先生ですごく面白い先生がいてさ、
その人、理科の先生だったんだけど。小学校のときだったんだけどね、
この先生いきなりね、魚の話をしている最中に、次の
授業は釣りだ、とか言ってね、
みんなを釣りに連れてっちゃったんだよね。
で、川でみんなで釣りをしながら、生態系の話をずっとしてるわけさ。
魚っていうのはこういうもので、このえさを食べたこの魚はこんなものに食べられる、みたいな。
で、この川にはこういうものを生息していて、みたいなことを釣りをしながら言うわけさ。
そうするとみんな、普通にそのことを授業だと思わずに聞いてるんだけど、
それが後々授業に出てきたときに普通に答えられたんだよね。
ああこの人天才だなっていうのは、ぼくはあとから気がついたんだけど。
そういうふうにやれる先生って素敵だよね。

K:勉強になります。

G:面白いアイデアで、その子たちを喜ばしてあげたりということができるようになると、
その授業そのものはひとつのエンターテイメント、ショーだよね。
そうなったときは、二度と忘れない授業になるよね、きっと。

K:そうですね。焚き火はやってみたいです。

G:ちょっとやってみたらいいんじゃないかな。
ちなみに、そんなくみこちゃん国語の先生をやってると、
言葉っていうものを大切にしようと思ってるのかな。

K:はい、思ってます。いまの若い人たちって、全然だいじょうぶとか、
言葉が乱れていたり、間違った日本語を話していることが多いなっていうふうに感じるので。


G:なるほどね。うん。。。。まあ、最後に、くみこ先生、
きれいだなと思う文学的な言葉。。。どうぞ。

K:え〜と、季節ごとに好きな言葉があるんですけど、
春だったら、おぼろ月という言葉が好きで、
夏だったら、薫る風と書いて薫風という言葉があるんですけども、
そのことばが好きで、秋はざくろ。冬は、冬は夜ということばが好きです。


G:なんかあの、違うラジオ番組になってきたね。
なんか不思議だね、風情があるね。
ぼくの曲の中で、季節感を感じる曲ってある?

K:はい、「marmalade」という曲。

G:確かにね。

K:ちょっと聞きたいことがありまして、あの曲を聞いていると
雨上がりのさわやかな初夏の情景が頭に浮かんでくるんですけど、
あの曲の季節っていうのはいつですか?

G:ああ。。。。じゃあね、季節をぱんというと、あまりにも面白くないから、
時間があるときに、くみこちゃん、
横浜にね外人墓地があります。
その外人墓地のところから見える景色、
その景色をたまに見に行ってください。
そうすればきっとこの曲の季節、わかる、かも、しれません。

K:わかりました。

G:いやあでも嬉しいね、
ぼくの曲の中で季節感を感じるとかって言ってくれるのは。

K:ほかにもたくさんあったりして、
日本語がとても美しいので、素敵だなっていつも思ってました。


G:ありがとうね。あの、やっぱり日本人だからね、
なんかこう、日本語の美しさみたいなものを出していきたいじゃない?
でもなかなか最近そこまで反応してくれる人っていないんだけどね。

K:そうですか、生徒の中にもGacktさんが好きだっていう子たちがいるんですけど、
言葉遣いがとても上手だとか、テレビなんかで話されているときも、
美しい日本語を話されているって子供たちは言ってました。

G:酔ってないときはね?酔っぱらうとひどいけどね。ほんとに。
でたーすげーじゃん、とかいうからね。ふふふ。
最近ちょっとね、いろんな地方のことばうつってきてるからね、
ちかっぱうめえ、とか。

K:全然意味がわからないですね。

G:ぼくもわからないけどね。三重にもそういう言葉あるでしょう?
ぼくの友達でね、柘植ってやつがいたんだけど、
そいつはいつもね、
いくげ、いくげ、って言ってたね。

K:あ、なんとかげっていうのは、使ったりしますね。

G:ああそうなんだ。ぼくね、三重のやつに言ったんだよね、
そしたら、そんなやつはいないとか言われてさ。いるよね?げ、使う人ね?

K:います。

G:ね、よかった。うそつきって言われなくてすんだ。

K:うそじゃないですね。

G:それでは、そろそろ、この道徳(?)講座もここまでにしたいと思います。
三重県からくみこちゃん25歳、ありがとうございました。

K:こちらこそとても勉強になりました。

G:今度授業のぞきに行きたいと思います。学校名あとで教えてください。

K:ぜひお願いいたします。

G:あのさ、全校集会にいきなりぼくがぱーんと出てって、
いきなり演奏するとか面白くない?

K:それはもう、すごくみんなよろこぶと思います。

G:たまにやりに行っていい?
前々からね、こういうことやりたいやりたいって言ってるんだけどね、
きっかけになる学校をね、探すのが大変なの、すごい。
これさ、何かの縁だからさ、かといって文化祭とかに行くとさ、なんか違うじゃない?
なんか、ほんと遊びにきました、みたいの、そういうのいいよね。
で、
1曲やってバイバーイみたいの。

K:ぽかーんっていう感じだと思うんですけど。

G:それくらいがいいよね。

K:夢のようなお話です。

G:三重県のくみこちゃんのいる学校の生徒のみんな、お楽しみに。
全校集会は必ず出るように!。。。そんなわけで、くみこちゃんまた。がんばってね。

K:はいありがとうございました。

G:全校集会で会いましょう。

K:はい、お願いします。

G:いくげ!


FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。

(CM)



FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。


GacktのFURACHIなオトコたち、
今夜のテレフラは三重県の中学校の先生、くみこちゃんでした。
マイペースな、先生だね。
この授業中のくみこちゃんの印象っていうのは、どういう感じなんだろうね。
授業出てみたいね。授業出るっていいね!
ボンタンはいて、学ラン着て。転校生とかいって紹介してほしいよね。


「東京から引っ越してきました神威Gacktです。
。。。。いじめんといてください」
とかって。
ボンタン学ランで、その日だけリーゼントしていくからさ。どう?
これめちゃめちゃ面白いと思うよ、ほんとに。だめかな?ふふっ。

え〜。。。。それではここで判断に悩むFURACHIをぼくがジャッジする
「これってFURACHIですか?」仙台市おばかなミホ。


「小学校のとき、図工の授業で陶芸の時間があって、先生に、
「文化祭に出品するために、花瓶でもお皿でもなんでもいいからなにか器を作りなさい」
と言われ、黄ばみまでつけたとてもリアルな洋式トイレの便器を作って
文化祭に出品したわたしはFURACHIですか?」

ふふふ。。。。これすごいね。
いま急に思い出したんだけど、どこだったっけ、なんか聞いたことあるんだけど、
どこかの国でさ、日本で使ってるシビンあるじゃない?病院に入院したときに使うやつ。
あのシビンにビールを入れて、こう、なんかグラスに注いで、
乾杯するときは
チンチーン!って言うって知らない?


ぼくその話を聞いてから、5年くらい前から、みんなで乾杯するときに、
チンチーン!って言って乾杯してたことってあったの。
え〜Gacktの悩みに答えてください。

この情報知ってる人。チンチン!の係まで。
きょうのFURACHI度、30パー。こんな感じで、これってFURACHIですか?待ってます。


メールアドレスは全部小文字で。。。。Gacktのスペルはgackt。
はがきの宛先は。。。。。まで。え〜これってFURACHIですか?も送ってください。
最後の番組からのお知らせです。この番組、インターネットでも聞くことできます。
番組のホームページと携帯電話のサイトもチェックして、ぼくの秘密情報ゲットしてください。

今夜は最後まで聞いてくれてどうもありがとう。
来週もこの時間にふたりっきりの職員室(?)で待っています。


FURACHIなオトコが、きみを変えて見せよう。
(終)


back 
レポ作成 イリヤ &編集 tulip@管理人